2011年4月30日土曜日

『白州正子――神と仏、自然への祈り』展に行きました。


白州正子さんの生誕100周年で開催中の『白州正子――神と仏、自然への祈り』展を観に、世田谷美術館
まで☞  http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

ここも相当久し振りに足を運びました(隔世の感・笑)。
今日はとてもいいお天気で――、スポーツに興じる子供たちやお散歩をする人たちなど――、新緑の中、
みなさん、思い思いのお休みを楽しんでいました。
今日は昨年より6日も早く沖縄が梅雨入りの報もありましたが、快適に過ごすことの出来る残り少ない
この時間を大切にしたいものです。
■ ■ ■ ■ ■

今回、この展覧会では白州正子さんが訪れた寺社の名宝120点を一挙公開!――、ということで無名のも
のから国宝まで約120点を展示。
白州正子さんの著書を沢山読んだ訳では無いので、あまり多くを語ることは出来ませんが、もう6~7年
くらい前に一度、町田・鶴川にある『武相荘』に足を運んだことがあります。
http://www.buaiso.com/

とどのつまり、“ライフスタイル”ということなんだと思うのですが、その圧倒的な美意識にもう何と言
ったらいいのか――、とても考えさせられたことを思い出します。
もしも足を運ばれる機会がありましたら、本当にお薦めです(あ、しまうまに言われるまでもないです
ね・詫)。
伯爵家の家に生まれた白州さんの――、敢えて西洋的なものを志向せず、日本の暮らし――、筋の通った
美意識がガンガン伝わって来ます(んー、表現が全然ソグってない・詫)。
勿論――、メディアによって作り上げられたイメージも否めませんが、今尚、多くの女性を中心とする
ファンに支持されています。
■ ■
今回の展示は、日本の大小の寺社からこの展示の為に集められた数々――、そのキュレーションの労に、
先ず心からの敬意を払いたいと思いました。
そして――、しまうまのように知識の無い者にとっても、如何に日本と言う国が――、
木、山、滝――、といった自然の中に神を見出し、それを慈しみ――、尊んで来たのか――、その軌跡が
そこにあって、本当に温かい気持ちになりました。
そしてそういった人々の思いを“仏像”――、という形に納めようとした彫刻家たちの素晴らしい技術も
ありました。
■ ■
同時に勿論、企画した時に意図した訳ではない――、今、この時期にこの展示をしたことの重さがひし
ひしと伝わってきます。今は亡き白州さん自身やキュレーターの方が感じ、考えていたことが今回の
一件を機に、より私たちのような一般の人たちにそのメッセージが伝わり易くなったことは事実です。
しまうまも、特に何かの宗教を信仰する訳ではなく、神社もお寺もオールマイティな一(いち)日本人
ではありますが、私たちの神は――、極々身近にある。
そのことに目を凝らし、耳を澄ますと、私たちの日々の暮らし方も少しずつ――、変わってきそうです。
いよいよ5月8日まで。お時間、許しましたら、是非、若い方々も!

さぁ、今日で4月も終わり――、一年の3分の1が終わりました。
やー、あまりに早過ぎて――、意味無く焦りますね(笑)。
みなさん、素敵な5月を迎えましょー!

【写真:美術館入口の中央ホールにあった白州さんの写真】

2011年4月29日金曜日

こんな日もある


今朝は起きたら、既に10時(汗)。
折角のGWのスタートなのに、すっかり出遅れ(涙)…

ずっと観にいきたかったシネマライズの『ブンミおじさんの森』に出掛けたら、上映は昨日まで(号泣)…
うろうろして、ジムに行こうとしたら祝日特別時間で閉館30分前で断念(涙・再び)。
更にお刺身を食べたい!と思ってデパ地下を探したら――、特にお目当てのかつおはどこも高値のまま(涙・三度)。
まー、面白いくらい全てがうまくいかない日――、こんな日もありますね(気持ち、持ち直す)。

そんな中、Happyだったのは――、このアルザス・ワインのGentil を見つけたこと(嬉)!
これはリーズナブルなのに、本当に素敵なワイン。
辛口がお好きであれば、みなさんに――、お薦めしたいワインです。

2011年4月27日水曜日

アウェイな経験の大切さについて――日本ホビー・ショー


年を重ねると――、
自分が既知で――、快適な領域から一歩を踏み出すのはとても勇気のいるコトです。
自分の――、経験域で意気揚々に話をするのは容易なのだけれど――、
じゃぁ、それが一体?どれだけ世の中の為になっているのだろうか――、
というと――、甚だ疑問が残ります(← あ、これはあくまでも自分のコトですけど)。

