2011年6月1日水曜日

映画 『ブラック・スワン』

























あまりこういったメジャー映画は観ない しまうまですが…、
今日は少し時間もあって、以前から話題になっている『ブラック・スワン』を観に六本木まで。
http://movies2.foxjapan.com/blackswan/


以前、これから公開になる『水曜日のエミリア』の試写で「あぁ、この女優さんがアカデミー賞
を受賞したヒトなんだ!」と。日本ではこれから公開になる『水曜日のエミリア』は、『ブラッ
ク・スワン』に先立つ2008年に公開(7月2日 公開予定)。
http://wed-emilia.jp/

『ブラック・スワン』が2010年ですから、この2年の間に彼女がどれだけの変貌を遂げたか――、
そのプロフェッショナリズムを垣間見ることが出来ると思います(『水曜日のエミリア』では、
確かに屈折はしていたけれど、素朴な女性役でした)。

■ ■ ■
『ブラック・スワン』はですね…
やー、これは立派なホラー・サスペンスです(慄)。
全然優雅なお話ではありません(涙)。
概略――、バレエにまつわる話――、そう理解して、こんな展開を予想だにしていなかったので、
もうねぇ…、途中からシートに深ーく座り、頬を押さえ、時に耳を押さえ――、で、終了まであ
と何分だろう??? カバンの中から何度も iPhone で時間を確認しました。

この映画、超怖いっす(涙)。

怖いのは、リアルと――、ナタリー・ポートマン扮する主人公 ニナが様々な心理状況から見る幻
想の展開です。
ポスターにも『純白の野心は――、やがて漆黒の狂気に変わる』とあり、本当にどこまでがリア
ルで――、どこまでが幻想なのかの境界が無いんですよね。
そこにニナを身籠ったことにより、バレエの道を諦めた母親との…、んー軋轢とも違う...
母親の労苦が見えるから “いい子” でいようと努力するニナの姿があって、本当に考えさせられ
ました。観ている間、こういうのに弱いしまうまは常に恐怖が募ってきて、結構、厳しい映画で
した。

でも、ナタリー・ポートマンのプロフェッショナルとしての肉体改造...、多くのシーンを彼女自
身が演じた――、とありましたが、その気概には感激しました。
それはタイプは違いますが、かつて映画『エディット・ピアフ』を演じ、同様にアカデミー主演
女優賞を受賞したマリオン・コティヤールがピアフに成りきろうとしたことと、同じ道程だとも
感じました。
彼女たちの為に――、周辺のプロフェッショナルな人々が最善を尽くす――、というスタッフたち
のストーリーでもあります。

■ ■ ■
しまうまは基本、何かを観に行ったり、食べに行ったり、体験したりする時に、事前に評価をリ
サーチしません。
何故なら、ネット上はとうしてもネガティブの方にインパクトがあって、意見が引っ張られるし
(本当にこれは極めて残念。匿名サイトも含め)、いろいろな物事の感じ方は千差万別だなぁ…
って思うからです。

なので、先ほど帰宅して――、
『ブラック・スワン』についても、みなさんの評価を読んでいます。
「んー!分かる!」と共感する人もいれば、そうでない人もいて…、百人百様、本当に面白いな
ぁと。

■ ■ ■
そうそう、今日初めて!ネットで座席予約――、というのをやってみました(嬉)ー!
おいおい・・・、何を今更(呆)――、という声が背後から沢山聞こえてきますが(笑)。
やー、これは便利ですね(しみじみ)。当たり前ですね・・・、すみません(詫)。

それに今日は、“ファースト・デイ” と言って、毎月1日は六本木ヒルズ・シネマズでは1,000円!
で観賞出来ました(喜)。

レディス・デイ以外で、もしも来月、観たい映画があれば、みなさんも是非!

【写真:『ブラック・スワン』 劇場用プレス・ボード】

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