2011年8月30日火曜日

初めての国立演芸場――半蔵門



先ほどから霧雨が降り出し、雨脚も徐々に強くなってきました。
週末にかけて台風が近づいて来ているみたいで…、天気予報、注意してウォッチして
いかなきゃ!です。
■ ■ ■

昨日の人間ドックの結果に気をよくした しまうま。
手元の手帳をパラパラ見ながら、ハタッ!と。
ここ暫く映画も――、ましてや舞台も何も…、本当に何も…、観に行っていないことに気
が付きました。

既に夜も遅かったのですが、ブログをup してから性懲りも無く、いろいろ探していたら
発見(笑)。
『囃小屋featuring 扇遊、鯉昇&喜多八 9 落語睦会』――、そう落語です!
落語――、といっても、実は最初に観たのは――、今から6年前、とても最近のことです。
その上、何と!仕事の一環でした(幸運・笑)。
その後、個人的にも立て続けに4~5回は観たかなぁ。
でも、何れもお寺だったり、公民館だったり、小さな場所ばかりでしたが、今日は本当に
久し振りに観に行った上、いきなり!国立演芸場。
やー、デビューっすよ(笑)。

行こう!と思ったきっかけは――、上記のプログラムにその名前があった柳家喜多八師
匠を以前にも拝見したことがあり、その芸風がとても印象深かったからです。
web上は前日では、もうチケットは受け付けておらず――、事務所の名前があったので、
電話をしてみたら、何と!当日券有りで、今、電話で予約出来る――、とのこと(喜)。
こういうのもご縁かなぁと思い、行ってみることにしました。

きかっけとなった喜多八師匠が印象深かったのは、その何とも言えない気の抜けた具合
――、というか、本当に絶妙なんですよね。
彼はしまうまが言及するのも本当に憚られますが、学習院大学の落語研究会から、プロ
になった方で、いろいろご苦労も多かっただろうと素人でも想像するのですが、ご自身の
“努力の痕” みたいなモノを絶対に見せない方です。

常に飄々と――、飄々と。ひたすら飄々と――。

自分も年齢を経ると――、世の中って飄々と生きる――、というのは一見気楽そうに見え
て、実はとてもとても難しいということが、徐々に分かってきます。
しまうまは相当不器用に出来ていて――、ウィットに富んだジョークも言ってみたいのだけ
れど、どうも直ぐ真に受けちゃって――、ホント、センスが無いです(自己嫌悪・省)。

だから喜多八師匠の有り様は、羨ましいというか――、
や、違うな。安易に“羨ましい” とか言ってはダメですね。
彼も自身にコミットしていることがあるし――、日本のこういった伝統芸能の領域のプロフ
ェッショナリズムは、しまうまの想像を絶する世界です。

今日は、喜多八師匠含む4名の落語家さんから成る約2時間半の舞台。
久し振りに落語を聴いて、素直に笑えて――、思い掛けず、本当に豊かな時間を頂きまし
た。みなさん、本当に素晴らしかったです。
今回はVol.9――、会場も常連の方々が多いようでした。
次のVol.10――、日程が合いましたら、是非、また伺ってみたいです(熱望・笑)。


【写真:国立演芸場の入り口の提灯】

2011年8月29日月曜日

人間ドック――再検なし(喜)



8月も最後の週に入りました。
今日も日差しは厳しいものの、日陰は涼しくなりました。
今週のお天気の予報では、30℃を超える日は徐々になくなってくるよう――、本当に安堵
します。
■ ■ ■

毎日ブログを up 出来ないのは残念なのですが、平坦な毎日の中で、しまうま、懸命に生
きてます。
気力が失速することもありますが、元気です(笑)。

今日はいよいよ――、3週間前の人間ドックの結果が来ました。
結果を待つ時って面白くて――、まるで映画みたいに「末期を宣告されたらどうする???」
とか勝手に妄想していて(周囲はいい迷惑・笑)――、
年齢も年齢なので、費用は掛かるものの――、初めて幾つかのオプションを選択しましたが、今回の結果は
異常なし(喜)!

気になる数値は幾つかあるものの、去年のような再検査は免れました(安堵)。

何か――、自分の身体――、老体に鞭打って頑張ってるなぁ(しみじみ・笑)。
もっといろんなことに気遣わなければ――、ですね。
毎日いろんなことがあるけれど――、生ある一日、大切に過ごしていきたいです。


【写真:ちょっと疲れた今日。パワーが出るといいなぁ――、と帰路、花を買いました】


2011年8月27日土曜日

『starnet 馬場浩史の仕事』展――クラスカ


今日は湿気はありつつ――、涼しい一日でした。
しまうまの聞き間違いでないコトを祈りつつ――、明日は真夏日だそう(辟易)…。
ぎゃふん!です(涙)。
■ ■ ■

今日は予てから楽しみにしていたホテルクラスカ に、相当久し振りに伺いました。

その目的は――、
益子をベースに活動しておられるstarnet を主宰する馬場浩史さんの講演会に伺う為です。
http://www.starnet-bkds.com/

馬場さんが東京から益子に居を構えて13年。
今や、益子を訪れる多くの方々が、その目的にするほどの場所になったstarnet 。
しまうまが伺ったのは多分――、2001年頃。
しかし、大変お恥ずかしながら、以降、足を運ぶ機会を逸していました。

一方、地道な努力――、や、“努力” なんて平坦な言葉は全く適切でなく――、
毎日毎日の馬場さんとスタッフの方々の積み重ねがあって――、
今年は東京・馬喰町や、大阪にも店舗を開店されました。

小一時間の講演会でしたが――、
今や伝説的ファッション・デザイナーである熊谷登喜夫さんの下での仕事を経、ご自身の会社
『遊星社』を設立。
少しずつ――、周辺や時代の向かう方向性と「あ、何かが違うなぁ…」と感じ始めて――、
その或る種の“違和感” のひとつひとつを――、自分の感じる方向性へと形にしていったのが
starnet。

実は――、中学生の頃に胃と十二指腸を摘出して――、
以来、ご自身の身体そのものがアンテナとなり――、これまでの人生の様々な場面の分水嶺
において、ひとつひとつ歩を進めて来られたのだそう。
メディアでは存じ上げていましたが、その凛とした存在感が――、本当に素敵な方でした。

今日は伺って本当に良かったです。
クラスカでの展示は、9月11日(日)迄続きます。
お時間許しましたら、是非、足を運んで下さい!

「わー、これが益子焼なの!」という、これまでの概念を打ち消す作品の数々と――、
ファッション、カバン、靴等――、素敵な製品が販売されています。
しまうま、馬場さんが今日、履いておられた靴が素敵だなぁと…、
今日は買えませんでしたが近々――、必ず(笑)!


