2013年7月21日日曜日

川村のおじさん

















父が大学を出てから勤めた会社の社報に、訃報が載ったようで…、同期であり、しまうまのこ
とも生まれた頃から知っている、川村のおじさんから実家に連絡がありました。
先ずは驚きの電話と、暫く経ってから便箋二枚に綴られたお手紙が送られて来ました。
頂いたお手紙によると、最初の配属先に始まり、「腐れ縁にも程があるだろ(驚)ー!」とい
うくらい、長ーいキャリアの中で幾度もいろいろな場所でご一緒したようです。
だから、仕事のコトはあまり話さなかった父でしたが、しまうまも川村のおじさんのコトだけ
は、よく覚えていました。

おじさんの記憶にある、仕事での幾つもの父とのエピソードの中に、部下を統率する為に人事
権をチラつかせる上司に、普段、温厚な父が果敢に対抗した――、とあり、その泰然自若の姿
勢は若手のメンバーにも影響を与えた――、とありました。
何だか誇らしい…
上下関係のとても厳しい職場でしたが、そんな父に、先輩方までもが “さん ” 付けで呼んで下
さったのだそう。そんなに存在感があったのかな(笑)。
何れも、川村さんとのエピソードにはお酒がついていましたw
これも彼らしい(笑)…

元々青森出身のおじさんは、現在、宮城に在住。
リタイア後、離婚をされたようで――、おふたりいたお子さんの内、精神的な病を抱えたお嬢
さんを引き取り、今も夜勤のあるお仕事をされているとのこと。
大変です。

しまうまが大切にしている二枚の写真があります。
実家でアルバムを見ている時に、「コレ、貰っていってもいい?」と聞くと、「いいよ」と父。
「ねー、ねー、見て見て!この写真、何だか哲学者みたいに、考えてる風じゃない?」と言う
と、「そんなぁー、何も考えとらんだろー」とバッサリ(笑)。
後で、この二枚の写真は、川村のおじさんが撮ってくれたのだと知りました。
この何とも…、“芋虫の態” をした写真w は気に入っています。

手紙の最後には、「遠くないうちに傍に参りますので、また何卒よろしくお付き合い下さい」
と伝えて欲しい…、とありました。
今日は、月命日。
川村のおじさん、どうかお体にだけは気をつけて――、父と、私達家族と一緒の思い出をあり
がとうございます。また、是非、お目に掛かりたいです。本当に…

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