2013年3月12日火曜日

卒業コレクション



今日は、Paris を本校とする、ファッション専門学校の卒業制作の集大成のコレクションにお声掛け頂き、
伺って来ました(感謝)。
ここ最近は仕事と重なり、中々伺えなかったのですが、久し振りに拝見し、改めて、そのレベルの高さ
には驚き!でありました。
場所も、これまでの学内と異なり、本当の劇場のように階段のある素晴らしい会場でした(写真)。

しまうまは、相当不器用なので(自慢にならんw )、実際に服を作れる方たちを本当に尊敬しています。
でも今は、残念ながら“ファッション” では相当生き難い時代。
自分が若かった時のように、何かを表現するとか、憧れるとか――、殆ど無い上、そこそこのクオリティ
の製品がとても安価に手に入ってしまう時代。
そういう中で、意志を持って、こういう道に進もうと決めて、2年とか、3年とか――、時間を掛けて技術
を醸成させていく――、その集大成が今日、この日。
審査に通った35名の学生さんたちによるランウェイ。中には完全なるリアルクローズもあれば、限りな
くアートに近いモノもありました。
かなりの長時間に亘りましたが、しまうま、すっかり見入ってしまいました。

一点一点、とても個性的で、考え抜かれていて――、ここに至るまでにどれだけの迷いや悩み――、自分と
の葛藤があったのだろう――、と想像するだけで、感慨深いものがあります。
本当に良くないんだけれど、しまうま、歳を重ねた分、どーもファッションに対する意識が薄れがちなの
ですが(恥)、今日は彼らが“卒業制作” という形でぶつけるエネルギーをスゴク感じて、「あぁ、やっぱ
りファッションはいいなぁ、スゴイなぁ…」と、その素晴らしさを改めて感じるコト仕切り――、でありま
した。
最後に、35名の学生の方たちが全員舞台へ――、しまうま、涙、涙、涙(おいおいw)…
世の中に対するインパクトは以前のようには無いかもしれないけれど――、それでもファッションは、服
を通じて私たちにパワーを与えてくれるモノであることは確か。彼らの姿を見て、改めてそう実感!

■ ■ ■

今日は言うまでも無く、3.11. ――、しまうまもデスクでそっと黙祷。
今の私たちの日常――、街の灯りや様々な電気仕掛けのモノは、あの時のコトをすっかり忘れてしまって
いるかのよう。また便利一辺倒に戻って来て――、そして、それに慣れてしまった自分がいます。
それでも…、あの日と、あの日を境に起こったコトは、いつまでも忘れずにいたいです。

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