2016年4月10日日曜日
Le Studio Hermes『殯の森』
今日の夕方は、Maison Hermesで毎週末、月替わりに上映されている Le Studio Hermesへ☟
http://www.maisonhermes.jp/ginza/
毎回、News Letter は頂いているのですが、中々行く目処が立たず...
今回は、昨年観た『あん』の河瀬直美監督作品であり、2007年、カンヌ国際映画祭のグラ
ンプリ受賞作品『殯の森』☟
http://www.mogarinomori.com/news.html
監督の名前に惹かれて、観に行って、観ている間は後悔。
スゴーく怖くて、時々観ておれず、目を閉じながら音だけ聴いている場面多く...
しまうまの左隣の方は、お連れの方に「気分が悪いので、出るね」と退出されました。
それは、(いい意味で)野性味溢れるカメラワークのせいだと思います。
しまうまは、この先、このストーリーがどんな着地を迎えるんだろう...、そう先の見えな
い展開に不安になるコト仕切り。
終映後の電車の中で、頂いたパンフレットにあった(写真下)、Le Studio のディレクター、
アレキサンドル・ティケニスのコメントを読み、ようやく...、この映画の本質的な意味を
深く理解することが出来ました。
この映画は恐らく二度観た時、本当の意味を理解出来るのだと思いますが、それは しまう
まのような凡庸な人間の話で(静々)...
カンヌ映画祭の審査員の方々は、あの一回の上映で理解されたという――、会話の多い映画
ではありませんでしたが、同じ言語でも、この程度しか理解出来なかったのに、その方々
のモノゴトを深く見つめる力に感嘆しました。
同時に、その際にはフィクサー的な――、通訳的な、きっと表舞台には出て来るコトの無い
監督の蔭に隠れた...、立役者が居たのだろうと推察します(☜穿るw)。
Le Studio での鑑賞は、毎月、ひとり一回迄の為、また何処かでチャンスがあれば!
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