今春、アンカーの外れたしまうま。
今年はこんな齢に及んでではありますが、これまでやってこなかったことに敢えて踏み込
むことをひとつの目標にしたいと考えています。
その為に極力、今まで以上に――、能動的にアンテナを立てようと。

その一環で――、
水曜日に、初めて『日本ホビー・ショー』にも足を運んでみました。
http://www.hobby.or.jp/hobbyshow/2011/

午前中の――、2時間程しかいられなかったのですが、やー、凄かったです。
先ず入場に大行列(驚愕)!
年齢は 50upの女性が8割――、という感じ。

それぞれのブースは、これまで知り得なかったいろいろなホビーが体験出来る――、という
趣向。
多くのブースは体験者で一杯(驚愕)!
よく仕組みを分からずに行ったのですが、ひょっとするとそれぞれの出展ブースが既存の
生徒さん等を対象に、クーポン等(ホビー・ショーに足を運んで体験してくれたら、金券を
サービス等の)を発行しているのかもしれない――、と思ってしまうくらいの動員。

仕事柄――、こういう所に、どんなヒトたちが集まるのか――、その興味一心に足を運んだの
ですが、各ブースで真剣に取り組む彼女たちのその無心さを見ていると――、
そこまでその方達を駆り立てる気持ちを、本当に知りたくなるし、
あの会場の盛況さを見ていると――、
こういう賑わいを構成する要素って、もっと既存の小売にももっともっと取り入れられるんじ
ゃないかなぁ――、と当事者でもないのに勝手に夢想してみたり(笑)。

会場はビッグサイトで会期は29日(土)まで。
29日はお子様用のイベントも多数。
お時間許しましたら、是非!



【写真:『日本ホビー・ショー』会場にて。開場から30分でどのブースもこのような感じ】

2011年4月24日日曜日

走ることは、人生に似てる



2001年から、家の近くにあるスポーツ・ジムに通い始めました。

しまうま自身の評価は第三者にお任せするとして――、
日頃ぽーーーっとしている自分が、これまでの人生を思い返してみると、奮起するターニング・ポイントって、
結構…、キッツイことを言われたことがきっかけだったような気がします。

今の時代は――、どちらかというと「褒める」ことを美徳としていて――、
上司ともなると、下手なことを言おうものなら直ぐにパワハラの対象になります(怖い、怖い)。

でも――、
ただ単に言うことも言わず/言えずに、互いにゆるゆる&ぬくぬくと褒め合うだけの環境で――、
本当にヒトが互いに切磋琢磨し、成長出来るのかどうかについて、しまうまは相当疑問を持っています(こ
の議論は追々)。
なので、結構凹むことが多いのですが、敢えて厳しいことを言ってくれるヒトの言葉を大切にしてきました。
あ、勿論、それは相手に悪意が無い――、と思えることが前提の話ですけど(笑)。


や、これが冒頭のジム通いとどう?繋がるか――、というと(まくらが長い・詫)、
2000年の或る日――、或る方にキツイことを言われました。
今思うと、この言葉は或る種の“警鐘”だったんですよね。

でも、自分はそれを真に受けて「何くそ!」と奮起を(笑)。
同時に、これから年老いていく両親に何かあった時に――、持ち上げたり、おんぶをしたりすることを自分がし
なくっちゃ!と思って――、体力をつけたかったことがあります。

しかし、兎にも角にもこの一言のお蔭で――、
何とか(勿論、年を重ねて多少太りはしました)自分の体調を気に掛けることが出来ました。


その延長線上に――、《走ること》がありました。
5kmとか10kmとか――、短距離なのでマラソンと呼ぶには憚られます。

良い季節には屋内ではなく、極力外を走るようにもしていましたが――、
昨夏、多分長時間のヒールのせいで、突然!足の裏に激痛が走り――、
暫く通勤にはスニーカー、オフィスの…、どうしてもの時だけヒール――、というチグハグな按配に(涙)。
ここ最近――、終日ヒールの日があっても大丈夫なことを確信し、今日は皇居周りを久しぶりに走ってみま
した。

ランニングの素晴らしいところはふたつあります。
ひとつは、誰とも競わないこと。
もうひとつは、歩を出せば進むことです。

タイムを競うことが好きな方は、ガンガン、スピードを競えばいいのでしょうが、しまうまの興味はそこにあり
ません。みなさん思い思いのコースで走っています。
コースも、ペースも自由です。
自分で決めていい。