【写真:ホテルクラスカのエントランスにあったポスター】

2011年8月26日金曜日

今週も無事、終了。



今日の豪雨。
やー、相当雷が轟き、本当に凄かったですね。
しまうまは今日、終日建物の中にいましたが、それでも外の壮絶さは伝わってきましたし、ツイッターでは、
“市ヶ谷の釣り堀も水没”
とか、
“目黒川も危ない”
などというコメントも見られ、本当にビックリしました。

幸い――、夜はそんな雨脚も収まり――、今日は自宅の数駅前から歩いてみることにしました。
てくてく、てくてく・・・、ひたすら、てくてく(笑)。

多分――、そうやって歩きながら、自分の中の自律神経を整え、平衡感覚を取っているのかもしれないなぁ・・・、
と、今、このブログを書きながら改めて気づいたり。

雨上がりの夜、シーンと静まった通りで見られる――、黒く、まるでオイルを塗ったようなコンクリートの道路
の艶っぽさとか、点在する信号の光とか――。
何とも言えずいいですね(写真・笑)ー。

今週は日曜の夜から体調を崩して――、完全につんのめったスタートダッシュとなってしまったけれど(恥)――、
ようやく今日を迎えられて、本当に安堵しています。

湿気の多さは続くようですが――、どうかみなさんも素敵な週末をお過ごし下さい!

2011年8月24日水曜日

『草間 彌生』展――ワタリウム



今日は思いっ切り暑さが戻って来ました(涙)ー。
日差しの厳しいコト、厳しいコト…

今日のブログは基本、自分が必ず足を運んだコトを記そうとしてきたしまうまの――、120投稿目にして、
自分ルールと異なる内容であることを、予めお詫びします。
■ ■ ■

今日はずーーーっと出ずっぱり。
最後の打ち合わせは外苑前。
トコトコ――、目的地に向かおうとすると、左手にワタリウム。
ふと目をやると――、『草間彌生 展』を開催中(写真)。
http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html

おー、そうだそうだ!そう言えば、友人・知人たちが口々に言っていた!
そうか…、これかぁ――、と次のアポイントまで15min 程、時間のあったしまうま、1F のオンサンデーズ
を見ようと思って、通りを渡って見に行ったら、自分が入ってからその直ぐ後に、赤い何かが過ぎ去る
のを確認。
それは草間さんご本人でした(驚)!

勿論、メディアでは存じ上げていますが、本当に驚きました。
丁度、雑誌か何かの取材があったよう。
ワタリウムの前で、カメラマンの方が写真を撮っておられました。

メディアで見るままの方――、赤い ボブヘア、赤に白い大きなドットのお召しもの――、しまうまは確認
出来ませんでしたが、他の通行人の方は車いす自体も赤と白のドットだった――、と仰っていました。
やはり凄ーい存在感(感嘆)!
目がクリクリしていて、お顔に殆ど皺もありません(驚愕)!
同性としては、そのお肌の理由を聞いてみたい(笑)・・・
今日は近くに来たものの、伺えませんでしたが、近いうちに是非!足を運んでみたいです。
なので、今日はきちんとしたレポートでなく、すみません(詫)…
■ ■ ■

さてさて――、
今日のしまうまの外苑前の目的は、海外に居を構える老舗の食品店を日本で手掛け、同時にエッジの
利いたライフスタイルショップを手掛ける方との打ち合わせ。

出会いは、今を遡るコト7年も前になります。
2008年には、当時しまうまが連載していたインタビューの初回にもご登壇頂きました。
しまうまよりも遥かに若いながらも、心から尊敬して止まない――、本当に素敵な方です。
多忙な方であり、お会い頂けるだけでも感謝感激。
なのに、彼自身は全く気負うコト無く――、これまでのまま。
真摯に――、フレンドリーにお話下さり、本当に感激しました。

こういった打ち合わせでは、しまうまなりにビジネスライクに進行しますが、最後にエレベーター前では
本当に深々――、実は嬉しくて泣きそうになります。
自分たちの活動に対して――、有名・無名を飛び越えて――、理解して下さって、本当に何と言って良
いのやら…。
微力ながらも何とか彼の気持ちに最大限に応えたい――、そうしまうまも心底思いました…

2011年8月21日日曜日

『魚金』へGOー!



昨日も――、そして今日も涼しいですね。9月下旬の気候なのだとか(驚)。
やー、天国、天国(笑)。
ホッとします。嬉しいです。
■ ■

昨日はずーーーっと行ってみたかった、新橋『魚金』に行くことができました(喜)!
『魚金』は新鮮なお魚料理を、リーズナブルに楽しめるお店。
今や巷には似たようなお店も増えましたが、その原型になっているお店だと思います。
お客さまの絶大な支持を受け、今やいろいろなところに――、いろいろな形態のお店が増殖中。
http://www.uokingroup.jp/index.html


1年半くらい前に五反田のお店に友人15人と伺って以来。
その時も感激!したのですが、新橋は彼らのベース。
一度、行ってみたいなぁと思っていましたが、新橋というのはどうも――、食事をしに行く機会が中々な
くて――、
昨日はたまたまその界隈に出掛ける用事があったので、友人たちとの会食に迷わず提案!
しかし、彼らの意見を聞いてから予約を――、と思い、同意を漕ぎつけ――、早速、webで調べて、出てき
た店舗を上から順番に電話をしてみたら、ことごとく一杯。甘かった(涙)…、土曜日の新橋なのに。

でもようやく4軒目?にあった『魚金 ゆりかもめ』でようやく席をgetすることが出来ました(安堵)!
伺うと、たまたまその直前にキャンセルが出たのだそう――、やー、ラッキーでした(嬉)。

早速、いろいろ頼んだのですが、本当にどれも安くて美味しかったです。
特にこの写真(んー、何故かどうしてもタテになってしまいます・詫)の “新さんま” のメニューは少し表
面を焙りつつ、お刺身の状態で――、絶品なのは一見、ラー油?とも思しき風体の肝のソース。
これを付けて食べるんですよ。美味しかったーーー!
その他、イワシの梅肉揚げ等々、一品一品の量も多くて本当にびっくりでした。

お店の方も丁寧で、とても良かったです。
流行っているお店――、というのは分かるなぁと思いました。
また新橋に行く機会があったら、行ってみたいなぁ。

しまうまに薦められるまでもない――、と思いますが(詫)、本当にお薦めです!

2011年8月19日金曜日

sincerity ...

