2011年5月29日日曜日

ボードリヤールはこう言った

いよいよ――、
ザーザー、始まりました(困惑)。
来る筈だった台風は低気圧になったものの、雨足は――、とても強いです。

今日は用事があって恵比寿まで。帰路はもうズブ濡れでした(涙)。

週末は“積ん読” の整理を粛々と。
辻信一さんの『幸せって、なんだっけ――「豊かさ」という幻想を超えて』(ソフトバンク新書・2008年)
を改めて読み直しました。
その中で書いてあることは――、3.11.以降の今、読み直すと実は凄ーくしっくりきたり。

ふとこの本を手に取ったところから、読む体制に入ってしまったのだけれど――、
こういう時って不思議で、それにまつわるモノも諸々芋蔓式に出てきたりして(笑)。

そのひとつは――、1995年3月2日の朝日新聞夕刊の13面。
『社会学者・ボードリヤール、被災地で語る』です。
神戸淡路大震災が起こった直後、予てからの予定通り来日したボードリヤールとの被災地・神戸でのイン
タビュー。

―――日本では政治指導者の判断が問題になっているようだが、政治家というのは元々出来ごとの端役に
   過ぎないものだ。だから政治家に情報や、情報を集中しようというような議論も最初から間違って
   いる。彼らの役割はいつも重要な議論を骨抜きにしてしまうことでしかないからだ。
   問題は、現代の社会では、どんなに情報の量が増えても、却って何が現実かが分からないという奇
   妙な状況が生まれていることだ。

―――冷静に再建に立ち上がっている被災地の様子を見ていると、日本人の想像力の世界には、或いはこう
   した自然のによって引き起こされたものであっても、実は政治的、社会的な破局なのだという点だ。
   つまり自然の大災害というのは、現在の政治や社会のシステムの中の亀裂や揺らぎの存在を暴露し、
   誰の目にも明らかにしてくれる。そこからは多くの教訓を学ぶことが出来る筈だ。

―――ヨーロッパでは階級闘争や革命によって社会が動いてきたが、日本の社会では自然の破局のような
    予測不能な出来事をきっかけに社会が動いていくものなのかもしれない。
   その意味でも、今回明らかになった様々な亀裂から何を学ぶかはとても重要なことだと思う。

ボードリヤールは2007年に亡くなり――、
彼が指摘していること――、一、フランス人の言葉として、結果、日本社会はスルーだったのか…、
と今、改めて思います。あ、これは自戒の念も込めて。

紙面のタイトルは:TVの画面が現実隠す
            ――災害が政治の亀裂を暴露
            ――国だけが豊かな日本社会

【写真:路地の紫陽花も、色づき始めました。】

2011年5月28日土曜日

かっこいい大人たち


あー、いよいよ昨日から東京も梅雨入りしましたよ(涙)。
平年より12日早く――、去年より17日も!早いそう(驚)。
かといって、早く梅雨が明けるとも思えず――、日本の亜熱帯化はより深刻になっていると言って
いいでしょうね(しみじみ)。
これから長ーーーーーい雨季の始まりです(溜息)。
“天パー”のしまうまにとっても、更~に厳しい季節が始まりました(とほ・涙)。

■ ■ ■
今日は半年保管頂いていたワードローブを取りに、高輪のカラキヤさんまで。
http://www.karakiya.com/

カラキヤさんは日本屈指のクリーニングの老舗。
元々――、仕事で数度、ご一緒させて頂く機会があり、その後、個人的にも利用させて頂くこと約
8年。
しまうま、基本手洗い。
でも末長く大切にしたい服や、組成的に洗うのがどーしても難しい服は必ずカラキヤさんにお願い
しています。
正直――、価格は普通のクリーニング屋さんよりも高いのですが、丁寧にケア頂いているお蔭で――、
軽~く10年以上持っている服多数。

先日、TVに取り上げられたらしく――、宅急便でも受け付けているようですが、
しまうまはそのスピーディさや、カウンターの方の丁寧&テキパキ度からも、絶対に来店をお薦め
します(最寄りの駅からは遠いのですが)。

しまうまはエンヤコラ♪――、
以前頂いたカラキヤ印の、不織布でできた大きなグレーのバッグに服を詰め込み、今日も電車に乗
ってトコトコ。でもその価値は本当にありますよ。
お薦めです!

■ ■ ■
その後、地下鉄で移動し、《3331 art chiyoda》へ。
先月openした《佐賀町アーカイブ》の記念イベント――、
小池一子さん、大竹伸朗さん、そして都築響一さんのトークショーへ。
http://www.sagacho.jp/ja/about/

このイベントもツイッターで知り、即!申し込みましたー!
告知後直ぐに100名が満席だったようです。

小池一子さん(ん、今の私たちには武蔵美の教授の印象が強く、“小池先生”の方がしっくりくるか
も)は勿論、存じ上げていましたが、大竹さんはしまうまの職場にかつていた派遣社員の方がもう
熱狂的!なファンで――、遅まきながら6~7年くらい前にその存在を知った程度(恥)。

都築さんも――、お名前は著名で重々存じ上げていましたが、よりリアルに知ったのは、2008年に
彼が『着倒れ方丈記』を出版した時です。
彼の功績を購入するには――、本当に遅すぎたのが、これまた恥ずかしい限り(恥)。

それにしても――、
ほぼ四半世紀に及ぶ――、というお三方の関係はお話を聞けるだけで本当に感激!しました。

1980年代――、
それまで日本で『ファイン・アート』とされていたカテゴリーと、海外でのムーブメントを感じなが
ら三人――、それぞれのキャリア、立場の違いはありつつも――、打ち出したかったアートは全く違っ
ていた。
それは都築さんも大竹さんも、小池さんに出会う前から感じていた憤りでした。

小池さんは80年代当時、世間からは距離のあった佐賀町――、という場所で個人運営としては巨大な
ギャラリー《佐賀町エギジビットスペース》をopen。
そこでエギジビションをしたのが若き日の大竹さんでした。

小池さんにとってのアートとは?との問いに――、
「アートとは命が続く限り――、自分にとっての“活動”である」と。

お三方のお話からは、80年代という時代がすごくリアルに伝わってきて、当時、まだまだ子供だった
自分が(誇張有・笑)――、
「早く大人になりたいなぁ…」
そう切望したワクワク感を牽引した一端が彼等のような大人たちだったんだなぁ――、と改めて思い
ました。

最後に――、昨今の若者の就職活動に言及した都築さん。
彼の話を聴きながら――、
今の若い方たちがマニュアル通りだったり、堅実にならざるを得ない事実を嘆いていらっしゃいまし
たが――、
それって――、
正にしまうま前後の大人たちの生き方(言動・行動)の中に、今日のお三方のような、かっよさや拓
けていくような未来を見出せないことが、原因のひとつにもあるんじゃやないか――、
そう正に今、その一端を担う自らを省みたり。

この展示は7月4日迄。

【写真:3331 art chiyodaの佐賀町アーカイブで開催中の『大竹伸朗』展】

2011年5月26日木曜日

歩いて歩いて、動いて動いて


今日は午後からずーーーっと外出。
歩いて歩いて、動いて動いて…、足、痛いです(涙)。

仕事を巡っていろいろな課題が有り、無理なのは重々承知の上、その解を少しでも見出した
くて、兎に角、歩いて、歩いて。
当然、世の中、そんなに簡単な訳がなく――、歩けば歩くほど、実はよく分からなくなります。

