2012年3月8日木曜日

映画『ピナ・バウシュ 踊り続ける命』――初3D

























そしてそして――、その後にももう一本、ヴェン・ヴェンダースの『ピナ・バウシュ 踊り続ける命』
を観ました。
ピナ、連続二本立て(喜)。
贅沢なコトに、両作品とも『有楽町 ヒューマントラストシネマ』で観ることが出来ます。
こちらは先ほどとは異なり、ヴッパタール舞踏団のプロフェッショナルのダンサー達が、これまで
のピナの代表作を踊ったり――、彼女の回想を語るという内容。

圧倒されるばかりだったのですが、映画の冒頭、印象に残ったピナの言葉があります。
――言葉にではなく、想像してもらうコトが大切。言葉で表現するのではなく、特別な何かを感じ
  取ってもらう――、それがダンスの出発点だと思う――





そしてしまうま、人生初!の3D(恥)。
やー、凄いですね(おいおい/呆)。
本当の舞台を観ているかのようでした。

実はしまうまも18年前、この舞台を一度だけ観たコトがあり、その時の衝撃は今でも忘れら
れません。独創性に溢れ――、ダンスのコトが全く分からない自分にも、剥き出しの感情で
肉体が迫ってくる――、そんな感覚です。

wikiには、彼女は癌と判ってから ほんの5日で亡くなった――、と書いてありました。
でもこれだけ身体感覚にセンシティヴな方であれば、過信では全く無く――、自分の身に起
こっている変調に、実は気づいていらっしゃったのかもしれません(しまうまの想像)。
映画では、急逝だったことに戸惑いを隠せない団員たちの気持ちが綴られています。
でも彼らの言葉からは、彼女が態度で、そして言葉で彼らのあるべき方向性を指し示し、自
分の生き様を十二分に伝えることが出来たのだ――、というコトを感じるコトが出来ました。

■ ■ ■
3Dはメガネの分、通常の映画よりも高いのですが(¥2,200)、舞台と同じ感覚――、
や、カメラが接近している分、それ以上の価値がありました。
もう一度、観に行きたい(笑)~!

朝、そしてお昼を挟んで午後に観て――、いやはやピナ満喫!の充実の一日でした。
〆て¥4,000也(汗)。なので、お昼はサンドイッチを持参(地味な努力/粛々)。
しまうまが先に観てしまった『夢の教室』は、この『踊り続ける命』の半券があると¥300引
きになるそうです。
会場で知って、軽く凹みましたが(笑)、今回、この順番で観て凄く良かったです。
配給の方々、どちらが後先――、というコトではなく、一律¥300引きになると、これからご覧
になるみなさんも嬉しいと思うので、是非、ご検討頂ければと思います(ちょっと訴えて
みるw)。


【写真:劇場のポスター】
※ホームページはこちら☟です。
http://pina.gaga.ne.jp/top.html

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