そして――、
どんなにきつくても――、一歩、歩を進めば、前に進むことが出来る。
上り坂は確かにきっついけれど――、ここで頑張ると下り坂は相当楽――、
逆に――、下り坂で調子に乗ると――、平坦なところでも相当きつい…。

ちょっとオーバーかもしれませんが、これって人生にも似てるなぁ――、などと思ってみたり。



【写真:今日のコース――皇居周りには菜の花が】

藤巻さんの言葉



2002年から藤巻幸夫さんと一緒に、ボランティアの勉強会をやってきました。
《talking with》 (んー、無理やり訳すと“共に話そう”・ちとダサい・笑)という会です。

しまうま、日々仕事を通して沢山の方々にお会いします。
本当に世の中はいろんな方々がいるなぁと、しみじみ思います。

多分自分は――、
相当恵まれていて、仕事を通じて素敵な方々に会えて来ました。
それでも凹むことが多く…、
もう仕事を辞めてしまいたい!と思うことがあった矢先にお会いしたのが藤巻さんです。
2000年のことでした。

勿論、伊勢丹のカリスマ・バイヤーと名を馳せていらした藤巻さんの存在は天井人で――、
一方的には存じ上げていたものの、お会い出来るなんて思わなかったし、
一度、お仕事をご一緒させて頂いた後に――、
メールで「働くみんなが、次の日にちょっと目線が上がって、元気になる会をやりたい」――、
そうご相談したら「是非、やろー!」と、しまうまの背中を押してくれました。
今は120人くらいのメンバーがいて、本当に素敵な面々です。

あれから9年が経ち――、沢山のことがありました。
ここ数年は年に2回――、んー、頑張って3回――、という開催ですが、
その間、藤巻さんは沢山の挑戦をして来られました。

彼の言葉には『闘い』の軌跡があります。
一度心臓を患われ――、生死の境を彷徨われました。
そういう藤巻さんの姿を見、その言葉を聞いていると、本当に自分は幾つになっても甘ちゃん
だと、深く反省します。

この会を通して、みなさんの笑顔を見ながら――、
実は――、自分自身が勇気と元気をもらっているのかもしれません。

■ ■ ■ ■ ■
このことは本邦初公開 (ま、誰からも期待されてませんけど・笑)!


【写真ボケとる(涙)!――会場の3331 art chiyoda】

2011年4月21日木曜日

twitter での出会い――ビストロYEBISU


しまうま、ツイッターを2010年1月からスタート。

最初は全く要領掴めず――、
途中で書いたものがドンブラコ♪ ♪ ♪と流れてしまって泣きたいくらいに超焦ったり…
ネットをものスゴク怖いものだと思っていたしまうまは「わー、大変!大変!」とビクビク
しながら始めました。

今でも――、
こういったSNSは色々な意味で、『怖さ』を孕んでいることは事実です。

でも先週――、
そんなへなちょこのしまうまを、かなり最初の方からフォローして下さって――、
後に自分自身もフォローさせて頂いている つるさん と食事をすることになりました。
場所はつるさんお薦めの――、恵比寿の明治通り沿いにある『ビストロ YEBISU』。

やー、こういうの、普通考えられないですよね。
その方と自分は全く違う仕事――、お会いする――、といっても全く接点は無い。
でも、つるさんとの出会いは――、
旧知の友と会うような感動がありました。

日々日々のツイートから、全ては到底無理ですが多少なりとも、おひとり、おひとりのキ
ャラクターの片鱗は見えて来ます。
今回をご縁に、またいろんな方とお目に掛かれるといいなぁと思います。
自分の…、しょうもないツイートを或る一定期間フォロー下さるなんて――、
それだけで感謝、感謝なのであります。


そしてこの『ビストロ YEBISU』は、素晴らしいお店でした。
http://www.bistro-yebisu.com/

おふたりでやられているカウンター10席のお店。
ワインもグラスでいろいろなものが飲めて、いずれも他のお店ではあまり見ないようなセ
レクト。
お料理もとても手間のかかった――、しかし、カジュアルで食べられるものが多くて、2~
3人で食べたい時にとても素敵なお店です。
BRUTUSの5月1日号「おいしい酒場」特集にも出ているので、是非、ご覧下さい!

