2013年1月14日月曜日

初めてのシネマ歌舞伎――『野田版 鼠小僧』





















予報通り、今日の東京は雪が降りました。や、“降った” ...、というレベルではなく(汗)、今、なお
大雪(驚)。
これまでの雪は、降り出しても程なく雨に変わる――、というモノでしたが、今日は未だ雨に変わる様
子無く、明日の朝がとても心配です。早めに出掛けなくっちゃ(焦)!
■ ■ ■

今日は、18日迄、丸の内ピカデリーで故 中村勘三郎さんを収めた映画の追悼上映をしていると知り、
三連休の最終日は雨との予報もあったので、チケットを予約し、朝一番の回『野田版 鼠小僧』を観に
有楽町まで☞ http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/
所謂、“シネマ歌舞伎”――、と呼ばれるもので――、これまでも松竹からのニュースレターで、
その存在は知っていましたが、「や、舞台は“生” じゃなきゃ!」そう思って、目に留まっていません
でした(詫)。

でも、今回初めて観て、超感動ーーー!
勿論、舞台の息遣いや躍動感には叶いませんが、劇場の大スクリーンと相俟って、大迫力!
本当に素晴らしかったです。

そして、2003年に上演されたこの演目は、本当に本当に素晴らしかったーーー!
当時、到底チケットを手に入れるコトは叶わず...、それがこんな風に観れて――、野田秀樹さんの脚本
と演出――、、素晴らしかったです!!!涙、涙・・・、でありました。
鼠小僧――、人情モノの代表格!そこに大岡越前が絡むw
で、思った。
しまうまが高校生の時から知る限り、野田さんはこういった“人情モノ” は絶対にやって来なかった。
野田さんは、いつもオーディエンスに問い掛ける――、「今、私たちの目に映る/耳に聞こえてくる世
界は、本当に正しいのか」、或いは「かつて、正しいとされたコトは本当に正しかったのか」。
今日、この映画を観て、野田さんの作品の根底には、いつもそういう問い掛けがあった――、と気が付
きました。
だから、彼が書くストーリーは二重にも、三重にも複層的に絡み合って、最後にひとつの糸に紡ぎ出
される...、でも、この歌舞伎座での演目は、勘九郎さんがいたらから、野田さんは普段なら絶ーーー対
にやらない、この “人情モノ” の領域に、或る覚悟を持って、踏み込んで行ったんじゃないかなぁ...、
って(☜柄にも無く生意気な弁w )。

それで以って、この “シネマ歌舞伎” ――、“劇場 → 映画” ということで、先入観があったコトをお詫び
したいです。もー、ひたすら感動。また伺いたいなぁ(願)…

【写真:映画館入り口の看板(少しボケてます/詫)】

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