友人の中でも観ている方も多くて、1日の終わりに鑑賞するには、決して明るい話ではないコトは重々理解
した上で、映画館へ。
以前観た『Alexander McQueen』然り☟
『Martin Margiela』然り☟
『Vivienne Westwood』然り…☟
ファッションって、本当に人間を幸せにするモノなのだろうか…、というコトを、深く深く考えさせられる
内容でした。
でも、以前の3本と明らかに異なったのは、監督の視点が、誰かの主張に加担するのでは無く、フラット
だったコト。そういう意味で、とても清々しい映画でした!そして、Gallianoが、今もMargielaのクリエイ
ティブを手掛けている事実に、明るい展望を感じるコトができました。
その全体のトーンの中で、Bernarld Arnaultや Sydney Toledanoの登場に、やや引っ掛かりがあるものの、
取材を拒もうと思えば、容易に一蹴出来たのに、そうしなかったのも、或る種の勇気だと思いますし、
はたまた偽善?、次なる仕掛かりへの伏線? なのかも知れません…
ダイバシティ、インクルージョン…、そう声高に叫ばれる世の中にあって、この日に目にしたモノに対して、
実際、しまうまという人間が、寛容であるのかどうか…、それについても考えさせられました。
彼と同じ時代を生き、彼の表現を目にして来た方々には、お薦めしたい映画です…
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