【写真:『ビストロYEBISU』のサラダ!】 

2011年4月20日水曜日

吉越さんからのお知らせ




吉越浩一郎さん――、と言えば、トリンプインターナショナルの社長だった方です。
在任中は、独自性ある経営で多くのメディアを賑わせた存在感ある方。
ここ数年は、いかに合理的に仕事をするか――、をテーマにした著書――、
『残業ゼロの人生術』、『残業ゼロの仕事術』、『あなたはなぜ働くのか』、多数です。

しまうま、吉越さんが在任中、東京モノレールの《東京流通センター》にあるトリンプ
インターナショナルさんに三度程伺い――、
始業前に行なわれる『早朝会議』をご一緒(=見学)させて頂きました。
やー、あの緊迫感はすごかったです。
本当に勉強になりました。

退任された後も一度、お仕事をご一緒させて頂きました。
最初にお目に掛かって以来、しまうま、年賀状などは欠かさずお送りしていました。

そんな吉越さんから――、一通のお手紙が。

来年には堂々シルバーシートに座れる齢になり(65歳)――、これまで京橋に構えておら
れた事務所をたたみ、ご自宅で――、
あくまでもご自身の主張である ご家族を大切にしながらの生活(海外での生活の重きも
増えておられるとのこと)にシフトしたい――、
その為に時節のやりとり(お中元・お歳暮、年賀状等々)を一切止め、
メール・ベースでシンプルに――、やりたいと。

全く全ての仕事を止める訳ではなく、彼が推進したいと切に願っておられるワークライフ・
バランスを訴求する為の講演・執筆活動は続けられるようですが――、
彼の生き方は――、
今回の地震以来――、時代は確実に――、より切実に――、
個人の好むと好まざるとに関わらず、その方向に向かっていると思います。

しまうま自身は――、
到底、彼の域には辿り着かないのですが(いつも――、幾つになっても無駄にアタフタし過ぎ・
我ながら呆れる)、頂いたお手紙をしみじみ読みながら――、
仕事とは何か――、ひいては人生とは何か――、
改めて考えさせられています…。


【写真:吉越さんからの今回のお手紙】

2011年4月19日火曜日

Amour Fou―Yves Saint Laurent と Pierre Bergé



今週末から上映される《Amour Fou(狂気の愛)》――、邦題《イヴ・サンローラン》。
http://www.ysl-movie.com/

Yves Saint LaurentとPierre Bergéの映画を昨秋の或る晩――、出張中のパリで観ました。
今、日本では関係者向けの試写会も連日続いています。
http://goo.gl/uaQBj

TV局が製作した映画なので、恐らく――、程なく仏国ではTV放映に、そしてDVDにもなると思います。

Yves Saint LaurentとPierre Bergéの関係と――、
Yvesが収集してきたアート・コレクションをPierreがクリスティーズに競売にかける――、
そのふたつのストーリーがシンクロしながら流れていきます。

ん――、これはですね…、
切ない映画だったなぁ(溜息)・・・。
その後、書店で《Lettre à Yves》(Yvesへの手紙)というBergéの本も買いましたけど(邦訳ももう
直ぐ出るみたい)――、 本当に切なかった・・・。
途中で気分が滅入ってしまったほど。

YvesはPierreがいたからこそ、その才能を羽ばたかせることができた――。
でも或る時期、ドラッグやアルコールに溺れ――、それがふたりの間を隔てた。
でも結果、PierreはYvesを見捨てなかった・・・。


映画を観終わった数日後に、ふと思ったのだけれど――、
あの尋常ではないアート・コレクション(オークションで落札された額面として、個人収集としては巨
額の約500億円)。
Pierreは、まるで子供をあやすように――、これをインセンティブに彼のクリエーション魂に灯を点け
続けたのかもしれない――。
だからこそ、彼が亡くなったことを機に、これをYvesとの思い出――、として側に置くことよりも、全
てを――、売却することを選んだのかもしれない――、そう思いました。


いずれにしても、この映画を通して、Yvesのクリエーションを支えたのはPierreの愛――、
そのものだったし――、成功する仕事には――、
単にそろばんだけじゃなくって――、そういう個人の想いや(ベタだけれど)愛も必要――、
そう改めて思った・・・、次第です。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆
《International Business Times》より転載
http://goo.gl/55BXv

約150年前に紛失した中国の青銅彫刻品含む、有名ファッションデザイナーであった故イブ・サンロー
ラン氏が所有していた収集品733点が出展された仏パリで開かれたオークションで、総額5億ドル近くの
売上を計上したことが25日、明らかになった。

グラン・パレでサンローランオークションが開催された。フランス首都パリ。2009年2月23日(AP通信)。
オークション主催者によると、わずか3日間のオークションで記録的な売上となり、総額4億8,400万ド
ル超となったという。同オークションは当初2億5千万ドルから3億8千万ドルの売り上げを想定していた。
サンローラン氏の遺産相続人としてオークションに出展したピエール・バージ氏は「結果に大変満足し
ている」と述べた。

