2011年5月28日土曜日

かっこいい大人たち


あー、いよいよ昨日から東京も梅雨入りしましたよ(涙)。
平年より12日早く――、去年より17日も!早いそう(驚)。
かといって、早く梅雨が明けるとも思えず――、日本の亜熱帯化はより深刻になっていると言って
いいでしょうね(しみじみ)。
これから長ーーーーーい雨季の始まりです(溜息)。
“天パー”のしまうまにとっても、更~に厳しい季節が始まりました(とほ・涙)。

■ ■ ■
今日は半年保管頂いていたワードローブを取りに、高輪のカラキヤさんまで。
http://www.karakiya.com/

カラキヤさんは日本屈指のクリーニングの老舗。
元々――、仕事で数度、ご一緒させて頂く機会があり、その後、個人的にも利用させて頂くこと約
8年。
しまうま、基本手洗い。
でも末長く大切にしたい服や、組成的に洗うのがどーしても難しい服は必ずカラキヤさんにお願い
しています。
正直――、価格は普通のクリーニング屋さんよりも高いのですが、丁寧にケア頂いているお蔭で――、
軽~く10年以上持っている服多数。

先日、TVに取り上げられたらしく――、宅急便でも受け付けているようですが、
しまうまはそのスピーディさや、カウンターの方の丁寧&テキパキ度からも、絶対に来店をお薦め
します(最寄りの駅からは遠いのですが)。

しまうまはエンヤコラ♪――、
以前頂いたカラキヤ印の、不織布でできた大きなグレーのバッグに服を詰め込み、今日も電車に乗
ってトコトコ。でもその価値は本当にありますよ。
お薦めです!

■ ■ ■
その後、地下鉄で移動し、《3331 art chiyoda》へ。
先月openした《佐賀町アーカイブ》の記念イベント――、
小池一子さん、大竹伸朗さん、そして都築響一さんのトークショーへ。
http://www.sagacho.jp/ja/about/

このイベントもツイッターで知り、即!申し込みましたー!
告知後直ぐに100名が満席だったようです。

小池一子さん(ん、今の私たちには武蔵美の教授の印象が強く、“小池先生”の方がしっくりくるか
も)は勿論、存じ上げていましたが、大竹さんはしまうまの職場にかつていた派遣社員の方がもう
熱狂的!なファンで――、遅まきながら6~7年くらい前にその存在を知った程度(恥)。

都築さんも――、お名前は著名で重々存じ上げていましたが、よりリアルに知ったのは、2008年に
彼が『着倒れ方丈記』を出版した時です。
彼の功績を購入するには――、本当に遅すぎたのが、これまた恥ずかしい限り(恥)。

それにしても――、
ほぼ四半世紀に及ぶ――、というお三方の関係はお話を聞けるだけで本当に感激!しました。

1980年代――、
それまで日本で『ファイン・アート』とされていたカテゴリーと、海外でのムーブメントを感じなが
ら三人――、それぞれのキャリア、立場の違いはありつつも――、打ち出したかったアートは全く違っ
ていた。
それは都築さんも大竹さんも、小池さんに出会う前から感じていた憤りでした。

小池さんは80年代当時、世間からは距離のあった佐賀町――、という場所で個人運営としては巨大な
ギャラリー《佐賀町エギジビットスペース》をopen。
そこでエギジビションをしたのが若き日の大竹さんでした。

小池さんにとってのアートとは?との問いに――、
「アートとは命が続く限り――、自分にとっての“活動”である」と。

お三方のお話からは、80年代という時代がすごくリアルに伝わってきて、当時、まだまだ子供だった
自分が(誇張有・笑)――、
「早く大人になりたいなぁ…」
そう切望したワクワク感を牽引した一端が彼等のような大人たちだったんだなぁ――、と改めて思い
ました。

最後に――、昨今の若者の就職活動に言及した都築さん。
彼の話を聴きながら――、
今の若い方たちがマニュアル通りだったり、堅実にならざるを得ない事実を嘆いていらっしゃいまし
たが――、
それって――、
正にしまうま前後の大人たちの生き方(言動・行動)の中に、今日のお三方のような、かっよさや拓
けていくような未来を見出せないことが、原因のひとつにもあるんじゃやないか――、
そう正に今、その一端を担う自らを省みたり。

この展示は7月4日迄。

【写真:3331 art chiyodaの佐賀町アーカイブで開催中の『大竹伸朗』展】

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