2013年10月5日土曜日

Palais de Tokyo『Roger Vivier』
























最終日は、Palais de Tokyo で前日から始まった『Roger Vivier』展へ☟
http://palaisdetokyo.com/fr/exposition/virgule-etc
現在、Palais de Tokyo は建物自体を改装中。
作業の音が鳴り響く中(汗)、175点もの新旧織り混じった靴が展示されていました。
展示はテーマ別。様々な年代が入り交じっていたので、時系列で観たい派(どんな派だw)の
自分には正直、観難かったのですが、展示番号とカタログを参照しながら堪能。
素敵な製品ばかり(溜息)...
国立美術学校で彫刻を専攻したRoger Vivier。先のALAIAと言い、彫刻からファッションに進む
ヒトの、独特の造形美ってありますね(☜偉そー)。
デザインが素晴らしいのは勿論ですが、それを形に出来る職人たちの存在が背景にあるコトに
感銘を受けました。

写真はYves Saint Laurent の為にデザインされたもの。
このスクエアのバックルは、Roger Vivier のアイコン的存在。
中敷が左右で違うのが素敵でした。この靴は1965年の製品。
当時のSaint Laurent のショーで、どのような?ルックのコーディネートで発表されたのか...
実際、どんな人?がこれを履いて街を闊歩したのか——、に思いを馳せました。
カッコ良かっただろうなぁ...

Roger Vivier は1998年に91歳で他界。
2002 年からBruno Frisoni がクリエイティブ・ディレクターに就任。
今回の新旧織り交ぜての展示は、Roger Vivier のDNAが脈々と受け継がれているコトを示すもの
かなぁ... 、と。
事実、「これはいつのだろう?」と思って見ると最近のモノだったり、「これは最近のかな?」
と思って見ると、生前期のモノだったり...
デザインという感性にマニュアルがある訳ではないのに、変わらないというは凄いコトです(し
みじみ)。会期は11月18日迄。入場無料。

そうそう、お向かえのMusee de l'Art Modern も改装中。
“Matisse の部屋” にALAIA の展示も☟
http://mam.paris.fr/fr/expositions/azzedine-alaia
Musee Galliera との関連。作品は数点でしたが、これらはALAIA自身が展示を望んだモノだそう
で、迫力満点。こちらも無料で、堪能(喜)。

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