やー、今週は壮絶だったなぁ…

よく――、人間に平等に与えられたのは「命と時間――、それだけだ」と言うけれど、時間は否応なしに淡々
と過ぎていき――、
この一週間がウソのように――、今日、こうやって週末を迎えることが出来、本来の意味とは逆に安堵して
います(笑)。

しかも、暑さに喘いだここ数週間。
今日はまた――、これまでの暑さがウソのように涼しさが増していて安堵。
■ ■

今日は疲労困憊。集中が欠けていたのだと思いますが――、
電車の席を立った時にお財布を落としてしまったコトに気付かず――、ホームに降りて暫く歩いたしまうまに、

「お財布、落としましたよー!」
と教えて下さった方がいて――、

「わー、すみません!ありがとうございます」
と深々頭下げるしまうまに――、乗っていた電車に再び飛び乗ろうとしていた彼。
ところが無情にもドアは閉まってしまい(涙)…、電車は出発してしまいました。

「わー、本当にごめんなさい!申し訳ありません」
そうまた頭を下げると、あまりにドアが直前で閉まったものだから、その方は照れ臭そうに――、でもにこや
かに手を上げられました。

本当に申し訳なかったなぁ(詫)…

しまうまの財布なんて――、カード以外、中身、ホント無いですからね(恥)…
本当にその方には何と言ってよいのか分かりません。
一本でも早い電車で帰りたいのは――、皆、同じ。
そう行動して下さったコトに――、感謝の気持ちで一杯です。

sincerity ――、正にその一語。

今日は、自分の大失態で人様にご迷惑をお掛けするに至りましたが――、
こういうヒトの善意の気持ち――、それは勿論、家族や友人・知人と触れ合う中にはありますが、全くの見ず
知らずの方というのは、改めて自分もそう行動出来るのかなぁ…、と照らしながら――、
否、行動したい! と思いました。
■   ■

実は今週は本当にいろいろなコトがあって――、
仕事上、トラブルもひとつあったのですが、この時、相手先のしまうまよりも年長の当事者からお詫びの言葉
は無し――。
そのコトに余計に疲弊してしまったのですが、年を重ねると自分を否定することや、誤りを認めるコトに困難を
伴うのは事実。でもお詫びの言葉も無いばかりか、メールの返信も無い。
まるでそのコト自体が無かったかのように振舞うのは、いや、振舞うような大人にはなりたくないなぁ――、と
しみじみ(☚注:十分過ぎるほど既に大人な自分・笑)。

自分にとって不快なコトは多かれ少なかれ、日々の生活の中であるけれど、素直に謝れる自分でありたい
です。こういう年齢になって、改めて思うのは――、真摯に謝るコトが出来ることこそ、“勇気” なのだと思う
んですよね。
■ ■

兎にも角にも――、今日は無事に終えられたこと、そして最後には自分の誤りを救って頂き、感謝、感謝の
気持ちで一杯であります。
しまうまも、もしも次にこういう場面に出会ったら――、迷わず、今日して頂いたような行動をしたいです。

みなさま、素敵な週末を!

2011年8月17日水曜日

意外と美味い!――ヘルシア・スパークリングのクリアグレープ



先週は多くのクライアントがお盆休み――、にかまけて(笑)、終業後、呑気にノコノコと展覧会など観に行
っていたしまうま。
月曜からそのツケが回り、俄然!忙しくなりました(汗)…
これから11月迄の仕事はノンストップ。
先ずは金曜に大切なプレゼンがあるので、何とか頑張らねば。
だし――、メゲズに隙を見つけ、自分なりの楽しみも見つけていきたいです(☚狙う・笑)…

ということで、拙ブログの更新も毎日は難しそう。
もしも日々お目に留まっている奇特な方がありましたら、本当に申し訳ありません(詫)。
3~4日に一度、覗いて頂ければ有り難いです。
■ ■

今日、お話したいのはベストセラー “ヘルシア”の新製品。
スパークリング・バージョンに、グレープ味が加わりましたよ(写真)!
ツイッターでは知人が美味しい!と言っていて――、先日、Natural Lawsonに入ったら売っていたので早速、
買ってみました。

夏も――、こうも暑いとシュパシュパ~~ッ!と炭酸モノが欲しくなります。
正直、これまでのヘルシアは独特の苦みがあって――、あまり得意ではなかったのですが(詫)、このクリ
アグレープは甘くない上、さほど苦くなくとても美味しかったです!
それでこの飲みモノの効能の謳う――、体脂肪も減らすコトができるのなら――、
一石二鳥???

もしも機会許しましたら是非!


2011年8月14日日曜日

お盆の徒然...


























今日も暑い一日でした。
夜になってようやく 風が出て来て...、ホッとしています。
■ ■

明日はお盆(旧盆)と...、終戦記念日。
ご先祖さまへのそれぞれの想い...、記憶に残るところでは祖父母や、先輩たちや友人・知人に想いを
込める一日です。
今年は年初に叔父が亡くなり...、いろいろ考えさせられるところからスタートした一年。
あれかは7ケ月半が経ちました。

自分も含めて...、当然、人間の命は “有限”と理解していても、心のどこかで自分自身や身近なヒトの
 “死”はまだまだ実感を持てずにいます。
でも、年齢に関わらず、常に...、直ぐそこにある…
本当にいろいろなコトがある毎日ですが、どう生きたいか...、どうありたいか...、意識していきたい
なぁ...、と(あ、話が暗いですね・笑)。

今日は出掛けた最後の帰り道にあったお花屋さんで、ひとつ小さなブーケを買いました。
既に夜の時間だったので、お花はかなりヘタっていたけれど(汗)――、でもお花のある空間はいいも
のです。
■ ■

そして明日は終戦記念日。
今朝の新聞の厚労省の政府広報広告に、
「8月15日は、戦没者を追悼し、平和を祈念する日です」とタイトルがあり、

「8月15日は日本武道館において、政府主催の “全国戦没者追悼式” が行なわれます。  国民の皆さま、
  戦没者に対し、それぞれの職場やご家庭などで正午から1分間の黙とうをお願いいたします」

とありました。
明日のその時間、幸いにもお祈り出来そう...
忘れずにいよう。

2011年8月13日土曜日

鎌倉 『オステリア・コマチーナ』――緩やかな時間




毎日暑いですね(溜息)…
今晩も相当な熱帯夜のよう――、みなさん、体調は大丈夫ですか。
水分をしっかり摂っていきましょー。
■ ■

昨日は、友人たち家族との会食に鎌倉まで。
鳴々 “鎌倉”――、何て素敵な響きだ(喜)ー!
正直、かなーり遠いのですが(詫)、本当に行けて良かったです。

場所は鎌倉駅を出て、一番の商店街である小町通りにある『オステリア・コマチーナ』。
http://osteriacomacina.seesaa.net/


友人がここを選んでくれたのは、勿論、美味しいこともあるけれど――、
共通の友人・もろはしさんの――、そのまた友人の方がおやりになっているのだそう(驚)。
やー、世の中狭いっす。

