2013年10月6日日曜日

Gare du Nord —— Restaurent『Terminus Nord』



















Lille に向かう日、TGVのチケットを買おうと窓口に並んだら、20もある窓口の内、開いている
のはたったふたつ(おいおい...、ストですか???)。よって、長蛇の列(溜息)...
30分前には着いたのに、並んでいる間に電車は発車してしまいました(涙)。
次のTGVは一時間後――、そう思うと、日本の新幹線はスゴいですね。ほぼ5minおき。
大体満席ですしね。
ようやくチケットを買うと、丁度12時。
1時間出発が遅れてしまった分、現地でのお昼は断念。
駅を出て、直ぐ目に入った『Terminus Nord(北の最終駅)』というレストランへ☟
http://www.terminusnord.com

10min 前には電車に乗っておきたいので、手持ちの時間は30min 強。
仏国で、たったこれだけの時間でご飯を食べようというのは粗技。
メニューを見、直ぐに出して貰えそうな品を探します。丁度、ノルウェーフェアをやっていて、
その中から写真の蟹とアボカドを選び、若いギャルソンに急いでいる旨、予め伝えます。
「どうか直ぐに出て来ますように...」
と祈る間もなく、3min くらいで出て来ましたwww

外観からは分からないくらい、とても広いお店。後で調べたら、1925年の創業。
アールデコの内装。随分歴史のあるレストランでした。
Paris 市内には、こういった歴史のあるブラッスリーやレストランがありますが、どうやらこち
らはFLO 等も持つグループの傘下みたい。
しまうまが座ったのは、奥の調理場の出口の側。
食べモノも出て来て、気持ちに余裕も出来たところで、周囲を観察(職業病)。
タキシードを着た50代と思しきギャルソンが、何やら「あーせい、こーせい」と若いギャルソ
ンにガミガミ。
どうやら、ボーッと突っ立って無いで、常に自ら仕事を探せ!と言っているみたい。

徐々にお客様が案内されて入っていくのですが、よく見ると、恰幅が良く、沢山食べそうで、
お金を持っていそうなお客様は、キャリアのあるギャルソンの席に次々に案内されていきます。
若いギャルソンは、しまうまのようなあまり食べなさそうで、お金も持って無さそうな輩の担
当。入り口の案内担当も弁えてるんだなー、見た目で判断w
だし、世の常とは言え、ギャルソンの世界も厳しいですね。
年配のギャルソンたちは、こういう世界を這い上がって、残ってきた人たちなんだろうな...、
と。

で、しまうま、エスプレッソにミルクを加えた“ノワゼット” と会計を同時にお願い。
彼は、ササッと手際良くやってくれて、本当に大満足!また来たい。
お腹も満たされ、無事、TGVにも乗れて安堵。

Paris は、駅によって雰囲気が随分違います。あ、日本もそうか。
このGare du Nord はちょっと危ない。
事実、駅を出るとジプシーの女性たちが、TAXIのドアの前に立ち塞がり、降りて来るヒトに物
乞いをする強靭さ。他の駅では見られない光景。
それでも昔に比べれば、随分安全になったんですけど...

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