2023年4月27日木曜日

『なかまぁる』ーー高橋恵子さんの「イラスト&エッセイ」






本日、4回目の月命日。
今日は、素晴らしい青空でした!

Facebookのタイムラインに、『なかまぁる』という認知症に懸かる情報を掲載しているポータルサ
イトの記事がよく出て来て、しまうま、目に留まる内容を、よくクリックして読んでいます☟

当事者や専門家のインタビューの他、よく漫画やイラスト入りで出て来るので、分かり易いですし、
中には、深刻な状況でもユーモラスに描かれていて、温かみがあり、勉強になります。


しまうまの家族は、認知症になることを、とても怖れていました。
それは、彼女の祖母が、晩年、認知症を患い、それ迄は、とてもしっかりして、家族自身も尊敬し
ていた存在だったにも関わらず、見る影も無くなったことが、記憶の、深いところに留まり続けて
いたからです。

家族は、「自分は、認知症にならない!」と豪語し、亡くなる最後の最後迄、俳句と書道を嗜んで
いました。
朝刊だけにはなりましたが、今思うと、相当気合を入れて読んでいたようで、新聞も、隅から隅迄
本当によく読み、気になる記事は切り取って、しまうま にも関係しそうだ!と思えば、切り取って
いてくれました。
溜めてしまうこともありましたが、コツコツと隅々、とても丁寧に読み、政治についても、とても
詳しかったです。


家族自身も、そのように相当努力をしていましたが、やはり年齢には抗えず...
しまうまも、「ん?大丈夫かな?」と心配になることはありましたが、認知症の初期では、巧くは
ぐらかす...、とも言われていて、最期迄「明らかにおかしい!」とはなりませんでした。

只、過去2年の間に、1年に1回くらいでしたか、それも何故か、同じショッピングセンターにお買
い物に行った際、必ず駐車場で突然!「今日、お昼食べたっけ?」と言い出し(汗)...
しまうまも「!!!」となり、「お!いよいよ来たか!」と心の中で思い、その不安を紛らわせよ
うと、家族をからかったりしている内に、本人、憤慨してw、我に返りシャキッ!となるwww...、
ということがありました。


家族が亡くなった後、2023年2月12日の『なかまぁる』に、「汗びっしょり肌ひんやり  脱がない
重ね着と心をはがす小さな嘘」という記事がありました。

内容はもとより、高橋恵子さんの、「モッサ、モッサ」というオノマトペも含めたイラストに、
その日の、家族の状況を彷彿させられ、「ハッ!」としました☟

家族も、とても寒がりで、身体が冷えることを敬遠し、厚着をする傾向にありました。
ERに搬送された日、当日着ていたものが、ライトブルーのビニール袋の中に入れられており、その
日の夜に、一旦帰宅する際、しまうま、それを持ち帰り...

亡くなった後、放置するのも良くない...、と思い、洗濯しようとして、驚愕!
12月26日の記録を見ると、最高気温が11℃、最低気温は1℃。確かに、とても寒い日でしたが、
ビニール袋から一着一着取り出すと、本当にビックリ!するような重ね着の数でした。


しまうまが子供の頃、ジェリー藤尾と奥様の子供向けの番組(確か「チャイルド」という子供服の
ブランドがスポンサー)で、山のように積まれた提供商品を、3分間だったか? 決められた時間内
に子供に着せ付けて、その分は全て持ち帰ることが出来る...、という、低価格が進行している今の
ファッションにおいては、考えられないような企画の番組を、彷彿させられました(汗)...


この記事の中にも書かれていますが、重ね着が過ぎると、体幹が揺らぎ、転倒の原因になります。
家族に起こった、その時の状況は、想像するしか方法が無いのですが、そもそも、歩行がヨタヨタ
していたことに加え、この重ね着により、つまづいた時にバランスが取れ無かったことが、転倒の
原因では無いか...、と、今の しまうまは考えています。


同時に、過剰な厚着も含め、ま、ま、病気と診断された訳では無い為、家族の、年齢相応かもしれ
ませんが、徐々に現れ始めていた認知機能の低下が、今後進行して悪化する前に、家族が天に召さ
れたとするならば、毎日とても信心深く、祈りを絶やさなかった家族が望んだ形だった...、と思う
ようになりました。

しまうま が伴走して来た家族は、不在となってしまいましたが、この『なかまぁる』の情報は、
今後の、自分の為にも有り難く(静々)...、継続して、読んで行きたいです。

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