友人は随分前から予約をしてくれていて、本当に有り難かったです。
素朴な店内――、ビル自体はとても古く、しかも2Fにあるので、知らなかったら絶対に来ないだろ
うなぁ――、という感じですが、味と値段には本当に驚き!でした。

それにワインは、ビオばかりで拘りの――、魅惑の品揃え(嬉)!
本当に素晴らしかったです。
実質4人で――、見事にボトルを3本開けました(呆)。

地元のお魚を使った前菜の数々――、今のシーズンのトウモロコシのスープ――、
各種パスタ&デザート…、いやはや食べすぎましたよ(省)。

周知の通り、鎌倉は都心から1時間――、
歴史ある街なので、突然ぴょん!とは住み難いかもしれませんが、それまで主だった観光にしか
来たコトの無いしまうま。
素敵な街だなぁ・・・、と改めて。

それにしても昨日の今日――、
コマチーナの木目と白い色でできた素朴な店内に――、緩々と流れていた空気は2011年――、
素敵な夏のひと時でした。

本当にありがとうございました(深々感謝)ー!


【写真:お店の看板】

2011年8月11日木曜日

『WOMEN on the TOWN 三越とパルコ、花開く消費文化』展―― アド・ミュージアム東京



今日も酷暑でした。みなさん、大丈夫ですか。

しまうまも暑さの疲労激しく――、大抵、お昼は外食をせずにお弁当を持参するのですが、ここ数日は食
後、30min は横になって午後の仕事に備えています。
消耗しますね(辟易)…
■ ■ ■

今日も仕事の後に――、
汐留・吉田秀雄記念事業財団のアド・ミュージアムで開催中の『WOMEN on the TOWN――三越とパル
コ、花開く消費文化』展を観に行きました。
しまうまは、既に何度もこのミュージアムでの展示は観て来ましたが、今回は特に興味深い展示でした。
http://www.admt.jp/

“都市の触覚である店(小売業)は、時代のトップランナーだ” ということで――、
「三越」と「パルコ」――、一見、同じステージとは捉え辛いこの二社を広告の視点から取り上げたこの展
覧会。
いずれの企業にも――、「三越」は日比翁助、「パルコ」は増田通二という――、互いに生きた時代は違え
ど、リーダー達それぞれが懸けた想いがあって――、改めて “企業は人なり”を実感しました。

よく「時代のニーズを察知して」とか、「百貨店はお客さまに “夢” を売る商売だ」と簡単に言うけれど、
彼らが取り組んで来たひとつひとつの軌跡は、正にうなります。
「百貨店は “劇場” である」と言うヒトもいて――、都市機能の中で人々にハレの場を提供し、或る高揚す
る気持ちを喚起してきたことも事実。
今の時代に見る小売業の難しさは、時代と共に生活者の希求水準が上がり、またチャネルの選択肢が
膨大に増えていることによって、その存在価値が薄まっているのだと思います。

しかし、いつの時代にも競争があり、勝者と敗者があった――。
「昔だからビジネスが容易だった」とは、決して言えません。
時代のうねりに対して、小売りはどう?応えてきたのか――、広告に興味ある方は勿論のこと、小売に従
事する方は、是非!

またフライヤーのみならず、企画展の度に発行されている冊子が素晴らしいので(無料配布)、展覧会を
ご覧になったら、お持ちになることをお薦めします。
展示は10月10日迄――、入場は無料です。

そして、お時間許しましたら――、
併設されている広告図書館も、個人的には大好きな場所。
決して大きなスペースではありませんが、広告のみならず、マーケティング、ブランディングに関する資料
が豊富です。
貸し出しはありませんが、登録をするとCOPY等を取ることもできます。
施設の方々も親切です(☚ここ大事・笑)。


【写真: 展覧会のポスター】

2011年8月10日水曜日

『名和晃平――シンセンス』展 ――感動!必見!



今日は仕事の後、超猛ダッシュ!で、現代美術館の『名和晃平――シンセンス』展を観に行きました。

先日『フレデリック・バック』展を観に行った時、両方観るコトが出来たのなら、割引のチケットも有り、リー
ズナブルだったのかもしれませんが、しまうま――、素直にフレデリック・バック展だけでもうお腹一杯(笑)。

いつか行こう!行こう――、と思いながら――、先日お会いした尊敬する先輩が、
「しまうまさん、絶対に観に行かねばよ!」と力強く仰って――、会期を確認するといよいよ8月28日迄。
正にカチカチ山(笑)――、今日、早速行ってみることに。
■ ■

清澄白河から現代美術館への道程。
このふた月で3回目となり――、景色も慣れると結構近く感じ、しまうま、足取りも軽やか(笑)。

やー、会期は28日迄ですが・・・、未だ観ていない方がいらっしゃったら――、
絶ーーー対!お薦め!
しまうま、ここ数年で最も心に残った展示のひとつです。
■ ■

展示はVIDEOを含む、12の構成から成ります。
しまうまが特に感銘を受けたのは――、
PRISM
BEADS
POLYGON
VILLUS
LIQUID ・・・、です。

会場の構成も本当に素晴らしく――、
個人的なお薦めは――、
・PRISMからBEADSに進む道――、
・BEADSから次の部屋に行く時に振り返って観ること――、
・オレンジの光に照らされているVILLUSの部屋の一番奥右側から――、POLYGONの部屋に照らされる青
 い仏像が映しだされるところ――、
素晴らしいです。
■ ■

また作品そのものも――、
PRISM の製作手法には感嘆(驚)!
説明書を読まなければ、コーティングしてあるのかな?程度の認識でした。
VILLUS も最初に度台を作り、その後に発泡ポリウレタンのスプレーを吹き付ける――、というもの。
観れば観るほど――、驚きのテクスチャーです。
1Fのミュージ―アムショップの奥で、この製作過程がVIDEOで流れていましたが、とても大きいもののある
のに、重さは無いんですよね(ま、ウレタンだからですけど)。
それが今のテクノロジーだなぁ…、としみじみ。

しまうま、不勉強でしたが――、名和さんの製作というのは、勿論、名和さん自身が主導なのですが、チー
ムで作り上げていくスタイル。
だから、とてもダイナミックです。あー、日本には素晴らしい方がいるんだなぁ…、と。

普段、こういった展示を観に行くと、大概、ポストカードを買うのですが、今回の名和さんのは買いませんで
した。
これは、決して悪い意味ではないのですが――、
しまうまにはあの空間とあの作品のインパクトが凄過ぎて――、自分の印象にフィットする2Dの写真があ
りませんでした。こんな自分の行動も本当に久し振り。

あと2週間の展示――、お時間許しましたら是非!


