2011年8月30日火曜日

初めての国立演芸場――半蔵門



先ほどから霧雨が降り出し、雨脚も徐々に強くなってきました。
週末にかけて台風が近づいて来ているみたいで…、天気予報、注意してウォッチして
いかなきゃ!です。
■ ■ ■

昨日の人間ドックの結果に気をよくした しまうま。
手元の手帳をパラパラ見ながら、ハタッ!と。
ここ暫く映画も――、ましてや舞台も何も…、本当に何も…、観に行っていないことに気
が付きました。

既に夜も遅かったのですが、ブログをup してから性懲りも無く、いろいろ探していたら
発見(笑)。
『囃小屋featuring 扇遊、鯉昇&喜多八 9 落語睦会』――、そう落語です!
落語――、といっても、実は最初に観たのは――、今から6年前、とても最近のことです。
その上、何と!仕事の一環でした(幸運・笑)。
その後、個人的にも立て続けに4~5回は観たかなぁ。
でも、何れもお寺だったり、公民館だったり、小さな場所ばかりでしたが、今日は本当に
久し振りに観に行った上、いきなり!国立演芸場。
やー、デビューっすよ(笑)。

行こう!と思ったきっかけは――、上記のプログラムにその名前があった柳家喜多八師
匠を以前にも拝見したことがあり、その芸風がとても印象深かったからです。
web上は前日では、もうチケットは受け付けておらず――、事務所の名前があったので、
電話をしてみたら、何と!当日券有りで、今、電話で予約出来る――、とのこと(喜)。
こういうのもご縁かなぁと思い、行ってみることにしました。

きかっけとなった喜多八師匠が印象深かったのは、その何とも言えない気の抜けた具合
――、というか、本当に絶妙なんですよね。
彼はしまうまが言及するのも本当に憚られますが、学習院大学の落語研究会から、プロ
になった方で、いろいろご苦労も多かっただろうと素人でも想像するのですが、ご自身の
“努力の痕” みたいなモノを絶対に見せない方です。

常に飄々と――、飄々と。ひたすら飄々と――。

自分も年齢を経ると――、世の中って飄々と生きる――、というのは一見気楽そうに見え
て、実はとてもとても難しいということが、徐々に分かってきます。
しまうまは相当不器用に出来ていて――、ウィットに富んだジョークも言ってみたいのだけ
れど、どうも直ぐ真に受けちゃって――、ホント、センスが無いです(自己嫌悪・省)。

だから喜多八師匠の有り様は、羨ましいというか――、
や、違うな。安易に“羨ましい” とか言ってはダメですね。
彼も自身にコミットしていることがあるし――、日本のこういった伝統芸能の領域のプロフ
ェッショナリズムは、しまうまの想像を絶する世界です。

今日は、喜多八師匠含む4名の落語家さんから成る約2時間半の舞台。
久し振りに落語を聴いて、素直に笑えて――、思い掛けず、本当に豊かな時間を頂きまし
た。みなさん、本当に素晴らしかったです。
今回はVol.9――、会場も常連の方々が多いようでした。
次のVol.10――、日程が合いましたら、是非、また伺ってみたいです(熱望・笑)。


【写真:国立演芸場の入り口の提灯】

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