2012年12月12日水曜日

記憶に残る生き様



この日曜日に、日経に掲載になった野田英樹さんの勘三郎さんへの追悼文(写真)。
既に多くの方々が言及して、話題を呼んでいます。
しまうまもCOPYを取り、密かに――、何度も何度も読み返しています。

勘三郎さんと野田さん――、このふたりが同じ年!という驚きも有り、そこに書かれてある文には
情景が浮かび――、そして、そこに勘三郎さんの人生と関わった感情が入り混じって来る重厚感。
結局――、
人間が“生” を受けるということは、その“生き様” を世に晒すコトであり、共感有り、反発有り――、
の紆余曲折そのものが、生きるというコトなんだろう――、と考えさせられました。

この中で、しまうまが印象に残ったのは野田さんから勘三郎さんに対する――、
「僕は君の真っ直ぐさが好きで、君は僕の意地悪さが好きだった」
というひと言。
本当におふたりが、互いの相反するところを感じ、魅かれ合い、尊敬し合った――、そのことが一傍
観者である自分にグッと来ました。

野田さんの勘三郎さんに対する想いを目にしながら――、つまるところ、“生” ある間にどんな記憶を
人々に残すコトが出来るのか――、ヒトは勿論、主体的に自分を軸として生きていくのですが、そこ
がとても大切なんだろうなぁ。ひとつの命において、その方が有名なのか/無名なのかは、全くどう
でもいい話で・・・、だから、日々接する方々との関係も、改めて大切にしなくては・・・、と。

0 件のコメント:

コメントを投稿