中でも1860年に英仏連合軍が中国清朝の離宮であった北京の「円明園」から略奪した「十二支動物像」
のうちの2体については、それぞれ1,800万ドル(約17億5千万円)で落札されたという。
買い手については明かされていない。

競売に出された十二支像のうちの2体は噴水時計の一部であった青銅のネズミとウサギの頭部の像。
昨年6月に2体を所有していたデザイナーのイブ・サンローラン氏が死去したため、ピエール・バージ氏
が出展するに至った。

なお、中国では同国に2体を返還するのが正当だとして、競売中止を要求する弁護団も結成されていた。
これに対し、オークション主催者側は、「銅像は合法的に取引されたもので、出展には問題がない」と
訴えを退けていた。

中国とフランスの関係は北京オリンピックでの中国人権問題を仏サルコジ大統領が強く批判、オリンピ
ック開会式出席を拒否したことなどから、緊張関係が高まっている。

世界景気後退懸念が高まる中、オークションの売り上げ好調は、芸術市場にとっては良いニュースとし
て受け入れられた。今回のオークション売上高の大部分はエイズ研究支援のために寄付されるという。
サンローラン氏は半世紀にわたり多数の名品を収集してきた。同氏の収集した作品はパリで競売にかけ
られる前に、米ニューヨークおよび英ロンドンで公開されていた。同氏は昨年71歳で死去した。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

【写真:引退表明をするYves Saint Laurent】※映画のワンシーンより

2011年4月18日月曜日

どんなことが出来るんだろう…、自分。



パタゴニアの辻井さんに週末の葉山のお誘いをしたら、彼は石巻にいました。
パタゴニアさんは4月12日~22日の間、述べ約50名のボランティアを派遣されるのだそう。
普段から、この企業の姿勢に尊敬の念を抱いてきましたが、本当にすごい会社です。
辻井さんも、社員の方々と一緒に津波被害にあった中学校の校舎と体育館のヘドロ出しと掃除を
されたのだそう。
「教頭先生と地元の商店のおばあちゃんに感謝されたことは、一生忘れない」
そうメールにありました。
写真は辻井さんが数枚送って下さった作業の様子です。

パタゴニアさんが石巻に支援をすることになった経緯はブログにも記されています。
http://goo.gl/0DcGz
またパタゴニア全店では、チャリティブランケットを販売中。
売上げは全額、石巻社会福祉協議会に寄付されるとのこと。
同じチャリティでも――、1万500円のチャリティTシャツの売り上げの内5%を寄付する――、とい
う企業の記事を読んだばかりで――、考えさせられます。
しまうまもブランケット、買いに行きます!
http://goo.gl/E7xo0

2011年4月17日日曜日

前田さんのピザ



しまうま、ひょんなことから――、葉山に行くことになりました。
思い返せば――、前回、葉山に行ったのは――、何と20年前(笑)!
今日で二度目でした(粛々)。


向かうは先週お邪魔した戸越の友の、そのまた友という――、《わらしべ長者》的ご縁に導かれ(笑)――、
『前田屋』さんを訪ねて。
http://maedaya-honten.com/

前田さんは、本業の他にピザを焼くことをライフワークとされていて、その探究心が高じて、ご自宅に窯ま
で作られて(驚)――、
今日はしまうま含め9名がジョイン。総勢10名。そこに飛び入りのファミリーが4人(笑)。

や、彼のピザは――、本当に感動!!!でした。

勿論、生地から作られるのですが、小麦粉の配合や火加減――、具材へのこだわりなど――、もうプロを凌駕
しています。

そして窯の前には――、
『火力の弱さは心の弱さ』

『生地の歪みは心の歪み』

『メガネの曇りは心の曇り』

のスローガン(前田さんは眼鏡をかけている・笑)。
彼が生半可な気持ちで、ピザに向き合っている訳ではないことを深く理解しました。

その場を去る前に――、
実は前日の晩から、私たちの為に生地の準備をして下さっていたことも知りました。
とてもお忙しい方なのに――、本当に感謝の気持ちで一杯です。

本当にありがとうございました。心からの感謝を込めて。


【写真:4枚も焼いて下さった絶品ピザの2枚目――、フンギ・ポルチーニ】

2011年4月16日土曜日

半歩先を見据えるヒト…



今日はデジタルガレージさん主催の《The New Context Conference 2011 Spring》に参加してきました。
http://ncc.garage.co.jp/