それでも情報が溢れる今――、
多分、世に漂う最大公約数でまとめようとしたら幾らでもできるし、それを上手に編集して、
綺麗なヴィジュアルにして、語調強く、強気に「バンッ!」と言い切っちゃう――、てなことも
出来ちゃうんでしょうけれど――、自分には多分…、それらをベースに「言い切る!」勇気?
or 技量?が無いんだと思います。

や、勇気が無いというか、何だかそういうのってヒトのふんどしで相撲取ってる――、みたい
な居心地の悪さを感じてしまいます。
ん、多分その表現の方が合ってるかな。

渋谷での打ち合わせの後、15時から18半まで――、兎に角、歩きました。
一昨日の丸の内に続き、多くの店舗は空いています。
あぁ、それでもビジネスは成り立つんだなぁと思ったり、
や、これは成り立っていないんじゃないか――、と危惧したり。

あまりに店舗があり過ぎる上――、そこにヴァーチャルなe-commerce も加わって、もうカオス。

今日もお会いした或る方に「しまうまさん、よくいろいろ見てるねー」と言われたりしたのですが、
それは多分、ネットを含めた視覚から入る情報を、がむしゃらに動いて体感することによって、
解は無くとも…、薄っすらと自分のものになっていくかもしれないという一途の希望の綱を――、
しまうま自身、見出そうとしているからかもしれません。


最近、友達に教えてもらって大感激!して以来、よく見ているWORLD ORDERのPVの歌詞――、

   世界のベール押しひらき 僕らは二つの声を聞く
   
   耳当たりのよいきれいな嘘と 隙間埋める歪んだ真実
   
   何がよくて何が悪いのか 真実はいつもパラドックス
   
   ひとつの時代が終わりを告げて 眠りの中で目を覚ます

に近い気持ちでしょうか。
もはや何が正解か――、ということは分からないけれど、もがく・・・、みたいな。
あぁ、またそんなキレの悪いブログですみません(詫)…


【写真:そんな中――、原宿《八竹》の文言に考えさせられました。時、未だ16時でした。】

2011年5月25日水曜日

紀尾井町 『吉祥』



今日は、年に3~4回開催される業界の諸先輩方との私的勉強会に行って来ました。
実はこの会はもう15年???
いや、もっと???くらい続いていて――、
しまうま自身は6、7年?ご一緒させて頂いています。
毎回10名前後の方が集まる会合。

しまうま自身は、そこに集う方のレベルに到底達しておらず(当然)…、
が、創成期の方々の世代交代に伴い、事務局補佐というか、出欠の管理をしたり、 お店の選定や予
約したり、会計をしたり――、 そんなことをさせて頂いています!
そのくらい、そこにいること自体がしまうまにとっては刺激が有り、勉強になる!のひと言。

■ ■ ■
今回の会場は紀尾井町『吉祥』。
http://www.kioicho-kissho.com/about/index.html

あ、『吉兆』ではないです(くれぐれも)。

アクセスとしては――、四谷・赤坂見附・麹町という三駅にまたがっています。
少し隠れ家的な趣きもある上――、
食通のみなさんの舌にも合い、“一休レストラン”のプランで予約をすること二度目。

実は会場選びって大変で(吐露)…、
食事のクオリティがあり、(個室が最高だけれど)或る程度の静かさが有り、
みなさんのアクセスに無理が無く――、価格が或る程度に収まっており(←ここ大事)、多忙極める
方々が集まられるので不測の事態も多く、そういったことへの対応(←ここも大事)――、
という意味で――、こちらを利用させて頂くことになりました。

前回は初回――、ということもあり、プラン自体が発売されたばかりで、客数も少なく、サービスも
行き届いていましたが、今回は盛況で(お店にとってはとてもいいことなのですが)、仲居さんたち
も、とてもお忙しそうでした。

それでもお料理の質や雰囲気やサービスに対して、とてもリーズナブルだと感じます。
ただ――、
リーズナブルだと、どうしてもドカドカ! わーわー!と利用される向きもあるのですが、(お店の方
でもないのに)勝手ながら――、こういった落ち着いた雰囲気をゆっくり楽しもう!という方々に是非、
ご利用頂きたいなぁ…、とも(← 本当に勝手な要望・笑)。


【写真:清涼感ある最後の一品――、葛きり】

2011年5月24日火曜日

落花生


今日は午前が土砂降り――、午後は快晴。
しかし、気温は上がらず…。
ん?今の天気予報では、明日は暑いって!
や――、みなさん、本当に体調には気をつけましょうね(困惑)。

今日は来客1件の他、溜まっていた仕事をブルドーザー的にゴ、ゴ、ゴーーー!と一気にやっつ
けましたー!
が、現実は厳しく、まだまだ残り有り(涙)…
明日も朝からゴ、ゴ、ゴーーー!といきます(と、意気込む)。

■ ■ ■
今日は何を書こうかな――、と思うんですけど…、
突然ではありますが、みなさんの好きな食べモノは何ですか???

しまうま基本、好き嫌いは全く無いのですが――、
特にナッツが好きで――、カシューナッツ、胡桃、そして落花生が好きです。
しかし、これらは超高カロリーであることを、決して忘れてはいけません(戒め)。
それでもついつい調子に乗ってノンストップで口にしてしまい――、暫くして出来る吹き出物に至
極後悔(← いくつになっても学ばない自分)。

今はカシューナッツ、胡桃、そしてアーモンドの99%は基本、外国産。
でも落花生だけは国内産があるのです。
更に落花生の中でも、殻付や茶色の薄皮がついたもの、バタピー等、いろいろありますが、落
花生と言えば――、しまうまは絶対に!!!殻付であります(キリッ!)。
まぁ、よくある柿ピーの場合はですね…、
その“ピー” だけアタックする為に、結果、オレンジの残骸が残り――、
一気にひんしゅくを買います(告白)。

殻付落花生は――、
あのパリッ!と親指を使って殻を割る瞬間は、至福の瞬間であります(多分、ここで大方のヒ
トはひゅーーーっと引く・笑) 。
そして、部屋の周辺はいろんな破片が飛び散って汚れます(食べた後が大変・涙)。
でもでも――、
美味しんですよー!落花生(幸せ~・笑)。

産地としては千葉・八街産が有名。
それは正しいです(←あなた誰?という議論・笑)。

しまうまも本当にこれまで いろいろ試しまたが、結果ですね――、
伊勢丹のB1F グロサリー売場のレジのところにある八街産の落花生が、価格とクオリティを
鑑み――、
最良であると思います(←あなた誰?という議論/再掲・笑)。

最初はオーガニック認定のパッケージだったのですが、ここ最近はそれがなくなりました(恐
らく需要に追い付かないのかな?)。
が、 落花生のいろいろな炒り方の中でも――、
最も豆が引き立つ“半立ち”という方法で炒られているのに、600円弱の価格(驚愕)。
時々――、
大量に買い占めるヒトがいるみたいで、その棚がスコーーーーンと無い場合もありますが(涙)、
最近は安定的に鎮座(安堵)。

