2011年10月13日木曜日

KOKUYO DESIGN AWARD 2011―― 品川



今日は随分涼しさを感じた一日でした。
でも本当に丁度良い感じ(嬉)!
あぁ――、この感じがずっと続いてくれると嬉しいのだけれど(無理なのは重々理解
・笑)。
■ ■ ■ ■ ■

今日は今年で9回目を迎えるという、KOKUYOさんの『KOUYO DESIGN AWARD
2011』に伺いました。
しまうま、不勉強で賞の存在を知らなかったのですが、「学びのデザイン」をテーマに
公募し、その審査結果が発表されました。
審査委員は川島蓉子さん、グエナエル・ニコラさん、佐藤可士和さん、田川欣哉さん
の日本を代表する方々4名――。
約1,600にも及ぶ、国内外の応募から厳選された方々の授賞式――、しかし、最優
秀の発表はこの場で行われる――、とあって、臨場感もありました。

それも感動的ではありましたが、最も勉強になったのは、その後に行われた審査員
の方々による“講評”で――、
入り口でもらったアンケートの中に「どの作品が良かったと思いますか」というのがあ
って、そのノミネートを聞きながら、しまうまなりに評価してみたのだけれど――、結
果、このパネルでの各審査員の発言を聞きながら、「あぁ、何と自分は表面的にしか
物事を見ていないのか」と省みました。

みなさん、実際にリアルにモノを作っておられたり、生活者そのものに向き合っている
方々だけに、完全にユーザーがどう?それを感じるか――、に専心しておられました。
それはしまうまの想像以上の緊迫感でした。

最終選考まで残ったひとつひとつの作品についての討議――、これはもう本当に勉
強になりました。
今の、この厳しい時代にも関わらず、世に名を馳せている方々は、つまりは――、彼
らのデザインの力で実績(それは如実な経済効果)を残している方々――、彼らがそ
のひとつひとつをどのように評価したのか――、を克明に話をして下さいました。
自分はモノ作りの仕事ではないけれど、その思考の仕方は本当に勉強になりました。
もう本当に凄かった(感動)!

実はこのアワードは去年は開催を取り止めたそう。
来年の開催は、今の経済環境を鑑みると未定――、のようでしたが、是非、また開催
して頂けると、そこに応募しようとする若き才能たちにとっても素晴らしいこと。
是非、記念すべき10回を迎えて欲しいなぁ――、そう思いました。

■ ■ ■ ■ ■

さてさて――、
今日の帰り道は人身事故の影響を受けました。
事故の処理そのものは終わっていて――、所謂、遅延です。
帰宅まで、いつもの2倍くらいの時間が掛かりました(やれやれ)。
その線の事故の他にも、午前中の外出中に知った鎌倉でも、友人たちのツイートでも
別の線でも人身事故が発生の模様。

先日のNew Yorkへの出張でも、成田エクスプレスを利用した同僚が事故の起こった
号に乗り合わせる事態――、
んーーー、考えさせられます。

この火曜日の朝、7時半に飛び乗った電車は、車内アナウンスで “1minの遅れ” を車
掌さんがやたら誤る顛末。
これは日常茶飯事ですが、しまうま、予てからこのコトには疑問を感じていて――、
いつぞや友人にそのことを話したら、友人は猛ラッシュの電車で毎朝通勤していて――、
「でもさー、駅員さんにその数分の遅れを詰め寄ったり、時に暴力沙汰になったりする
こともあるよ」って言っていて――、
「そっかぁ」なんて納得したりしたんですが、
やー、やっぱ、何かおかしいですよね???

確かに、出張先では地下鉄しか利用していないけれど――、人身事故なんて――、
今日みたいにそんなに100km も離れていない中で、一日の中でそうそうあるものでは
無いと思うのですが・・・

電車の遅延の根本は、電車会社が予測しえなかった一般の方々の行為――、
それに対して絶え間なく車内に響くアナウンスや、流れるテロップを見ながら――、果た
して私たちはいい方向に向かっているのだろうか――、何だかそんなことをふと・・・、
考えさせられたりして。
この議論は――、とてもスパンッ!と解のあるものではないので、ゆっくり考えたいと思
います・・・


【写真:KOKUYO本社の前の看板】

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