【写真:今回の展示の――、象徴的な一品 “BEADS” のポスター(会場にて)】

2011年8月9日火曜日

赤松晃年 『THE☆AKAMATSU』展――Hidari Zingaro




今日の午後はお休みを頂いたので――、
少し横になって体を休めた後(緊張もあってか?今朝は3時半に起床・笑)、
赤松晃年さんの個展 『THE ☆ AKAMATSU』を観に、中野ブロードウェイのHidari Zingaro 迄。
http://goo.gl/Is96y

先日、フクヘン。さんの個展も観に行ったところなので、それほどインターバルは無いのですが、
やー、この中野ブロードウェイというのは、改めて日本が世界に誇るサブカルチャーの百貨店ですね。
凄~くユニーク(笑)。頑張って残って欲しいなぁ・・・
■ ■

しまうまがこの展示に魅かれたのは――、
Kaikai Kiki さんから頂いたインビテーションでした。

目に飛び込んで来たフライヤーの絵に――、
「あ、次はマンガ系かぁ…」、そう思ったのも束の間――、フライヤーの文言に目を奪われました!


以下、転載――、
――赤松晃年34歳。現在借金60万円。バイト(回転ずし店アルバイト)。返済見込みなし、、、。
   Mr.のアシスタントを3年やり、2010年に独立。GEISAI♯14、中野のHidari Zingaro オープニング展、
   Mr.がキュレーションの『Mr. のChirldren』、 『Mr.のChildren 大阪やで!』にも出展。完売。
   とにかく、作品は安いので、画料は生活の足しにはならない。絵だけ描く生活をすると途端に破綻する。
   だからバイトをする。毎日毎 日書き、待てど暮らせど、そうすると、また、描けなくなる。繰り返し。
   いつの間にか34歳。赤松はまだ生きている。
   まだ絵が描ける体がある、あきらめきれない。その弱くも儚い夢を信じ、描き、生き続けている。
   休みの日、空いている時間はもちろんペイティング!
   痛いアーティスト。痛っ、痛っ、痛ーたたっ!
   しかし、一つだけ言えることは赤松は諦めない。ダメでも、諦めない。
   “辞めた方がいい、くそ” といわれてもやれるか?
   そして、そして、キタ~~~ッ!『THE ☆ AKAMATSU』!
   今度の中野のHidari Zingaro 個展開催のチャンス!
   最初で最後かもしれない。赤松の表現。
   ギャルについて。
   “僕はギャルなんですよ”と、、、。
   何を言っているのかわからない。けど、よろしくです。
   そして、それでも今日も明日も絵を描く行く、、、。――
   (Mr.さんによるコメント)


これを読んで――、これはタダものではない(笑)!ということで覗いてみることに。
作品はラフなデッサン5,000円くらいから――、10,000円、中心的には30,000円くらいのものまで。
このフライヤーの絵はとても大きくて18万円くらいでした。
数点、購入!のマークありました。

この絵自体は、正直、しまうまの好みと異なるのですが、でもこのフライヤーのストーリーは素敵だなぁと思
いましたし、赤松さんには頑張って欲しいなぁ――、と思いました。

“諦めない”――、っていうのは当然、覚悟と――、勇気の要るものです。
しまうまも見習います(粛々)。
■ ■

今日は初めて、このブロードウェイの2Fにある“pixiv Zingaro” にも寄ってみました。
http://pixiv-zingaro.jp/
 
pixiv については、しまうまよりみなさんの方が余程ご存知だと思いますが――、
“人と人が絵でつながる イラストコミュニケーションサービス” 。
お恥ずかしながら知ったのは極最近の美術手帳(2011年6月号)でした。

直ぐに理解出来るーーー!とは素直には言い難いのですが、一枚一枚の絵に懸ける、ひとりひとりの情熱
は凄く伝わって来ました。
こちらの展示は、先の赤松さん同様、8月16日迄。
以降も続々と面白い展示やトークショーが続きます…


【写真:赤松さんの展覧会のフライヤー】


人間ドック ―― 胃カメラ・デビュー



今日も暑い一日でした。
しまうま、今日は人間ドックの日。この日の為に、ふた月前から体調を整えて来ました。
やー、今更、食事制限をするようなストイックさも全くないし(開き直り)――、ただ去年はちょっと数値
が高くなったので、2年前に戻すことを意識しました。

そしてそして――、今日は人生初!の胃カメラに挑戦(覚悟)!
■ ■

私の友人はバリウムが苦手で――、ここ数年、人間ドックの時には胃カメラをやっていました。

「しまうまさん、全然 楽ですよー」

と頻りに言うので、恐る恐るやってみることに。
それまでは全然大丈夫だったのに、昨日の午後辺りからハタッ!と にわかに不安になり――、
今一度、友人に聞いたり、数年前に胃がんの手術を受けた先輩に聞いてみたり――。
でもみんな、「大丈夫だよ~」と言うものだから、ようやく覚悟が決まりました(往生際が悪い・笑)。

万が一に備え(何をだ?)――、午後は半休を頂きました(用心深い)。
今朝もいろいろな邪念が過り(おいおい)――、それを癒そうと、先にご紹介した福岡伸一先生の『動的
平衡』を持参。

この中で先生は――
「そもそも人間はミミズやナメクジから進化したものであり、正に我々の人体は彼らのように一本の“管”
   から成るのだと」(P72)

「単純化すれば人間の身体はチクワのような中空の管に過ぎず、その他の穴はチクワの表面に開いた
   穴や窪みでしかない」(P70)

とさえ仰っています。
つまりは私たちが常々 “体内”と考えている胃を始めとする内臓ですら、厳密には “身体の外”なのだ
そうだ。
もうー、このチャプターを何度も読み返して、自分に言い聞かせました――
「しまうま、いいか、内臓の検査じゃないぞ、管の調子を診てもらうんだ」と。

で、順調にいろんな検査を終え、いよいよ処置室へ――、いざ!出陣。
しまうまと一緒の順番の男性の方は看護婦さんに「去年もここで受けました」と言い、
看護婦さんは「えーっと、しまうまさんは初めてですね!」と言ってくれた割には、不安な私に見向きも
せず、サバサバと作業を進めます(笑)。