是非、一度ご賞味下さい。美味しいです~。

【写真:その落花生。真空パックになっていますので、一度封を開けたら、数日で食べき
って下さい・笑】

2011年5月23日月曜日

丸の内で感じたこと


昨日とは一転。
今日は寒ーい一日でした。
こういう時は体調を崩しやすいので、気をつけたいものです。

今日のショックなニュースは「三谷幸喜さんと小林聡美さんの離婚」(ベタですみません・詫)。
やー、ショックです。
ユニークで、素敵なご夫婦だったと思っていたからです。
三谷幸喜さんは朝日新聞のエッセー『ありふれた生活』や、J-wave の深夜番組『Making Sense』で、
その日常の一端を目にしたり、耳にしていたのですが――、
まぁ…、そこに現れる三谷さんの日常は、確かに「えっ?」という多少のエキセントリックさは否めませ
んが――、
そこは天才脚本家と呼ばれるだけに、その考え方・感じ方はユニークな方だなぁ――、と思っていました。
人生は…、本当にいろいろありますね(月曜からしみじみ)。

■ ■ ■
今日は仕事で夕方から丸の内へ。
先ずは新丸ビルから。
まぁ、全体に閑散としていますが、よーく見ると、ただ所在なげにぶらぶらと見ているだけのお客さまの
お店と、
そんなにお客さまは入っていなくても、数人のお客さまが真剣にモノを選び、会計をしているお店と――、
ふた通りに分かれています。
明らかに沢山のお客さま!ということではないのですが、静かに――、しかし着実に売れているコトを肌
で感じました。
ただそうは言っても――、これまた静かに――、小さく小さくSALEを始めているお店も。

その後、丸ビルを見て、路面店の多い仲通りを見ましたが、どこもヒトはあまり――、というか、全く入っ
ていないお店が殆どです(あ、言っちゃった)。
同時に、入り易いお店とそうでないお店の違いについても考えさせられました。
それは勿論、お店の造り――、という面でもそうですが、もう完全に売る方たちが私語に興じているのが
ガラス越しに見えて――、とても入れなくなる――、という気持ちにもなりました。
暇を持て余すと――、
ついつい「自分が見られている」という意識が遠のいてしまうことって、ありますよね。
自分も気をつけなきゃなぁ…、と。

あと、人通りが気になるのか――、正面入口で「いらっしゃいませ」と声を掛けるお店も。
やー、そんなの怖くて怖くて、足がすくんで入れません(断固)!


そんな中、以前もその人混みが気になっていたお店があります。
お店――、というかオーディオヴィジュアルのJVC-KENWOODのショールームです。
今日も混んでました。
後で調べてみたら、小さなコンサートがあったよう。
http://www.jk-holdings.com/showroom/event/index.html

んー、自分も年を重ねると――、
正直、ヒトに年齢を与えるのが難しくなってくるのですが、around 50...up と思しき背広姿のサラリーマ
ンの方が沢山。
因みに――、このイベントは無料です。
仕事の後のひと時を求めて――、いろんな方たちがそぞろ集まる――、
すごくいい試みだなぁ――、と。
今日の丸の内の街並みを見ながら――、
改めて街の“賑わい”ということについて――、じっくり考えてみたいです。


【写真:KENWOODのショールーム(写真、ボケてます・詫)】

2011年5月22日日曜日

あー・おー・せー――CHATEAU HAUTE SOCIONDO (PREMIERE COTES DE BLAYE) 2008



さてさて――、
日本は今、世に言う《サザエさんシンドローム》の時間。
しまうま自身は――、生憎、そのトレンドには乗り遅れており(恥)――、
多分それは、自分自身が平日とか週末とか――、
ここからが仕事で、ここからがプライベート――、
という線引きをあまりしてこなかったからかもしれません。

とは言え、これから来る新たな週にあたり、日曜の夜は極力――、家にいるよう意識はしていて――、
来たる一週間にアレコレ思いを馳せています。

■ ■ ■
さて、本論。
唐突ですが――、しまうまはワインが好きです。
あと、日本酒。

それは何故か?――、というと、勿論、味の美味しさもありますが、
ワインにも日本酒にも、それぞれ『産地』というものがあり、それぞれの地場の土壌や、正に自然
の産物――、そしてその年々の気候によって、育まれた味に趣があるからです。
特にワインは――、全くlean by doing で、専門的に勉強した訳ではありませんが、ラベルを読み
ながら美味しいワインを見分ける能力は、結構いけてます(←唯一の特技かも・笑)。

但し――、
しまうまの美味しいワインの定義は1,200円以上、2,000円未満であることが肝!です(笑)。
あ、勿論、贈答品は除くです(念の為・笑)。
や、何でもそうですけどね、お金を出せばイイものは沢山あるんですよー。
でも大切なのは――、『価格に対する“価値”』だと思っています。
勿論余裕あれば――、3,000円くらいするものもガブガブ飲みたいですけど(本心・笑)。
実は「この価格以下」というような、或る種の縛りを設けると、探究心が研ぎ澄まされるのは事実。

リーズナブルなワインで――、お薦めの場所というのは、実は結構変わります。

かつては《成城石井》。
でも毎回通うと、その変わり映えの無い売り場に、ちょっとゲンナリしてしまいます(本音)。
彼らの真骨頂は、優れたワインを低価格で大量に買い付けることにありますが、その為に店頭
はいつ行っても大体同じ。
好きな商品がある方にはいいのですが、しまうまが狙うような価格帯にはとても限りが有り、よほ
どセール等があって、価格がダウンした時以外は、今は殆ど買いません。

その価格帯では百貨店にはあまり無いのでは――、と思う方もあるかもしれませんが、
例えば、新宿伊勢丹には1,000円代の後半に、1~2品番だけいいワインがあります。
でも――、2,000円以上がスタンダード。
新宿小田急は――、先のこのブログでも付したアルザス・ワイン《Gentil》が(これは美味しいです)。

日本橋高島屋には、残念ながら買えるモノがなかった――。
あ、新宿高島屋の1,500円のボルドーは素晴らしかったです(この価格帯の品揃えはこれ一本し
かありませんけど・笑)。
日本橋三越は時々ユニークな品揃えがありますが、2,000円代前半に最低価格が設定されてい
ます。
銀座三越には1,000円代後半で、いいワインがあります(お店の全面左側にある、少しオレンジ
の入っ ているラベルのワイン/Bordeaux Supéieurs・笑)。

これまで池袋西武等に入っているThe Garden はまずまずでしたが――、最近は停滞気味。
しまうまが“今” ピンポイントにお勧めなのは――、
や、実は…
時期限定で今、池袋西武の駅沿いのコンコースで特設会場となっているワインコーナーです。
その中でPremières Côtes de Blaye は何と!1,050円。
これはその価格に対する価値はあります。
実はこのPremières Côtes de Blaye は、醸造元はいろいろありますが、至る所で価格破壊が起
こっていて――、スーパー等でも、1,500円くらいで販売されていて驚きます。

あと――、最近のお薦めは神保町のオーガニック・スーパー《マザー》の――、
本当に小さなワインコーナー。
先日、ここで1,500円くらいの赤ワインを買いましたが、とても美味しかったー!
また近くに行く機会があれば、是非、買いたいです。
http://www.mothers-net.co.jp/103kanda.html

ワインについての話は、とても語りつくせません。
こういった所謂、フランス・ワインの各産地をA.O.C. (あー・おー・せー)と言います。
http://goo.gl/8xi2h

この認証は日本酒にも相通じる考え方です。
ワイン、よく分からないよね――、という方。
『産地』の切り口から、いろいろ発見していくと、面白いかもしれません(追々、またゆっくり語らせ
て下さい・笑)。

