2011年3月22日火曜日

シンディの背中の日の丸



先ほど、シンディ・ローパーの日本での最終公演(大阪)の模様がニコニコ動画で放映されました。
19時から21時までの約2時間――、12万人強が視聴しました。

しまうま、かた時も目を離すことが出来ませんでした。
実は従姉夫婦が東京公演を観に行って、ブログで本当に素晴らしかった!と絶賛。
音楽に拘りある彼等が絶賛するのは、本当に素晴らしかったんだろうなぁ――、と羨ましく思ってい
たところへ…

昨晩、どんぶらこ――、とひとつのツイートが。

「明日の晩のシンディのコンサートはユーストされます!」

えーーー、マジっすか!!!

凄い時代になりましたよ、つくづく・・・。
昨日の段階では未だ不確定だったのですが、夕方くらいからリンク先も示されたツイートが有り、
あぁ本当にやるんだ!と思い、一目散に家に帰った次第です。

シンディ・ローパーは多少ふくよかにはなりましたが、チャーミングさは変わりません。
ましてや声量は本当に素晴らしかった。
また日本への――、日本人へのメッセージは決して表面的ではなく、愛に満ちていました。
その願いを込めた歌声に、涙がボロボロ出ました。

しまうまは彼女の「日本でコンサートをする」という想いを――、今の日本に蔓延する空気を一蹴して、
「やろう!」とサポートした――、その為に奔走した――、
私たちの目には決して触れることのない日米それぞれのスタッフの気概に感激しました。

そして――、
今晩、彼女の歌を聴いて――、エンターテイメントの持つパワーを改めて感じた次第です。
シンディは冒頭から日の丸を拡げ――、
時に背中に――、時にフロントに身につけながら熱唱続けました。
彼女がこういう思いを担って、勇気を持ってパフォーマンスを英断しました。
彼女の姿を見、改めて被災地以外の私たちは、もっと勇気を持って何かに貢献する行動しなくてはと
考えさせられた次第です。


■ ■ ■ ■ ■
実は今日は学位授与式のはずでした。
しまうま、基本、能天気にのほほーんとしてはおりますが…、
改めて学ぶには余りある齢ながらも、2005年から働きながら博士課程で研究を続けてきました。
途中、体調を崩したり――、出口の見えない6年間(3年の倍数――、ギリッギリの崖っ淵)でしたが、師
事する先生や家族――、多くの方々の有形無形の支えを頂き、何とかゴールに辿り着きました。

しかし、今回の地震の影響で――、中には被災された方がおられたり、或いはイベントをやる際の電力
の問題もあり、数日前に式典中止の報がありました。
予め職場にはお休みを頂いており、今日は共に闘った同窓の方と一緒に事務室に証書を取りに行きま
した。
私が所属する大学のみならず、現在、都内各校の卒業式の多くは中止されています。
今日、そういった状況で式典無くとも、袴を身に着けることを選んだ華やかな女性たちや慣れないスーツ
姿の男性たちを見ていると、胸に迫るものがあります。
しまうまのように一度卒業式をした経験のある者は兎も角、せめて学部生だけでも――、たとえ便宜的な
形でも、何とかならなかったのかなぁ――、と。

その後、しまうまは兎に角、今日は19時のシンディに間に合わせるべく――、
途中に一杯ひっかけ(言葉が悪い・笑)、PC前にスタンバイ。
今日は――、シンディの生き様があらわれた このライブが、心に染みる はなむけ でした。
シンディ、本当にありがとう。

でも明日、目が腫れちゃいそうだ(笑)。



【写真:はい。一杯、引っ掛けました。】

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