2011年11月30日水曜日

『アーヴィング・ペンと三宅一生』展――21_21 DESIGN SIGHT



昨日の日記を――、眠さにかまけてサボリました(詫)。すみません…

さてさて――、いよいよ11月も終わります。
みなさんにとっての、この11月はどのようなものでしたか。
しまうま、毎度毎度のことではありますが、本当にアッ!という間に過ぎ去っていきました(恥)。
そして明日から12月――、本当に時間の意識がよく分からなくなります。
これが歳を重ねる――、ということなのでしょうね(しみじみ)…

今朝は、朝一番から些細に――、凹むコトが発生しましたが(涙)――、
午後の会議で、それに関連は無いのですが、しまうまよりもひと回り半の先輩の発言を
聞いて――、いろいろな修羅場を潜り抜けてきたであろう彼の、或る種の“達観”に満ち
た言動には気付きをもらい、助けられました。
■ ■ ■

萎える気持ち立て直し、夕方仕事で伺ったのが六本木ミッドタウンにある21_21 DESIGN
SIGHTで来年の4月8日迄開催中の『アーヴィング・ペンと三宅一生』展。
同僚と一緒に、仕事ということもあり、ひとつひとつを説明頂くような贅沢な時間を頂きま
した(深々感謝)。
http://www.2121designsight.jp/

写真――アーヴィング・ペン
ファッション・デザイン――三宅一生
タイポグラフィー――田中一光

1980年代の半ば~1990年代後半にかけての13年間の軌跡にスポットを当てた展覧会。
三宅一生さんが尊敬して止まなかったアーヴィング・ペン。
その彼との“プロ” としての仕事は、1983年――、米国VOGUEでの撮影から始まったのだ
そう。

しかし、一生さんご自身は、決して撮影現場に立ち会うことをせず、彼の右腕であるプレス
の北村みどりさんに一任。
彼女は一生さんとペンさんとの間に立ちながら、撮影を進めたのだそう。
パリで発表したばかりのコレクションの中から、どの服を?ペンさんに撮ってもらうかのかを
考える時、彼の想像が掻き立てられ易いものを選んだ――、というだけあって、どれも挑発
的なフォルムを呈し、実際、それを着るモデルさんたちも、アスリートやダンサーたち。
いずれの記録も――、
一着の服というものが、これほどまでにアーティスティックであったという事実と――、
それを認め、新鮮さを持って受け入れた人々がいた――、という、今のこの時代にあっては
或る種のノスタルジックな感情で処さるを得ない部分はあるかもしれませんが、
こういうモノが世に発表された時に、その商品の奥にある価値も含めて、好奇心を持って理
解しようとした生活者のリテラシーの高さは、今よりもあったのかもしれない――、と思ってみ
たり。

勿論、時計の針は戻りませんが――、
いろいろと考えさせられた貴重な時間でありました。


【写真:会場のエントランスにあったポスター】

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