【写真:池袋西武の、現在、期間限定のワイン特設コーナー】

2011年5月19日木曜日

映画 『メアリー & マックス』――Mary and Max



やー、今日は夏日でした。明日もそうらしいですね。
朝から日差しが厳し~~~、感じでした(涙)。

■ ■ ■
今日はクレイ・アニメの秀作『メアリー & マックス』を観ました。
http://maryandmax-movie.com/

確かに先日も…、『イリュージョニスト』も観てはいますが、しまうまは特にアニメおたくではありません(念
のため・笑)。
クレイ・アニメに感動!だったのは、以前、しまうまが友人宅で観せて頂いたクレイ・アニメの原体験――、
ティム・バートンの『Corpse Bride』(2005年)がありました。
http://corpsebridemovie.warnerbros.com/

映像は映像として楽しんだのですが、最後に流れたメイキング・ビデオに――、本当に気が遠くなりました。
こんなに緻密なことに心血を注ぐプロフェッショナルがいるんだ――、と。
感動――、その一言です。
それからようやく…、遅まきながらクレイ・アニメの存在を知り、今回の上映を知りました。
この作品は90min ほどの長さなのですが、1日に撮れる長さはたったの4sec !!!
4sec です(驚愕)。実に5年間をかけて撮影されています。

そして2009年には多くの賞も受賞。
日本での上映は4月末頃から上映が始まりましたが、劇場のホームページを見ると、程なく終映。
慌てて劇場へ。


内容は――、
実はそんなにホノボノしたものではなくって――、エグかったり、グロかったりする場面も。
1991年の仏映画 『デリカテッセン』の世界を“一瞬”、彷彿させる場面もありました。
(フライヤーをよく読み直したら、ジャン=ピエール・ジュネ監督の「憎たらしいほどの傑作!!!」とのコ
メントが寄せられていました)

年齢も、住む国も違うのに――、
不器用ながら正直に、懸命に生きようとしたメアリーとマックスの姿に、最後はじーーーんときました。
このストーリーは実話なのだそう。
それには本当にビックリです。

劇場は――、15人くらいのお客さん。
女性よりも男性が多く、年齢も様々。

いよいよ今月で終わってしまいそうですが、お時間許しましたら、是非!


【写真:劇場前のポスター】

2011年5月18日水曜日

進化・進展・進歩――自分はどうだろー?



今日はとても気持ちの良い一日でしたー。
しまうまは午後、楽しみにしていた――、さとなおさんの講演会へ(あ、仕事です・笑)。
http://www.satonao.com/

さとなおさんのお話を伺うのは、実はこれで6回目(多すぎだろー・笑)!
仕事でもご一緒させて頂いたことがありますが――、
自分の原体験として――、先ず彼のブログありき――、だったことが自分にとっては大事なんですね。

面白いなぁと読み始めた2年後くらいに――、ようやく「さとなおさんとはどんな?ヒトだったのか」
を明かされる本が出版されました。
それが名著『明日の広告』です。
その後、仕事をご一緒させて頂くような貴重な機会を得ました。
http://goo.gl/xDTCZ

さとなおさんのお話は「一回聴いて終わり!」というものでは決してなくて――、
ベースとなる考え方の普遍性は勿論、あるものの――、
彼自身が実際に様々な経験をされたり、思いを抱いたりされる中から、内容が毎回アップデートさ
れているのが凄いです。
今日も震災後のSNSの有り様を交えてお話頂きました。

だから こう――、何と言うか…、
或る種の理想は必要なんだけれど、それとstruggle する実体験が彼の話の中にはあって、それが
とても勉強になります。
だし、「自分はどうか」――、と全然レベルは違うのに自分自身を省みるきっかけにもなります。

ご自身にはかつて――、
「しまうまさん、貴女、もう聴きに来なくていいですから(笑)ー」と言われているにも関わらず、
懲りずに伺うのは、決してマニアのストーカーではなく(笑)――、そんな発見があるからです。
本当に凄い方だと、しまうまは尊敬しています。
だから折角、フランクに接して下さるのに――、
直ぐに「あわわ、あわわ(汗)…」となってしまう、自分の未熟さ(恥)。

はい。
もう少し…、修行します(年齢だけは十分なんですけど・粛々)。

今日はそのさとなおさんと、同じ姓の佐藤俊介さんとのセッションでした。
しまうま、不勉強でしたが《Satisfaction guaranteed》というmade in Japan の製品で――、
facebook を中心に展開。
http://goo.gl/by8fb

リアルの店舗もありますが、あぁ――、こんな展開もあるんだなぁ――、と、とても勉強になりました。
沢山のラーニングはありましたが、しまうまが一番ググッ!と来たのは――、
「こういうことを “本気で思っているんです”」という彼の言葉でした。

常識的には無理???、破天荒???ということを、勿論、それをサポートする技術的だったり、
人的だったりする側面は重要だと思いますが、

「本気で思う」 

その言葉は、彼よりも随分年長の自分にも突き付けられているような気がして――、
何だか自分の心の底の何かを抉られるような気がしました。
早速、フェイスブックのファンページにも参画。
既に35万人が登録するサイト。
本当に遅ればせながら――、ではありますが、一緒にこれからいろいろ体験してみたいです。

■ ■ ■ ■ ■

今日はいろいろな偶然がシンクロした一日で――、道すがら――、何人もの友人に遭遇。
こんな日もあるんですねー。
講演会後のしまうま、ついつい調子に乗って表参道から新宿までテクテク(笑)。
それでも気持ち収まらず、ジムで30分程ストレッチ。
ようやく心の様々な高揚と肉体の疲労――、とがバランスを取って、ひと息つけそうです(笑)。

そうそう、今日はこんな素敵なお天気に表参道!という滅多に無いシチュエーション(嬉)。
お昼はAVEDAの中にあるPure Cafeにて(写真)。
http://goo.gl/Ncf7r

店内は女子率90%以上(笑)。
ツイートをしたら、このPure Cafe や池尻(中目黒)にあるCafe Eight のオーナーのおひとりである
ダブリュー・オー・エイトの清野さんからも、コメントが…
その後、中々お目に掛かれる機会がないのですが、本当に嬉しかったです!!!

Pure Cafe――、久し振りに伺いましたが、とても美味しかったー!
また行きたいです。

2011年5月17日火曜日

だんだん近づいてくる――、或いは突然!という感情

あの――、突然ですが(詫)・・・、
日本人の寿命については――、今、とっさに調べたGOOGLE的には 82.9歳――、ということらしいです。
http://goo.gl/kO7Cv

でも毎日、メディアを含めて多くの訃報が届く中――、
若い方もあれば、すごーくご高齢の方もある。
何を平均?とするかはとてもとても難しい議論です。

誰にもついに来るその日や――、
その要因を決めることに対しては全く非力で、 コントロール不能。
「神のみぞ知る」です。

自分自身も年齢を重ね――、
これまでに旅立つには余りある若い方を――、或いはあまり年の変わらない方々を見送りました。
また年齢に関わらず、人間の『死』は本当に切なく、表現の仕様がありません。

そして日々日々――、平均寿命を前後する年齢で報じられる著名な方々の訃報は――、
自分の親のこれからや、自分自身ともシンクロします。

しまうまには直接には絶対に言わないけれど――、
彼らは近づきつつある何かを――、
実は凄く敏感に感じているように思います。
誰にも――、
それがいつ?なのか分からない――、老いや若さを超越した議論です。

でも現実は日々、情け容赦ない毎日がある訳で――、
でも(あ、“でも”を2回も使ってしまった)――、 だからこそ、一日一日を有限と思って過ごすことを
意識していきたいです。