まー、受診者が多いから、いちいち構ってられないし、彼女たちに心配されたら、確かに一気に突き進
む気持ちが萎えてしまいそう。

先ず胃の発泡を押さえる薬を飲み――、舌の上に氷に溶かした麻酔薬を乗せ、暫し待ちました。
そして順番が呼ばれ、入って行くと――、そこには見覚えのある先生が!
そう! 丁度5年前に腸の再検査になった時、内視鏡を受け持って下さった女性の先生だ(涙)ー!
凄くいい先生で、技術も素晴らしく、不快な思いや痛い思いも無く――、身体の負担が少なかったコトを
思い出して、不安は一気に拭えました。

「よぉし!先生に任せよう」

そう思って、途中は確かに苦しかったけれど――、無事、検査終了。
結果は特に問題なし(嬉)!
バリウムは影を見るだけだから、内視鏡はより詳しく診て頂けて気持ちスッキリ(喜)!

多分、バリウムに戻ることはもうないなぁ…
しまうまにいろいろアドバイス下さったみなさん、ありがとうございました(深々感謝)。
お昼はお蕎麦を頂き、モノを美味しく食べれるコトに心から感謝。


【写真:検査後の諸注意。麻酔が効いているので、直ぐにご飯が食べられないのが難点・・・、と言えば
     難点?笑】

2011年8月7日日曜日

続・ 『椎名誠 旅する文学館』――神楽坂セッションハウス



やー、今日の都内のゲリラ豪雨――、短時間にバケツをひっくり返したような雨量。
みなさん、大丈夫でしたか。
少しだけ待っていると、大分弱まってくるので、多少の時間のロスには寛容でありたいものです(☚自分に
言い聞かせる・笑)。
■ ■

さて――、
今日も椎名誠さんの展覧会について。

昨日は講演会に伺い、今日は怪しいお天気の中、展示を観に行きました。
小さなスペースながら、椎名さんの年譜、幼少の時からの自筆の記録、これまでの全ての出版物――、
思い出深い品々――、そして一番奥のスペースが映画への思いがこもったスペースという構成。
■ ■

展示を拝見しながら――、世田谷文学館を思い出しました。
あ、でも世田谷文学館の展示って亡くなった方ばかりだよなぁ…、そう思って今、チェックしたら和田誠さん
がwww
大変失礼しました(詫)。
であれば、椎名さんが展示される日も近い(期待)!
■ ■

展示されていた本は、「ひゃー、こんなにあったんですね!」という数(驚)。
本当に凄いです。
それに展示の仕方がとても素敵!で――、ひとつひとつのコーナーに椎名さんのコメントが置かれているの
と――、展示されている本は手に取って読むことも可能ですが、手に取ると――、立て掛けてある棚の椎名
さん手書きのイラストが笑えます(笑)…。

その圧巻さがあるものの――、しまうまには椎名さんの思いは映画にあるように感じました。

「あと一本撮れたらなぁ」

最後の映像のコメントにありました。
やー、一ファンとしては撮って欲しいなぁ…、けれど映画って、素人の想像を絶するお金が掛かるのですよね
(しみじみ)…
はぁ…、でも観てみたいなぁ(熱望)。
■ ■

入り口の言葉に、椎名さんがサインする時に――、その方の名前とイラストを入れるのを常としている――、
という一文が…
ぎゃーーーっ、昨日、焦って「椎名さんのお名前だけで」なんて言ってしまった(汗)!
大変(絶望的・・・、絶句)!
失礼なコトをしました(溜息)・・・。

許されるならリベンジしてみるか・・・

※展覧会は8月18日迄。以降、福島、新潟を巡回します。

【写真:フライヤー】

2011年8月6日土曜日

『椎名誠 旅する文学館』――神楽坂セッションハウス



昨日から、『椎名誠 旅する文学館』が神楽坂セッションハウスで開催。
http://www.shiina-tabi-bungakukan.com/bungakukan/


今日は期間中、4回開催予定の内、二回目のトークショーに出掛けて来ました。
この開催を知ったのはFB。
やー、知らなかったら本当に大失態!でしたよ(冷汗)。

■ ■ 
しまうま、学生の時に随分、椎名さんの文庫を読みました。
先ず――、タイトルがタダ者ではない(笑)。
多分、最初に買った文庫は「わしらは怪しい探検隊」。
以降――、
「さらば国分寺書店のおばば」
「気分はだぼだぼソース」
「かつおぶしの時代なのだ」
「哀愁の町に霧が降るのだ」
「場外乱闘はこれからだ」
「地球どこでも不思議旅」
「いま、この人が好きだ!」
「インドでわしも考えた」
「赤眼評論」
「怪しい探検隊 北へ」
「蚊」
「全日本食えばわかる図鑑」
「岳物語」 等々…

本当に楽しい本ばかりでした。

椎名さんのお仕事は執筆のみならず、TVへの出演を始め、ご自身もメガホンを取られたり――、
本当に多岐に渡ります。
勿論、講演会もその内のお仕事でしょうが、しまうま “生” で見るのは初めて。
やー、一時期、自分が凄く傾倒した方の講演会――、しかも二十年経って(☜ここはミソw)。
■ ■

改めて、椎名さんのどういうところに惹かれたんだろう――、と思うと3つあるかな。
①  ひとつは何と言っても、その『文体』。
    「えっ!こ、こんな表現でいいの?」と読み手が心配になるくらい――、カジュアル(笑)で
  読み易い。
②  そして、独特の審美眼と観察力。
③  最後は現場力。
   兎に角、何が起こっているのか?を、ご自身の足と五感を使って、時に危険を冒してでも挑戦
   しててこられた点です。

だからこそ、それまでのエッセイと違うアプローチの――、そして しまうまのように、その未知の世
界に思いを馳せた方も多いのではないか――、と思います。

■ ■
今日のトークショーは『最高の旅、最悪の旅』がテーマ。
これまでに椎名さんが挑戦して来られた旅を――、かな~り具体的にお話頂きました。
文体同様――、とても軽快なお話で惹き込まれる一方、シリアスな話題では考えさせられることも多
かったです。

やー、日本で細々生きているしまうま――、それでも毎日一喜一憂し、あれこれバタバタなのですが、
分かってはいるけれど、自分のスケールの小ささを改めて思い知らされた――、というか(感慨深い)。
■ ■

椎名さんの――、白いTシャツにオレンジのカジュアルなシャツ――、そしてブルージーンズに下駄と
いういでたちは、思って来た椎名さんのイメージで感激しました(笑)!
そんな椎名さんは1944年6月生まれ――、今年で67歳。
やー、全然見えないです(驚)。