デジタルガレージさんを知ったのは――、
2年前――、twitter日本の重要な役割を担っていらっしゃる 佐々木さんとの仕事での出会いがきっかけ
でした。
この方面に疎い しまうまも――、その企業活動の動向が最も気になる企業のひとつです。

今回のカンファレンスの定員は230名。
いろいろなことを考えながらググっていたら、ストン――、と出会った偶然出会った情報。
しかも、無料(吉報)!
タイミングよく申し込めましたが、直ぐに満席。
上司にも話をして――、今日は仕事として参加させて頂きました。
9時半スタートで18時半までビッチリなプログラム。


みなさん、カジュアルで素敵な雰囲気でスタート。
スーツにネクタイなんて方は、先ずいません。
今回のテーマは『Integration of Social Media in Our Daily Life』――、
内容は今回の震災――、そして放射線漏れに対して私たち一人一人――、或いは一企業は何が出来るの
かを考えさせる内容でした。
デジタルガレージと言えば――、共同創業者であるJoeこと 伊藤穣一さんが有名です。
http://joi.ito.com/jp/

しまうまにとって彼の考え方は、これからの世の中がどういう志向――、どういう方向性に進んでいくのか――、
その半歩先をいつも見据えている――、と思っています。
以前、日経新聞にも伊藤さんの生い立ちを追う連載記事があって、「どんな方だろう――」ととても楽しみに
していました。
伊藤さんは鋭い眼光の持ち主で――、やー、凄い方でした。
リーダーというのはこういう方なんだろうな――、と本当に感動。


会の冒頭――、実はこの会を今回開催するかどうかはとても悩んだ――、と言うお話がありました。
短い期間で開催が決まり――、
そこに集ったのはEvarnote の創業者Phil Libin氏、ロータスやマイクロソフトで開発者だったという
Ray Ozzie氏、今、話題のガイガーカウンターを開発しているIospectra-International Medcomの創業者
Dan Sythe氏、twitter でフォローしている外村仁さん等――、そうそうたる面々。
多くは伊藤さんの求心力でみなさん参加。

会場には女性が少ない上――、専門ではない しまうまは完全アウェイ(笑)。
だから、逆にものスゴーク勉強になりました。
また米国では普通なのだと思いますが、会の進行の仕方もとても勉強になりました。
午前中はパネル――、午後は参加者も交えてのクロストーク。
今回のテーマに対して、各々が「自分はこんなことが出来る」ということを持ち寄って――、
それが形になっていく。
本当にスゴイ。
午前中のパネル――、そして午後の分科会でも伊藤さんは進行をされていましたが、いろんなことをいろんな
ヒトが言う、その采配の振い方も素晴らしかったです。
やー、感動して――、いろいろ考えさせられました。

彼がスペシャルなのは理解していますが、日本人に――、伊藤さんのような方がいるというのもスゴイなぁ――、
としまうまが言うのも何ですが――、誇らしかったです。
これからの世代はもっともっと彼のようなヒトが、グローバルに活躍する時代が普通に来るんだろうと思います…。




【写真:デジタルガレージさんの入り口のポスター】 

2011年4月14日木曜日

人生は万歳なのだ…



久し振りに行った名画座ギンレイホールで『人生万歳』と『エリックを探せ』の二本立てを観ました。
ウッディ・アレンの『人生万歳』は、今はなき 恵比寿ガーデンプレイスシネマの最後の上映作品で――、
http://jinsei-banzai.com/pc/

上映中の1~2月――、実は何度も劇場の前を通りつつ、しまうま自身が佳境で――、
そのまま涙しながらスル―(><)。

好みが分かれるところではありますが――、
「ウディ・アレンを好きか?嫌いか?」
そう聞かれたら、しまうまは好き!です(笑)。
全てではありませんが、出来る限り、彼の映画は観てきました。
特にファッション史的には――、
ラルフ・ローレンがフューチャーされることになった『アニー・ホール』は伝説的な一本でもあります。

映画の中では、ウディ・アレンの語りべ的な主役、或いはそれに準じる男性は必ずいて――、
饒舌で、兎に角、自分の持てる知識(単なる知識ではなくマニアックなもの多し・笑)を、どうにも披露
せずにはいられない――、そんな時に困った――、しかし、愛らしい登場人物。

人によってはあぁいうグダグダな展開や――、後にいろいろあった彼の私生活をイヤという方も多くて――、
まぁ、個人個人のそれぞれの好みが・・・。

しかし、今回の『人生万歳』は、彼のこれまでの中でも本当にいい映画でした。
ウディ・アレンを知らない世代にも――、一度も観たことが無い大人にも楽しめる映画だったと思います。