あー、今日のブログは結論無く、すみません(詫)…。

2011年5月16日月曜日

SHISEIDO THE GINZA



早くも――、5月、いよいよ折り返しましたね。どうも時間だけが否応なしに過ぎていきます。
いやはや…、気ばかり焦ります。


今日は土曜日にrenewal open!した資生堂《THE GINZA》を見に行きました。
とは言っても…、このニュースを知ったのはツイッターでした。
どうも?今日は《THE GINZA》のことを語るヒトが多いなぁと思って(笑)――、
週末 たまたま出掛けた先の日本橋の地下のコンコースで大きなポスターを見つけて、《THE GINZA》が
新たにopenしたことを知りました。
http://stg.shiseido.co.jp/floor/


早速 今日――、ひと通りの仕事が終わった後、覗いてきましたー!
1F は今はもうありませんが――、かつて表参道でやっていたようなサンプルを自由に試すことの出来るス
ペース。表参道と違うのは、その場で買うことも可能――、ということ。

折角来たからには(笑)――、
随分前にTVのニュースで観た――、バーチャルでメイキャップが出来る機器 に果敢にトライ(笑)。
大体――、百貨店の化粧品カウンターほど、怖くて近寄り難いところはありません(告白)。
だから、こんな時こそ(笑)!
この機械は、サンプルについているバーコードをスキャンさせると――、
例えば口紅であれば鏡に映った自分の顔にその色が乗っているような風になる――、という画期的なもの
(テクノロジーって凄いです・しみじみ)。

今日は口紅をトライ。
並んでいるサンプルの中から――、視覚的には自分が合いそうなものを選んだつもりですが――、
鏡を見ながらいろいろな色を試すと――、多分、ショーケース上、自分では手に取らないであろう色が意外
と合いそうなものがあったりして(新たなる発見)。

ズボラなしまうま、普段は殆どお化粧をしないのですが、本当に面白いなぁ…と思いました(貴女、一体
いくつよ?という突っ込みが遠ーーーくから、いや、近くからも聞こえる・笑)。
メイキャップ好きな方には、きっと堪らないと思います!

1Fに足を踏み入れて、「あっ!」と思ったのはいろいろな小物雑貨とのコーディネートの妙。
かつての《THE GINZA》のワクワク感を彷彿させるものでした。
誰がプロデュースをしたんだろう???――、後で調べてみよー。

その他、資生堂が本当に長年、コラボレーションをしている香水の王――、Serge Letens の――、
小さいながらものコーナーや…
3Fに上がってみると、資生堂の最高級ライン《Clé de Peau》のエステ・スペースや(今日まで一般公開
だったようで、サロンの中まで案内頂きました・感謝)――、
スキンケア、メイキャップのコンサルテーション・ルーム(有料)や――、
2Fにはメイキャップや記念写真を撮れるスペースまで。

しまうま、年と共に肌が弱くなり――、正直、資生堂製品を全て使える訳ではありません。
でも、日本が誇るグローバル企業。
この企業の取り組みは、すごーーーく応援したい気持ち。
今日の訪問を機に、久し振りにホームページを見ると――、こんな未来に向けての語り掛けも。
http://www.shiseido.co.jp/mirai/

銀座の歴史ある――、でも次なる時代を新たに刻む名所です。


【写真:THE GINZAの正面】

2011年5月13日金曜日

温かい時間



このブログは、そのシンプルさが気に入って、google のblogger を利用しています。
このところいいピッチで、毎日調子よく?綴ってきましたが(笑)、水曜の夜からパタリ…、とログイ
ンが出来なくなりました(おいおい・涙)。
どうやらシステム上のトラブルだったみたい。
ようやく直ったようで、【下書き】に入ったままになっていた水曜の分から以下、今日(14日)からの
リ・スタートです。
引き続き、宜しくお願いします。

■ ■ ■
今日は霧雨降るお天気でした。
仕事でヒールのあるものを履かなくてはならなかったので、今日の靴はグショグショです(涙)。
目下、新聞紙で靴の中の水分吸収中(笑)…
水分が取れたら、明日はまたクリームを塗らなくっちゃ(決意)!
自分の足に合う靴はそうそうありません。
だから、一度出会ったら、極力ケアをしながら大切に履きたいものです。
あ、天気の話に引っ張られました(詫)。

■ ■ ■
今日は久し振りの友人ふたりと食事をしました。
10年来の友人たち――、多分、3人揃ってというのは2~3年振りだと思います。
でもホント、みんな歳取らないなぁ(笑)。

場所は西麻布の『HOUSE』。
CIBONE がプロデュースした、STAUB社の鍋を使ったココット料理のお店です。
1年前にも別の友人の壮行会でお邪魔しました。
店内は調度品と照明の雰囲気がとても温かく――、「我が家へようこそ!」と招かれた感じ。
この日も満席でした。

勿論、お料理もとても美味しく、丁寧に作られているのが分かります。
シーズンによってメニューが変わるようですが、今回の写真の穴子と雪人参の温製テリーヌはとても美味
しかったです。
あと、もしも二人だったら、それだけでお腹も一杯になってしまいそうな、温野菜サラダも素材の新鮮さ
が伝わってくる美味しさです。
その他、数品食べて、最後に、しまうま以外のお二人はスフレを食べてました。

サービスも、お店同様、温かい感じでとても居心地のよいお店です。
正直、お店へのアクセスがいいと!は言えませんが、気忙しい毎日の中で、たまに会う友人との時間くら
い、その “わざわざ感” を大切にしたい――、そう思えるお店です。
■ ■ ■

しまうま、家に帰ってから、他の人たちの評価も読んでみました。
結果は千差万別(笑)。
でも それらを読みながら思ったんですけど...
正に飲食店というのは生き物で――、勿論、食べものの美味しさとかサービスの良さとか調度品とか...
いろんな要素がある上、どんなヒトと一緒か――、とか、どんなヒトがその日に来ているか――、とか、
隣のテーブルのヒトとか、どんなお天気か――、どんな話をするか...
そんなことでも印象がガラリと変わります。

だから食の評価というのは、あくまでも極個人的な経験で、行った時のその瞬間、瞬間を切り取ったもの
でしかないようにも、個人的には思います。
だからあまり人の評価に翻弄される必要はないかなぁとも(←自分、調べたくせに言う・笑)。

我々のテーブルの他も、旧交を温める場――、としていた人たちがいました。
勿論、気の合う仲間やカップルの姿も。
『HOUSE』は、そういう温かさを包んでくれるような、素敵な空間でありました。

【写真:穴子と雪人参の温製テリーヌ】

【参考】 http://www.veritacafe.com/gourmet/080910/

【住所】東京都港区西麻布2-24-7 Nishiazabu Show Case 4F 
    Tel:03-6418-1595

2011年5月11日水曜日

East Tokyo はどうなるだろー?――蔵前 mirror



今日は昨日とうって変わって、18℃前後の肌寒い――、そして雨脚の強い一日でした。

今日は蔵前にopen したmirror のレセプションへ。
mirror はリノベーションによって生まれた 文化発信拠点を目指すスペースです。
http://www.mirror-ep1.com/
既にカフェはopen しているようで、この月曜の日経MJにも紹介がありました。

■ ■ ■
プレスリリースによると――、
mirror = 鏡は鑑みる、すなわち見て、決定する事。
時代を見据え、新しい視点で東東京をデザインするプロジェクト。
“mirror”が映しだすものは、楽しむ人の姿だ。
とあります。