会場には、女性が弱冠優位か――、でも60代くらいの方から20代くらいの方まで、本当に幅の広~い
方々が。
そして、椎名さんのお話にみんな、うんうん頷いたり、笑ったり――、とても素敵な雰囲気でした。
それは偏に彼の “場力” なのだと思います。
何とも言えない――、ふくよかな素敵な空気でした。
■ ■

講演終了後、サイン会がありました。
折角の機会。椎名さんに出会うまでに既に20年が経過していますので(粛々)、もう後にも先にもこ
んなコトは無いかも――、と思い(笑)、『いいかげんな青い空』を購入。
帯にあった “人生はまぁ なんとか楽しい” に魅かれました(笑)。
で、その本にサインを頂きました。

みなさん、ご自身の名前を書いて頂いたり、写真を撮ったり、握手をされたりしていました。
サインの行列が段々自分に近づくにつれ――、どうお話をしたらよいのか??? みなさんが凄いだけ
に――、しまうま、段々緊張して途方に暮れてしまいました。
“ファン歴” から言えば、決して劣るものでもないのですが――、名前を入れてもらうのは止め、

「あ、あの…、椎名さんのお名前だけ書いて下さい」

と言うしまうまに、多少拍子抜けされた感――、はありましたが(詫)、家に帰って見直しても――、
私はこのシンプルなサインが気に入っています。
■ ■

今回の神楽坂の展示は今月18日(木)迄。

椎名さんにお会い出来るトークショーは――、
12日(金)には椎名さん、渾身の作――、『白い馬』の上映を含む2時間半のプログラムや、翌13日
(土)には『写真は雲とのタタカイだ』
と続きます。
参加は1,500円――、椎名さんファンの方はマストです(笑)!

【写真:本に頂いたサイン】

10年の歳月




やー、ホッとしていたのも束の間――、また蒸し蒸しがやってきましたよ(辟易)~。
そして、今週も無事?終了――、ようやく ひと息つけそうです。
■ ■ ■

今日は2001年に出会った友人たちと先輩との食事を――、目白のイタリアン『ラ・ヴィネリア』にて。
http://www.lavineria.jp/

「あなた、外食ばっかりじゃない?」とお思いの向きもあるやもしれませんが(汗)…、
この食事会は、今日集まった面々のスケジュールをひと月半前に遡って調整――、
寧ろ昨日のイベントが急遽伺うコトになった…、という流れ(言い訳過ぐる・笑)。
最近、目白駅至近の企業に転職した 友人の近況報告も兼ねての食事会。

■ ■

出会ったのは――、丁度10年前。
彼らの顔を見ながら、この10年の出来事に想いを馳せました。
しまうま含め、いろんなコトがあったのは事実でしょうが――、みんな本当に変わらない。
席についた――、正にその “瞬間” に時間がギュギュッと縮まる感覚がありますね。

「まるで家族みたい――」 そう友人たちは形容していましたが、そんな感じ。
先輩含め、年齢やジェンダーや――、様々なモノを軽~く超えた 楽しいひと時でした。

先輩の弁も素晴らしく――、抱腹絶倒(笑)。
改めて、みなさんと出会えたコトに深く感謝。
■ ■

今日伺った 『ラ・ヴィネリア』はBRUTUSの “東京酒場メモ200” にもありました。
カジュアルで――、サービスも良かったけれど、コンセプトは基本、オステリア。
上質な素材を使っているのはその通り――、でも、価格は少し高めかなぁ…
ワインは好みと予算を言えば、探してくれてとても親切。
味は美味しかった!上、お店の手前にはカジュアルに利用出来そうなカウンターもあったので、また
近くに来ることがあれば是非、行ってみたいです!

【写真:生ハムの盛り合わせ――美味しかった!】

2011年8月5日金曜日

原宿 『ブラッセルズ』 ――ベルギービール専門店
























先の『The Terminal』のレセプションに、大切ないつもの友人たちと伺った後――、
食事をしよう!ということで、近くの原宿『ブラッセルズ』に伺いました。
http://www.brussels.co.jp/STORES/b-harajuku.html

時計は既に21時。
ラストオーダーは22時半――、駅からも近く、みんなで食事をして帰るには最適。
原宿らしからぬ、そのロケーション――、大好きなお店です。

今日は各々気に入ったベルギー・ビールを飲み、様々なプレートを試し――、
総勢7名で伺い、ひとり3,000円くらいでした(驚)!
これまで2~4人で伺うことが多かったのですが、食事の量が多いので、6人くらいいるといろいろな
モノが試せることを、今更ながら発見(笑)。

本当はあまり口外したくないのですが(心が狭い・笑)――、
原宿で――、それなりのゆったりとした雰囲気で過ごしたい時――、心からお薦めしたいお店です。


【写真:光源が全然足りなくて真っ暗なのですが、とっても美味しかった!マッシュルームのアヒー
     ジョ】

神宮前 『The Terminal』 がopen!



今日は原宿に 『The Terminal』 という新しいスペースがopen!
早速、伺って来ました。
竹下通りからUA本店に向かって歩いて行く小道にあります。
http://theterminal.jp/

んー、インターネットカフェでもないし――、正直、どう?表現したら良いのか悩みます。
コンセプトは《ノマドワーカーの為のクリエイティブなスペース》というコトのよう。
入会金150円(安!)を先ずは支払い、基本料は30min 190円。

そうするとMAC 6台他、オフィスワークに必要な様々な設備を――、当然、有料のものあり
つつ、利用することの出来る24hの、或る意味、実験的なスペース。

プロデュースはThink Green。
グラフィックはCiboneが担当等――、話題が満載です。
今日はボード・メンバーに名を連ねる素晴らしいゲストと共に、華々しいスタート。

これが実際、稼働していく中でどのような空間と化し、オペレーションになっていくのか――、
やはりそこに集う方たちの、様々な意味でのクオリティが全てを決めるのでしょうね・・・。
今日はしまうまも いちユーザーとして登録させて頂き、今後、是非、利用させて頂きたいなぁ
と思います!