当然、3.11.前から封切られている映画ですが、
出演者達の、それぞれのキャラクターありつつ――、
全体の根底に流れるメッセージは――、この世にみんなが“生”を受けたのは本当に凄ーい偶然の産物。

その意味を思いながら――、情報先行の今の世の中にあって――、
「こうじゃなきゃいけない」という自分の既成概念を解き放とう――、
というものであったように思います。
最後場面の台詞には、ホロリ――、としました。


しまうまはこの映画を観にギンレイに行ったのですが、同じ値段なら折角――、と、
もう一本――、『エリックを探せ』という映画も観ました。
http://www.kingeric.jp/

全く何も知らずに観て――、途中まで怖い映画なのかな――、と思っていたら、所々、会場からは笑いも
巻き起こり――、実は心ほんわかなコメディなのだと理解しました。
しかも、サッカーが好きな方には堪らないエリック・カントナも重要な役で出てきます。

この映画について――、
しまうまが思ったことはふたつ(よく知らなかったくせに、多くを語ろうとする素人・笑)。
ひとつは――、この主人公がそうなんですが、或る年齢を過ぎると――、
あぁ、毎日はこんな感じだよね――、とか、
「オレの人生、ま、こんな感じだから」と行動を起こすこと自体を放棄してしまう――、
そのことに対して、や、「行動を起こすことを止めちゃダメだ!」というメッセージと――、

もうひとつは、兎角、個に帰結してしまう様々な想いを――、
もっと、あなたが友――、仲間、と呼べるヒトたちを信頼して、巻き込むことをしなくっちゃ――、
ということ。


本当はこの感想――、こんな時間によくレビューも出来ない状態でアップするより、
週末にでもゆっくりやりたかったのだけれど、ギンレイでの上映はこの金曜まで!

もしもお時間許しましたら、是非!


【写真:ギンレイホールのポスター】

2011年4月11日月曜日

桜――、ようやく開花。



週末は桜が満開。
昨日は所謂“名所”とされる所を回りました。
例年よりも開花が遅い上、風が強く、午後を過ぎると気温も下がり――、
残念ながら――、
諸手を挙げて「お花見~!」と喜べる感じではありませんでした。
それでも人出はどこも モノすごーく多く――、みなさん、思い思いの春を楽しんでいました。


昨日は都知事選もありました。
ツイッターやウェブを見ていると――、様々な発言から「現職は有り得ない」の声が多数でした。
しかし、実際には当選。
都内各所では、原発を容認する発言を繰り返した現職に対し、反対するデモも行なわれたよう
でした。
特に、1万5千人もが参加した高円寺では、何と!しまうまの知人も参加していたこと(驚)――、
ツイッターで知りました。
また先ほどのニュースで、投票に行かなかった方がとても多かった――、とありました。
個人的には、そのことが本当に残念です。
それぞれ――、みなさんの事情もあるのだと思いますが、今は昔と違って事前投票のサービス
も或る程度、遅くまでやっていますし、投票しないことがカッコイイなんて――、それは違うと思う
んです。
確かに――、誰に入れたらいいのかは迷いますけど(本質的な問い・笑)。


や、思うんですけど――、事件は現場で起こってますよ、やっぱり。
しまうまも夕方、ノコノコ投票に行きましたが、どう見ても…
来ていたのは60アップの方々ばかり。
杖をついた方も多かった。

彼ら、彼女たちにツイッターやウェブでの議論は到底届いていない。
知りもしないでしょう。
投票所に着いて、その光景を目にして直ぐ――、
あぁ、これは現職が当選するな――、と確信したくらいです。

しまうま、ツイッターが大好きで――、
時に快くないニュースや、心無いデマもあるのですが、自分の思考や行動にフィットしているみ
たいで――、
2010年1月に始めたばかりで、日は浅いのですが、毎日活用しています(ツイッター上のお友
達もとても増えました)。
だから、反現職のムーブメントが沸き起こっていることも知っていました。

でも――、
それは現実的には有権者の中の――、本当に極々一部でしかなくて――、
主体は――、残念ながら全然違うところにありました。

あと5~6年くらいすると、今回、ツイッターで声を大にし、行動を起こした方達の声が届くよう
な行政になると期待します。

ツイッターは時に、そこが全ての議論のような錯覚があります。
でも、今回改めて現場での現実に、自分が向き合うこと――、
その大切さも感じました...