レセプションの在り方としては、しまうま 初めて!のエントランス・フィーを支払うもの(驚)。
とは言っても可愛い500円(笑)。
《Reflection of Our Action》として、入り口では、それと引き換えに mirror の為にデザインされ
た数種の手ぬぐいを一点、頂きました。
また中では食事は提供されたものの、飲み物はキャッシュ・オン・デリバリー。その飲み物代も
またチャリティとなっていました。自分が飲んだもので、そういう風に繋がっていくのは素敵な
アイディアだなぁ...、と思いました(但し、善意の気持ちが募っての飲み過ぎには注意・笑)。

全7F のフロア。
4~6F はシェアオフィスや隅田川沿いを走るランニング・ベース等々――、これから本格的に始ま
るようです。
なので、今は中はガランとして――、今日はパーティ・スペースとして解放されていました。
3Fにはアート・ギャラリーも。

既に東日本橋・馬喰町周辺は、《フクモリ》や《アガタ竹澤ビル》等、多くのユニークな試みがな
されていますし、最近は末広町の《3331 art chiyoda》やその近くのJRが開発した《2k540》等、
これまでの様々な(商業)施設の開発とは異なる、新たなムーブメントが出てきて久しいです。

これまでのいろいろなトレンドの発信は、どちらかというと渋谷を中心とする、所謂広域シブヤ圏で
した。勿論、それは今後もクラシックとして不動なのでしょうけれど、
んー、でもでも個人的には東は今後、いろいろな発展が望めるんじゃないかなぁ…、と期待。

生憎のお天気の今日も――、
このmirrorからは隅田川越しに――、スカイツリーがぼんやりと浮かんでいました。
【写真:mirror の外観】
mirror>>所在地:東京都台東区蔵前2―15―5
【参考: http://goo.gl/ZtuMA 】

2011年5月10日火曜日

神保町 学士会館 『The Seven's House』



今日は、5月10日。
東京は何と!28℃まで気温が上がりました。
そして夕方から雨。
今週は雨の多い一週間になる予想です。

さて――、
今日は先日行ったところを、ひとつ紹介させて下さい。
神保町・学士会館にあるビア・パブ 『The Seven's House』です。
http://goo.gl/66ndS

元々数年前に一度、上階のフロアで或るイベントに参加させて頂き、
「今の時代にこんな素敵なスペースがあるんだ!」と、その歴史的調度品の素晴らしさに感銘を
受けたことがきっかけです。
その後、暫くしてフランス料理の『ラタン』で一度会食で利用させて頂いたのですが、それもリ
ーズナブルなお値段ながら、本格的で(かなりクラシックなフランス料理)――、とても記憶に残
っていました。

元々――、この学士会館というのは、所謂“旧 帝国七大学” の在学生、職員、卒業生の為に組織さ
れた学士会が母体になっており、その宿泊や様々な目的の会合の為に利用できる施設です。
それまで会員のみにクローズだった、特に飲食は今は広く我々のような一般も利用が可能です。

今回伺ったビア・パブは、メニューの数こそ決して多い!という訳ではありませんが、いずれも
本格的。
しまうまは友人と、シーフード・サラダ、トリッパ等々を食べました。
単なる安さだけのお店ではありません。
でも、とても新鮮な具材。とても丁寧に作られた品々――、そしてサービスやファシリティのク
オリティに照らすと――、ん、しまうまは価値があると思います。

ただ、上記の目的の会館なので、タイミングによっては一瞬、一歩踏み込むのに躊躇するような
雰囲気もあるかもしれませんが(←それ、この間の自分・笑)...
でもでも、その一歩を踏み出す価値はあります!

ふらり、この神保町辺りにお出かけの際、名店 “さぼうる” や “ミロンガ” とも違って――、キュ
ッ!とビール+α を――、という時、相当クラシックではありますが、しまうま的にはお勧めであ
ります(笑)。

※お時間が予め分かるようでしたら、予約をお勧めします!

【写真:店内の照明】

2011年5月9日月曜日

じゃがりこ 症候群



あれほど楽しみだったGWは、無情にもあっ!という間に終わり(涙)…
今日から、また現実です(粛々)。

大体、あんなに休んだ筈なのに――、一体、この倦怠感は何でしょうね…。
ま、しまうまの場合は――、単に年のせいなんだと思いますが(素直に受け止める・笑)。

あ、ここで突然ですが――、みなさんに聞いてみたい!
普段は食べないのに――、何故か?急に食べたくなるモノってありますか。

えーっと、ちなみにしまうまのそれはですね…
代表的な食べモノは:
じゃがりこ(写真)、フライド・ポテト、ハンバーガー等…、所謂、ジャンク・フードです。
あ、あとアイスクリーム。

その上、飲みモノは:
コーク、ビール、スパークリング・ワイン、オレンジ or グレープフル―ツジュース等…

普段は食べない・飲まないモノばかりです。
これらを体が欲すると――、ウルトラマン的に言えば(どんな喩えだ?笑)――、エネルギー枯渇のピコピコ・
ランプが点滅し始めることを意味します。
或る意味――、分かり易くもありますけど。
何でわざわざ体調が悪い時に、敢えて体にあまりよくないものを体が欲するのか――、この矛盾(笑)。

今のところ――、自分の場合には1日、2日で終結を見るので良いのですが、体の声って本当に不思議です。
今日は静かに休んで――、また明日に備えたいと思います…

【写真:じゃがりこ(言われなくてもみんな、知ってる・笑)…】

2011年5月8日日曜日

子の心 親不知



今日は暑過ぎるくらいに素晴らしいお天気でした。
みなさん、思い思いの――、素敵な日曜日を過ごされたことと思います。
そして――、今日は母の日でもありました。
ご存命でも――、残念ながら――、それが叶わなくても――、 今日は世界中でお母さまに対する――、
それぞれの感謝の気持ちの形があったのだと思います。

ツイッターやFB上では、お花とかプレゼントとか買う方も多いようでしたが――、
実はしまうまの母はここ数年――、

「何も贈ってくれるな」

「断固!花は要らない」

と言っています(困惑)。
街を歩くと――、お花屋さんには日に日にカーネーションが増え、各小売店では『母の日にいかがですか』
的なアプローチが多い中――、
しまうま、毎年、本当に困っています(涙)。

ということで、今年は「何か手料理を作ろう!」とデパ地下に行ったら――、
しまうまが生を受けた 長崎県産の鯛の切り身を発見(嬉)!
早速、家族分買い、偶然にも長崎県産のアスパラも売っていて、「これはいいなぁ…」「喜んでくれるかなぁ
…」と思い、次々購入。
昨日の夜は鯛をおぼろ昆布で〆たりして、準備は着々と。

と、ところが!今朝になって――、

   母「今日は出掛けない!」と言いだし(おいおい・再び困惑)…、
しまうま「えー!食事、用意してるのに…」と言うと、

   母「このGW、沢山出掛けたから今日は行かない」
しまうま「鯛はどうなる???」
   母「冷凍すれば大丈夫よ(笑)ー」

との弁。
はぁ(溜息)…。

しまうま、昼間っからこの鯛、食べました。
はい。夜も…、た、食べます(ウップ…)。

その昔は勿論、毎年あれこれ考えたものを贈って――、彼女も喜んで受け取ってくれました。
でもそれは本当は――、
というか本当に彼女の欲しいものではなかったのかもしれないし――
それ以上に――、
喩え高価なモノではないにせよ、彼女はしまうまの経済的負担を案じてくれているのかもしれません。

