2016年5月3日火曜日

NHKオンデマンド『伊藤若冲 天才絵師の謎に迫る』


























しまうま、念願の連休がスタート(大喜)!
明日は生憎のお天気...、との報で、先ずはお洗濯から(静々)...

本当は、ほんのひと月しか会期の無い『生誕 300周年 伊藤若冲展』に行きたい!と思いましたが☟
http://www.tobikan.jp/exhibition/h28_jakuchu.html

4月23日からスタートの展覧会。
FBやツイッターを見ると、既に大行列の報に「到底無理!」と諦め(涙)。
NHKスペシャル『伊藤若冲 天才絵師の謎に迫る』を、いつものNHKオンデマンドで(写真)。

勿論、生で観る臨場感に勝るモノはありませんが、この番組ではデジタル技術を駆使し、科学的に
分析したり、目視では到底分からない絵の色の重ね方や、襖絵のように持ち出すコトの叶わない作
品を観るコトが出来て、素晴しいアプローチでした。

若冲の描き方は一筆書き。
しかも、下書きも無く、輪郭線も無し。その上、描き直しが無い――、という驚愕な仕事。
どれだけの集中力で、仕事に挑んだんだろう...
同時に、現況、彼が誰かに付いて絵を習った――、という記録も無く、独学なのだそう(再び驚)...

             ――千載具眼の徒を俟つ――

千年後、自分の仕事の価値が理解される時代が来るコトを願う...
世に批判があっても、それだけ真摯に...、極めて精密に、一筆一筆に魂を込めた若冲の言葉。

今尚、解明出来ているのは、ほんの一部――、とされています。
X線を用い、描き方や染料の分析は可能になった今。
技術的な面の分析は進むでしょうけれど、でも恐らく、この独特の世界観――、彼自身が語った言葉
があまりに少なくて、もはや難しけれど、当時の画壇との闘いもあったでしょうし、彼の人生観に裏
打ちされた、絵に対する考えがどのようなモノであったのか――、どのような想いがあったのか――、
それが知りたいです。

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