2012年7月16日月曜日

SALE一考



巷では13日からSALEが本格的にスタート。
“二八”(ニッパチ)という言葉があって、昔のSALE(しまうまが幼少の頃)はその時期でしたが――、
のところ、SALEの早期化は実売期を圧迫する勢い。

6月からSALEともなれば――、実際、春先は寒い日が続いている上、6月もそんなに暑くないし…、

生活者にとっては、実際に「着たい!」と思う時期に価格がド―――ン!と下がるという。
や、事実、安いのは悪いコトではないと思います。
でも価格だけに重点を置かれるのであれば、その製品が作られる設計そのものを考え直さないと
いけないのではないか――、と思うのです。
それに――、価格に対する不信感が生まれる…、「えっ?実はこの値段だったの?」的な。
しまうまがこの仕組みを知らない生活者だったら、絶ー対!そう思う。


私たちが製品を享受できる背後には多くの方たちの手を経ている事実を――、購買者側る私
たちも、もはや“知らぬ、存ぜぬ” では通るコトは出来ない――、改めてこのコトを考えなくてはなく
てはならないのではないか…、と。
同時に、SALEの早期化は表面的には“生活者の為に” を謳い文句にしながら、メーカーや小売側
が自分たちの在庫リスクを回避したい――、その願望の顕れのような気もします。

今夏、三越伊勢丹を中心として、そこにルミネも賛同してSALE時期の原点回帰――、7月半ばを
りにしたSALEが行なわれました。
その他の商業施設では、昨年同様の6月末や7月1日を皮切りにした所も多かったようです。
そんな中、今日、本丸!伊勢丹に足を運んでみたのですが、やー、もの凄ーーーいパワー!でし
(圧倒・汗)。
実際、駅ビル各店を中心に、既に6月の時点でハウスカードの顧客向けの優待SALEもあったよう
でしたが、お客様のどういう心理を読むのか――、
どうもいつも贔屓目になってしまうのですが、三越伊勢丹の今回の英断は、ともするとズルズル
いってしまいそうだった業界のSALE時期に、SALE待ちの気運高い6月を現場の士気で乗り越え―、
SALEはスタートの時期の問題ではない――、そう一石を投じてくれたようにも思います。


【写真:あー、昨日、銀座“DOVER STREET” の sacai で買ってしまったワンピース。乳白色の樹
のような独特の素敵!な入れモノに入れて頂き――、あぁ…、買ってしまった、た、た…】

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