よく “親の心 子知らず” と言いますが、まぁ、逆もまた然りで しまうまに言わせると “子の心 親不知”(笑)。

や、でもこれ自体も――、
彼女に言わせれば“親の心 子知らず” なんだろうなぁ――、と、今、 このブログを書きながら思います。
まぁ・・・
食事は自分で食べましたが(全ては到底無理なので一部冷凍…、と追々)、暫く分はありそうです(笑)。

確かに――、彼女はひどく照れ屋です。
男性には時々いますけどね。
一見すると、全然そんな風には見えないのですが――、改まった場で感謝されたりするのはとても苦手みたい
です。

そうそう! 今日、この格言を目にしました。
どの寺社にも入り口の所に――、その月の格言が毛筆で書かれていますけど、しまうまが行く出先の道なりに
あるお寺の和尚の言葉。
実は毎月ツイッターでup しているのですが、今月の格言は――、

『子の姿は 親のすがたなり』

んーーー、つまりは両者は鏡合わせだということです。
胸、痛し(笑)。

■ ■ ■ ■ ■

そんなこんなで (どんなんだ?笑)――、
夕方は銀座に行き、さなメモに書いてあった 松尾たいこさんの展覧会を観に銀座・ポーラまで。
http://goo.gl/kj3nx

さとなおさんが薦めておられた展覧会。
しかも、彼自身も松尾さんの絵を購入されていて――、一体?どんな絵なんだろう――、とワクワクして出掛けた
ところ・・・、
やー、何と言ったらいいんでしょうか…、素晴らしかったです。
本当に観に行って良かったです!

空想的なシーンではなく――、どれも生あるモノや自然を描いていらっしゃるのですが、
彼女の『眼』というフィルターを通すと――、
こんな風に映るんだなぁ…、と。
特に色彩については山の峰など、ブルー、ピンクや黄色を使っていらっしゃって――、
溜息が出ました。
こんな配色の仕方が出来るなんて!――、本当に才能の有る方は羨ましいです…。

入り口のところには作品のインクジェットのリトがあって、欲しかったーーー!
凄く高いのかな???と思っていたら、12,600円(驚)。
でも、今回感動したこのポスターの峰と空のコントラストや――、海の波のものは無かったので断念。
製作にはひと月かかるそうなのだけれど、これは是非、シリーズでこの展覧会の後、是非!販売して欲しい
なぁ(勝手な要望)。

会期はいよいよ今月29日まで。
銀座ポーラ・ビルの右手のエレベータで是非、3Fへ。
http://taikomatsu.exblog.jp/



【写真:エントランスのポスター】

2011年5月7日土曜日

プロフェッショナルな仕事に思うーー下北沢『スローコメディファクトリー』





















「プロフェッショナルな仕事」や「その在り方」については沢山の本が出ているし、いろんな立場の方の、
いろいろな見解があります。
或る一定の職業年数が経つと、
「自分の専門性とは何か」
「自分は何のスペシャリストと言えるだろう」
忙しい毎日の中でふと...、考えることもあると思います。

かく言う しまうまも 30台前半のその昔、そんなことをツラツラ…、と考えていたこともあります(告白)。
勿論、企業でみーんながスペシャリストを志向したら、回っていかない部分も有り(それはそう)...
何も、スペシャリストだけが凄いっ! 偉いっ! と絶賛するということでは全くありません。

ただ、或る領域を深め、昇華していく職人的仕事の「技」というのは、本当に凄いなぁと思います。
ま、自分はまだまだ...、というか、このままボーーーッとしていたら、しまうまの職業人生なんて直ぐに
終わってしまいそうな勢いですけど(恥)。


最近のしまうまが甚く、そのプロフェッショナリズムについて考えさせられるのは、エンターテイメント
の世界です。
先日久し振りに観た野田秀樹さんの舞台もそうだったし、昨年、仕事で「生活者の楽しい!
という気持ちや、嬉しい!という気持ち」の深掘をテーマにしていたことがご縁で、ご一緒させて頂いた
お笑いの よしもとの会社の方々もそうでした。

その時お会いした よしもとクリエイティブカレッジの講師で、放送作家の東野ひろあきさんが
ご自身でいろいろな活動をされている...、ということで、先月と昨日、友人とライブに伺ってきました。

仕事でお話を伺った時も、所謂《お笑い》というものを作っていく方々の凄さに「やー、こんな世界があ
るんだなぁ…」などと感慨深かったのですが、特に感銘を受けたのは《何気ない日常を観察する、その視
座》です。
それは意図的に「笑わそう!」とするものとは対極にある、静かで、時に軽く、時に深い笑いです。


先月は、経堂の『笑和堂』というところに伺い☟
http://shouwadou.net/

東野さん/前田一知さん/マジシャンのナポレオンズのバルト小石さんのトーク。
バルト小石さんの、飄々としたキャラクター、凄く面白かった!です。
会は満席! 地元の方、会の常連の方、東野さんの学生さん等々。

昨日は、下北沢の『スローコメディファクトリー』というところで、東野さん、前田さん他、松尾貴史さ
んによる『モンティパイソン朗読会』(笑)☟
http://slowcomedyfactory.oyucafe.net/

タイトルを聞くだけで笑えます(笑)。
こちらも満席。ぎゅうぎゅうでした。

後で友人に教えてもらって理解したのですが、こちらのオーナーの須田泰成さんがモンティパイソンの著
書もある研究家で、東野さんはそのモンティパイソンの舞台や登場人物を関西風に仕立てて脚本を書いた
ものだそう。

最初に三人による朗読があって、その後、DVDで、オリジナルの同じ場面をレビューする...、というもの
でした。
やー、本当に面白かった!です。

と、同時に『笑和堂』も『スローコメディファクトリー』も小さな舞台(スペース?)ではありますが、
ヒトの前に立つ方々と、観る側の間にある「プロフェッショナリズム」について...、
勿論、会自体、抱腹絶倒!で楽しかったは、楽しかったのですが...、その一方で、いろいろなことを考え
させられたりもしました。

特に、松尾さんは、これまでTVでしか拝見したことがなく、古くはモノマネとか、最近ではコメンテータ
ーやウィスキーの素敵なCMもあり...、本当に多才な方で凄いなぁ...、と思うのですが、ご本人はそんな気
負いもなく、とても自然で、素敵な方でした。

しかし、一旦、朗読になるとキュッ!とスイッチが入る...、みたいな。
友人のお蔭で、舞台に近い席で観れたので、余計にいろいろなことを考えてしまいました。

会が終わって、来場した方もゆるゆるとご飯タイム。
しまうまは、お隣の、松尾さんのカレー屋さん『般° 若』(パンニャ)で「カレー」を頂きました☟
いつもツイッターで見ていて、一度行ってみたいなぁ...、と思っていました。
ここも、とーってもお勧めです!
美味しかったー。

やー、3月に、相当久し振りに降り立ってから、この下北沢は今年 2度目。
若い時には感じなかった、この街のコミュニティ...、緩やかな繋がりみたいなものも肌で感じた夜でした。
また、近いうちに行ってみよー。


※ またようやくネットに飛ぶようになりました(嬉)ー!