【写真:レセプションの様子】

2011年8月3日水曜日

福岡伸一著 『動的平衡』



8月に入り3日目。
ここ数日の東京は暑さも落ち着き――、しまうまも安堵しています。

日記を書こう、書こうと思いながら――、月・火バタバタしてしまい、家に帰るともうそのような気力は一切
残っておらずに枯渇…、
今日は少しエネルギーが残っているので、書いておこうと思います。
■ ■ ■

今日は珍しく――、本についてです。
福岡伸一先生の『動的平衡』――。
2009年に出版された本です。

きっかけはふたつあって――、早く帰途に着いた時に耳にする、J-Waveのソトコトの小黒一三さんの番組
で時々引用されていたコトと――、
先日、片平秀貴先生のツイートの中に、この本のフレーズで興味深い文の引用があったからです。
早速、アマゾンで購入。
■ ■

こういう領域の本ではベストセラーの本ですが、やー、もっと早く出会ってれば良かった(後悔)!
この本に先立つ2007年、福岡先生は講談社現代新書から『生物と無生物のあいだ』を上梓。
雑誌ソトコトでの連載等をベースに、この本を書いておられます。

先の片平先生のツイートに引用されていたのは「何故?歳を取ると、時間が過ぎるのが速いのか」――、
むむむ、切実な問いです。

福岡先生は、人間に与えられる――、例えば24時間という時間的な物量はどの年齢にも公平だが、歳を
重ねる毎に新陳代謝が遅くなる為に、新陳代謝の活発な子供にとっては、一日が経つのがゆっくりである
一方――、大人は新陳代謝がゆっくりゆっくりで体感は遅く過ぎるのに、時間は子供たち同様のペースで
過ぎるので、時間経過が速く感じる――、というもの。

■  つまり実際の時間経過に、自分の生命の回転速度がついていけていない――、そういうことなのである
  (P45)

なるほどー!(合点)

この本の内容は本当に素晴らしく――、
■  食べ物に含まれる分子が瞬く間に身体の構成成分となり、また次の瞬間には身体の外へ抜け出してい
  くことを見出し、そのような分子の流れこそが “生きていること” だとシェーンハイマーは明らかにしたの
  である(P34)

■  “人間の記憶” とは、脳のどこかにビデオテープのようなモノが古い順に並んでいるのではなく、「想起し
  た瞬間に作りだされている何ものか」なのである(P36)

それから――、
■ 人間は考える “管”である――、というくだり(P72)や、

■ 生命活動とはアミノ酸の並べ替え(P74)というくだりも興味深く、
  ――合成と分解との平衡状態を保つことによってのみ、声明は環境に適応するよう自分自身の状態を調
     節することができる。これは正に「生きている」ということと同義語である(P75)

■  ES細胞とがん細胞のくだり(P155) 等々


しまうまのような全く生物科学の門外漢でも、凄く興味を持って読むことが出来ました。 
改めて――、今 “生あること”への神秘を感じた次第です・・・

2011年8月1日月曜日

日曜の徒然…
























今日はお天気はぐずついたものの、涼しい一日でした。
今日は日曜日なのに、珍しくバタバタ。
■ ■ ■

午後から現代美術館の講堂で開かれた『墨田・江東におけるまちづくりへの挑戦』というシンポジウムを
聴きに。
これは日本におけるベネチアの都市計画研究の第一人者でもある、法政大学の陣内秀信先生を中心とした
シンポジウム(写真はそのフライヤー)。
前半は、震災の為に発表叶わなかった先生の研究室の方々の研究発表や、パネルディスカッション。
前回、リクルートで開催された震災後の都市の在り方は考えるシンポジウムもそうでしたが、建築の方々
の考え方というのは、普段、地べたを這いずり回りながら生きているしまうまのような超 “虫の眼” の輩に
とって(恥)、彼らの “鳥の眼” 的な視点は「なるほどー!そんな見方もあるのね…」と、とても勉強にな
りました。
※前回伺ったシンポジウム☟
http://okawatom.blogspot.com/2011/07/311.html

進行が押し、残念ながら最後まで聴くことが叶いませんでしたが、今回は特にこの地域の形成についての
歴史的なアプローチから、これからの在り方を展望する...、という内容で興味深かったです。

その中でカルチャースタディ研究所の三浦展さんが、パネリストのおひとりとして出ておられました。
これまで長きに亘り、東京の西側を調べてこられた三浦さんが着目しているのが、この東側。
三浦さんの興味がどのようにシフトしていったのか...、そして歴史的にこの東側...、“下町”という定義は
どう?変わっていったのか...、等、とても興味深いお話でした。
そして何と!10月には朝日選書から「まだ見ぬ東京――スカイツリー下町散歩』という本を新たに出版され
るのだそう...、相当楽しみです(笑)。

みなさん、今、東京の “東” は熱い!ですよー。
今月発売(恐らくお盆明け)のWWD JapanでもEast Tokyoの特集を予定しているそう。
http://www.fashionnews.jp/magazine/wwd/latest.php

その記事が、私たちがWWD Japanで欧米のファッション・ニュースを読むように、本紙に翻訳されて載っ
たら素敵だなぁ...
■  ■ ■

その後、一路 “経堂” へ。
前回は3月だったか?――、伺った笑和堂さんでの東野ひろあきさん主催の『大人話の会』に友人と。
この会には前田一知さんが合いの手――、という名の “時に” メイントークと(笑)、今日のゲストは故・中島
らもさんの長女の中島さなえさん。
とても楽しい会でした。

この笑和堂さんは小さなスペースながら、ウッディな内装と、その雰囲気に合った温和なお店のおふたり
が素敵ででとても落ち着きます。

食事もお酒に合うようなモノばかりで(喜)――、しまうまの前回のお気に入りは“さば缶マリネ カレー風味”。
勿論、今日もオーダー(笑)。

東野さんは先日、『泣きむしハナ 泣かなかった』という絵本を上梓されたばかり。
http://goo.gl/UHX3f

最後に、会場におられた声優の方が即興で読んで下さいました。
やっぱりプロの語りは本当に違う(しみじみ)。
情景が浮かぶようでした。
■ ■

終了と同時に会場を失礼し――、友人のご主人を交えての食事を。
友人とはコトある毎に会っているのですが、おふたり揃ってはほぼ3年強振り。
美味しい食事と、互いの近況報告に花が咲き、これもまた楽しいひと時でした。
しまうまから見ても、本当に素敵なご夫婦で和みます(笑)。
■ ■

以前、書きましたが、しまうま、基本、日曜日は昼間は兎も角、夜は出掛けません。
歳を重ねるにつれ、直ぐに疲れてしまいやすく(告白)――、仕事人としては、来るべく1週間に備えて体調
を整えなければだからです(あー、昔は全然平気だったのになぁ・ぼやき)。
今日は多分――、数年振りに出掛けた日曜日の夜。

盛り沢山で――、でもお会いしたみなさん、素敵な方々ばかりだったから、これを活力として――、来たる8月、
頑張りまーす(笑)!