2011年8月11日木曜日

『WOMEN on the TOWN 三越とパルコ、花開く消費文化』展―― アド・ミュージアム東京



今日も酷暑でした。みなさん、大丈夫ですか。

しまうまも暑さの疲労激しく――、大抵、お昼は外食をせずにお弁当を持参するのですが、ここ数日は食
後、30min は横になって午後の仕事に備えています。
消耗しますね(辟易)…
■ ■ ■

今日も仕事の後に――、
汐留・吉田秀雄記念事業財団のアド・ミュージアムで開催中の『WOMEN on the TOWN――三越とパル
コ、花開く消費文化』展を観に行きました。
しまうまは、既に何度もこのミュージアムでの展示は観て来ましたが、今回は特に興味深い展示でした。
http://www.admt.jp/

“都市の触覚である店(小売業)は、時代のトップランナーだ” ということで――、
「三越」と「パルコ」――、一見、同じステージとは捉え辛いこの二社を広告の視点から取り上げたこの展
覧会。
いずれの企業にも――、「三越」は日比翁助、「パルコ」は増田通二という――、互いに生きた時代は違え
ど、リーダー達それぞれが懸けた想いがあって――、改めて “企業は人なり”を実感しました。

よく「時代のニーズを察知して」とか、「百貨店はお客さまに “夢” を売る商売だ」と簡単に言うけれど、
彼らが取り組んで来たひとつひとつの軌跡は、正にうなります。
「百貨店は “劇場” である」と言うヒトもいて――、都市機能の中で人々にハレの場を提供し、或る高揚す
る気持ちを喚起してきたことも事実。
今の時代に見る小売業の難しさは、時代と共に生活者の希求水準が上がり、またチャネルの選択肢が
膨大に増えていることによって、その存在価値が薄まっているのだと思います。

しかし、いつの時代にも競争があり、勝者と敗者があった――。
「昔だからビジネスが容易だった」とは、決して言えません。
時代のうねりに対して、小売りはどう?応えてきたのか――、広告に興味ある方は勿論のこと、小売に従
事する方は、是非!

またフライヤーのみならず、企画展の度に発行されている冊子が素晴らしいので(無料配布)、展覧会を
ご覧になったら、お持ちになることをお薦めします。
展示は10月10日迄――、入場は無料です。

そして、お時間許しましたら――、
併設されている広告図書館も、個人的には大好きな場所。
決して大きなスペースではありませんが、広告のみならず、マーケティング、ブランディングに関する資料
が豊富です。
貸し出しはありませんが、登録をするとCOPY等を取ることもできます。
施設の方々も親切です(☚ここ大事・笑)。


【写真: 展覧会のポスター】

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