【写真:お隣のカレー屋さん《般° 若(パンニャ)》 のほうれん草とカッテージチーズに卵追加。
               卵がパックマンみたい(笑)】

【USTはこちら→ http://www.ustream.tv/recorded/14515767 】

2011年5月5日木曜日

三浦半島は素敵だ






















GW三連休の中日に車に乗って、三浦半島に行って来ました。
や、最初は箱根に行こう!と相当頑張って早起きしたのに、世の中はもっと早起きで(涙)。
既に川崎からパタリ…、と動かなくなり、渋滞20km。更にその先の厚木では10kmとの報。

「こりゃ、駄目だ…」

と横浜・青葉から90°進路を変えて、いざ!三浦へ。
これは道路的には相当正解でした。
それに...、実はしまうま、横須賀に行ったコトがありません(告白)。
基地の町《横須賀》。
お天気が良かったのと、今やどこもマンションが乱立で明るい印象。
本当はどぶ板通りとか歩いてみたかったけれど、それはまたの機会に。

海岸線は鎌倉・茅ヶ崎辺りとよく似ていて、ソテツや花々が南国的雰囲気を醸しています。
しかし、鎌倉・茅ヶ崎と違うのは、圧倒的にその交通量。
少ない...、とは言えませんがあまりストレスを感じない量。
海岸では潮干狩りやBBQに興じる人たちの姿があって、みなさん、思い思いのお休みを楽しんで
いました。

横須賀から観音崎...、三浦に入り、お昼は寿司割烹『豊魚』で「ジャンボ握り」。
他の面々は「ジャンボちらし寿司」☟
http://hougyo.com/hougyo/
いずれも豪快な分量!で、気取った雰囲気もなく...、楽しい食事でした。

それから城ケ島まで足を運んで、京急ホテルでお風呂に入ったり(温泉ではありませんが、疲れを
取るにはお勧め。2Fには休憩室も。但し、女性のお風呂からは海を臨めません)、干物を買った
りして戻って来ました☟
http://www.misakikanko.co.jp/jyogashima/hotspring/


三浦半島は、緑がとても深くて、畑では大根やキャベツを栽培していて...、海の幸もある。
高速道路がかなり整備されていて、渋滞さえなければ、都心から湾岸を通っても本当にアクセスも
良く、また行ってみたいです!


【写真:城ケ島の京急ホテルから風景】

2011年5月3日火曜日

映画『イリュージョニスト』――The Illusionist



この春――、観るのを楽しみにしていた映画があります。
『ブンミおじさんの森』。

『South 180°』を観に行った時に、予告で流れていたのがとても印象に残っていて――、
帰りにフライヤーを頂いて帰ったら、この映画は或る映画祭で賞を受賞していて、その審査委員長だった
「ティム・バートン絶賛!」の見出しと共に、彼のコメントが書いてあって――、
その文面を読んで――、これは相当に凄い映画なのではないか!!!と感じ――、
観に行くのをとても楽しみにしていました。

が!

またボーーーッとしていたら、案の定、上映は終了。
まだ東京での上映は決まっておらず…、
やー、久々にやってしまった!感 満載のしまうまです(後悔)。

そんな最中――、
今春、『ブンミおじさんの森』ともう一本、観たかった映画が『イリュージョニスト』です。
http://illusionist.jp/

「ひょっとして???」と不安に駆られて、すかさずチェックしたら、
それまでの上映先である六本木ヒルズから、同じ六本木は六本木のシネマートという別の小さな劇場に
変わっていました(汗)。
ひょっとして同じ轍を踏むかも――、との恐怖に駆られ(大袈裟)――、
本当はいろいろやるコトはあるのに、無理矢理観に行きました(いつも前段が長い・詫)!

感想としては――、
また劇場でゆっくり観に行きたい――、とても素敵な映画でした。
故・仏国映画界の巨匠(作品はそういう重さを全く持っていないのがミソ・笑)ジャック・タチ監督がお嬢さ
んへの想いを込めて作った未発表の脚本を、
仏国の新進気鋭の監督 シルヴァン・ショメが掘り起こして、今回の作品にしました。

お恥ずかしながら――、
シルヴァン・ショメの作品は初めて観ましたが――、所謂、仏国の伝統的な漫画“ボン・デシネ”と、
今回の配給のサポートもしているジブリ――、宮崎駿の影響を120%に受けた映像の手法は――、
レトロと緻密な現代のアニメの手法がシンクロして――、
本当に素晴らしかったです。

あと…、女の子の――、無邪気さが切なかったなぁ。
本当は「邪気」なのに、子供のような意図しないものが発言したり、行動したりすると「無邪気」へと質が
変容するんだ――、ってことも改めて発見したり。

今、上映中のシネマートでどのくらい?上映するのか分かりませんが――、
是非、多くの方に観て頂きたい――、大人の為の映画です…


【写真:映画館前のポスター】

2011年5月2日月曜日

がんばる――、の意味


誰かにエールを送りたい時――、
や、普段でも「がんばろ―」「がんばって」…、ついつい口をついて出てしまう言葉です。

週末読んでいた多田道太郎さんのエッセイ『しぐさの日本文化』(“積ん読”になっていたひとつ・恥)に――、
『頑張る』という言葉にはふたつの意味が有り――、
①我意を張り通す
②どこまでも忍耐してつとめる

今の私たちは②の意味で使っています。
多田さんの見解によると、この「頑張る」が一般化したのはNHKのアナウンサーがオリンピックで「前畑ガンバレ!」
と叫んだところからだ――、と。
wikiによると、このオリンピックは1936年(昭和11年)のものだったとあります。
戦時中の集団主義から「戦後の個人主義へとイデオロギーが移行し、それととにかく元気を出そうという思想が結び
ついて」この言葉は興隆を見ることになった――、との見解です。

なるほどー。

「頑張れ!」の仏語だと――、
“Bon Courage!”とか、“Bonne Chance!”とか…
“Bonne Chance!”は英語の“Good Luck!” ――、幸運を祈る!だけれど、
“Bon Courage!”は勇気を持って立ち向かおう!――、みたいな感じでしょうか。

確かに「我を張る」なんて意味は無いですね。

この本は、私たち日本人が知らず知らずに行なっている様々なしぐさを違う角度から考え直させてくれます。
「何で?こうなのかな?」
そんな多田さんの素朴な疑問から始まって――、
いろいろな見解を有識者や先人たちの言葉を引用しながら――、
しかし、先ほどの「前畑ガンバレ!」みたいに厳密さには欠けるかもしれないけれど、緩々とした多田さんのトーンが
ユニークです。

ここ数年――、「史実はどうか?」「本当にそうなのか?」なんてコトを追ってきた自分にはこの緩さが――、
エッセイって改めていいなぁ――、と思いました。
や、こうやって捨てよう!と思った本が中々捨てられない訳です(涙)…。

そうそう昨日の驚きは――、
これをツイートしたら、結構、沢山の反応があってビックリでした(笑)!
直ぐに返せなかったのが残念だったなぁ。


あ、そうだ!
昨日ようやく――、パタゴニアのチャリティ・ブランケットを買えました。
またボーーーっとしてたら、売り切れてたんですよね(涙)。
店舗によってカラーが違うのも、素敵。
http://www.patagonia.com/jp/home

しまうまはカーキを――。
これは全額寄付されます。

この連休、ボランティアに出掛ける方々もとても多いと報じられています。
足を運べない自分は、こんなことをほんの少しずつですが――、
続けて貢献したいと思います。


【写真:パタゴニアのチャリティ・ブランケット!】