【写真:たわわな桜を――、Instagramで加工】

2011年4月10日日曜日

温かい時間



この週末――、予てから予定していた友人宅での《バグダッドカフェ》上映会が開催されました!
総勢7名。
初めて降り立った『戸越』。

まるでドラマに出てくるような素晴らしい住居で(羨望)――、
集まった面々――、
1.自分が飲むであろう分のアルコール
2.それぞれの地場のスペシャリティ
を持ち寄って――、
13時スタート。22時半クローズという――、
しまうま、長ーく生きてますが、こんなにも長いパーティはあまり経験がありません(笑)。
そのくらい、集ったみなさん、ひとりひとりの会話や上映された映像――、
そして食事や飲みものが本当に素晴らしかったです。
(詳しくはmixiに全ての写真をアップ)

彼等、彼女等との出会いはいろいろなご縁に因るものですが――、
こんなにも素敵な方たちに会えて――、いろんなコトを越え、貴重で楽しい時間を一緒に過ごせて、
本当に嬉しかったです。
私たちが消費しましたのは――、
シャンパン3本、ワイン(白1本)(赤3本)、日本酒1本半、ビール12本。
呆れる量ですね(笑)…
でも長時間掛けて呑んだので、誰も泥酔――、では無かったです(キリッ!笑)。

ふぅ…、
素敵な時間を過ごせて――、今週も頑張ります(笑)ー。




【写真】友人お手製の――、素晴らしいサラダ!
    トマト、マッシュルーム、レタス、クレソン、ラディッシュ、マッシュルーム、オリーブ、
    かいわれ大根、白身魚のお刺身、貝柱のお刺身他…
    

2011年4月6日水曜日

新しい催事のカタチ




今日から19日(火)まで――、伊勢丹はMade in Japan に包まれます。
そして今日から11日まで、ナガオカケンメイさんがプロデュースした《Nippon Vision 4》のキック
オフ!です。
http://goo.gl/5DZLC

6Fの催事場での開催。

午後の打ち合わせを終えて18時を回りましたが、どうしても今日、行きたかったイベントです。
merci に続くトピックなのですが――、
あ、しまうまは別に伊勢丹さんの関係者ではありません(粛々)。
や、ただ企画の切り口で自分に響くのがたまたま――、個人の興味とフィットするんだと思います。
そう!あと――、B1Fのグロッサリーのレジ横で売っている殻付落花生は大好物(笑)。
そのため“だけ”に行くくらいです(誰もそんなことは聞いてない)。

今日は会場にナガオカさん ご本人もおられましたが――、
話しかけるような勇気は到底なく(遠い目…笑)。
しかし、このイベントは、これまであるような《○○物産展》とは全く異なるアプローチです。
プレゼンテ―ションの仕方そのもの――、
そして商品選択からお会計までのプロセスは、これまでの催事のルーティンとは全く異なるものです。

じゃ、売上は???
と問われたら――、正直、それはしまうまには分かりませんし――、
爆発的に売れる!ということも、ひょっとしたらないのかもしれないです。
万人に分かり易い物産展の――、あのごちゃごちゃ感がいい!という方もいるでしょう。

しかし、しまうまは言いたい!
こういうチャレンジングなことにトライしたことは流石!と素直に思います。
どなたが担当されたか分かりませんが――、
その方がナガオカさんに賭けた思いや――、緻密な事務的な諸々――、
それに応えようとしたナガオカさんのプロフェッショナリズムに――、考えさせられました。
足を運んで、本当に良かったです!


【写真:店内の風景】

2011年4月3日日曜日

代々木 フランス料理 『レストラン キノシタ』




しまうまにとっても、そこに関わるみなさんにとっても――、
とてもスペシャルな会食があって――、しまうま、会場の選定のご用命を頂きました(光栄)!
いろいろ――、本当にあれやこれやリサーチしたのですが、
先ず7名でのディナーのフランス料理――、
限られた予算(←ここ大事)――、という条件が決まっていると、中々適所は見つかり辛く…、
或るところには断られ(トホホ)――、
絶対無理かなぁ――、と思っていた矢先、代々木の『レストラン キノシタ』にTELしてみたところ、
http://restaurant-kinoshita.com/
ストン!と予約を受け付けて下さいました!
本当に嬉しかったです!!!
幸運にもタイミングが合ったみたいです。
我々7名は中央のテーブルに鎮座(笑)。
オープンキッチンで、とても素敵な空間でした。

参加頂いた方の中に、ワインへの拘り深い方がいたのですが、その方も圧巻!!!のラインナッ
プでした。
いろいろなことがある毎日ですが――、参加された方の笑顔が覗けて、とても素敵なひと時でした。
また明日からがんばります。

【写真:冷たいゴボウとキノコのポタージュ】