ただ、エントランスが分かりづらくて、しまうま、アタフタ💦
展示は、常設展と企画展が有り、企画展は「佐野ぬい」という、弘前出身で、最後は女子美術大学
しまうま、不勉強で、この方のコトを全く存じ上げませんでしたが(恥)、「青」が生涯のテーマだ
ったそう。
作品は、大きなキャンパスで抽象画ばかりだったので、正直よく分かりませんでしたが、大学の卒
業制作で描いた「自画像」が、一番良かったです。
ピカソの、「青の時代」にも合い通ずる所がありました。
また、故郷・弘前の、岩木山を臨む風景も、望郷の気持ちが伝わって来て良かったです。
また、お父様が亡くなられた時に作品、「父逝きて モノクロームの 岩木山」は切ないものが有り、
最後の絶筆となった作品は、今回の副題の「まだ見ぬ『青』を求めて」そのもので、そこ迄しても、
描こうとした姿勢には、自分を省みて、考えさせられるものがありました。
もうひとつは、没後50年記念の「棟方志功展」と地元の方々の作品を観ました。
彼の作品は、『酸ヶ湯』でも作品が展示されていました。
居は東京にあったものの、「ねぶた祭り」の時は勿論、その他の時も、頻繁に帰郷していたようです。
また、青森の企業やイベントのポスター等の仕事は断らなかった...、とも書かれてありました。こち
らの展示では、どのような作品であるかの解説が詳しく書いて有り、理解を深めるコトが出来ました。
以前、『日本民藝館』等でも観たコトはありましたが、彼だけの展覧会は初めて。
改めて、素晴らしい情熱を持って、版画に、絵に取り組まれたのだと思いました。
写真にしてしまうと、とてもコンパクトになってしまうのですが、上の写真の下側の作品は、もの凄く
巨大で、これだけのサイズを彫る等は、壮絶なお仕事です...
その他、彼の母校の小学校に寄贈した有名な作品も実物を観るコトが出来、また、それが今も尚、
小学校に飾られていることが、素晴らしい!
しまうま、個人的に...、というか、時期的に、このお彼岸の挿絵が良かったです。
県の広報誌に、毎月、知事が詠んだ俳句に挿絵を付けていた...、というもの。
忙しかったでしょうに、地元からの依頼は、本当に断らなかったんですね...
うっかり写真は無いのですが(詫)、個人的には、八戸出身の「伊藤ニ子」の作品に、心が動きま
した。2019年に93歳で亡くなられたのですが、展示されていた、最後の作品も素晴らしかった!
です↓
この方も、「佐野ぬい」同様、最後迄、自分が追求したいものを追い求めて描き続けた、その姿勢
が、深く心に刺さりました。
最後は、奈良美智。
「あおもり犬」は、ここを訪れた方は、必ずアップするので、何度も目にしており、「そんなに、
猫も杓子も撮らなくても…」と思っていたのですが、気が付いたら、自分も撮ってたwww
内側からは格子から見え、外側から、かなりの階段の登り降りが有りましたが💦、実物は大迫力!
屋外の「八角堂」にも行ってみました。事前に余り調べて行かなかったので、1周し損ねた!↓
奈良さんも「若い」と思っていたら、1959年生まれの 65歳。いつ迄も瑞々しい感性です。
個人的には、この作品が心に残りました。
また、この美術館には来てみたいです...