2013年12月31日火曜日

よいお年をお迎え下さい。



















本日、これにて今年の投稿を終えます。
昨日、築地本願寺に今年一年の御礼のお参りに行って来ました。
拙ブログをご覧頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
後半、海外のスパムからのアクセスが酷くて、今なお、対処中なのですが(汗)、ご心配をお掛
けしています。

この2013年は、これまで生きて来た中で最も厳しい一年でした。
昨年から闘病していた家族が亡くなり、自分にとって大切な人の命が終わる——、という瞬間に
立ち会い、勿論、これまでも「こういう日が来る」ということを考えては来ましたが、自分の未
熟さというか、愚かさを思い知らされました。
「もっとこうしたかった… 」と思いはしても、時計の針は戻ること無く、無情にも淡々と進んで
いくばかりでした。

病気になってからは、「心配掛けてすまないね」というのが口癖でしたが、しんみりしたり、思
い詰めた表情を嫌っていました。兎に角、最後の瞬間まで、誰よりも「自分が生きる」というこ
とに強い信念を持っていました。

家族には飄々としたところがあって、冗談を言ったり、笑いが大好き。
昔は萩本欽一さんや坂上二郎さんや笑点が大好きで、ここ最近はずっとNHKの笑福亭鶴瓶さんが
お気に入りでした。笑いは笑いなんですけど、どこか温かさのある笑いです。
ですし、ドラマのようなフィクションは大嫌いで、いつも「作りモノだ」と揶揄。ノンフィクシ
ョンのドキュメンタリーを好んで観ていました。

子供の頃、沈んでいると「ベショーっとするなよ」と言われたのも思い出します。
だから、せめてもの償いは、笑顔でいることだと思い、どうにも気分の沈む時もあるのですが、
明るくいよう——、と努めた一年でした。

今年は家族のコトのみならず、3月に16年間務めた仕事も辞め、ご縁があり、新しい領域に飛び
込みました。
家族もとても喜んでくれて、病床で嬉しそうに名刺を眺めてくれていたのですが、それもほんの
3週間で終わってしまいました。
いつも心配ばかり掛けてきて、本当に遅まきながら、ようやくこれからかな…、と思っていた矢
先でしたので、悔いが残りますが、いつも空から見ていてくれていると思い、悩み、また失敗も
多い、自転車操業の日々ですが、恥じない仕事をしたいと思っています。

これまでの自分は、人のことを慮り過ぎて、言いたいことを言えずにいたコトもありました。
心証を悪くするということに、怖さを感じていたからだと思います。
でも家族のことがあってからは、曲がりなりにもこれまで生きて来た自分の経験を踏まえて、そ
の瞬間、瞬間、自分に覚悟を持って、発言し、行動したいと思うようになりました。ま、そんな
コトを言うにはかなり遅いんですけど(汗)...
それが、家族が自分に教えてくれたことだと思います。

みなさんにとって、この一年はどのような年でしたか。
来る年が、みなさんにとっても、素晴らしい一年となりますよう…、そして、この一年のご愛読
に感謝致します。

※(追記)  原稿、未だ終わらず(涙)...

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