2012年1月9日月曜日
平成中村座『新春大歌舞伎』
今日は成人の日。
過去最低の成人の数――、と言いながら、街で晴れ着を見掛けると、何だか嬉しい気持ちになります。
今日も素晴らしい青空でした(喜)!
■ ■ ■ ■ ■
今日は、予てから楽しみしていた浅草の平成中村座へ。
平成中村座自体は、これまで何度か試験的に開催されてきましたが、いよいよ11月から5月迄の長期
に亘り、浅草で開催されています☟
http://www.nakamuraza.com/index.html
今日は昼の部に伺いましたが、既に地下鉄の中でお隣だった方々がチラシをしみじみ見ていて、超親
近感www
会場のキャパは最大870名!ということで、大勢の方がお見えでした。満席!
一応、事前にいろいろ見てみたけれど、会場の寒さ等、指摘されていたので、しまうま(あ、昨日か
ら一応“馬” に格上げ・笑)、ホカロンを背中に貼って、ポケットに入れてバッチ(笑)。
会場は本当に芝居“小屋”(失礼!)――、という、とてもこれまで自分が見て来た歌舞伎座での歌舞
伎とは全く異なる感じで、好感度(喜)!
何より舞台がとてつもなく近く――、オペラグラスなんて不要。
役者の方々の息遣いまで聞こえて来るようです。
今日、とても興味深かったのは清元や拍子木を打つ方等――、これまでのしまうまが観て来た舞台で
は遠過ぎて観ることの叶わなかった、芝居を構成する為の重要な音響を担当する方々の仕事振りがと
ても間近に観れたこと。本当に感動します。
今月の昼の演目は――、
●義経千本桜――鳥居前
●身替座禅
●雪暮夜入谷畦道
で、しまうまが最も楽しみにしていたのは勘三郎の『身替座禅』。
健康のことがいろいろ言われていて、とても心配していたのですが、この舞台を観て、安堵(笑)。
だし、本当に素晴らしい役者さんなのだと――、他のどの役者さんと比較しても(比較すること自体が
違うかもしれないのですが・詫)――、こう何と言うか――、演技の“奥行き”が違います。
これまでの歩み――、それは単に芸を磨く――、ということだけではない、彼が体感・体験したことの全
てが凝縮されているような感じでした。
それに報復絶倒(笑)~!
あ、あと獅堂も――、若さとバイタリティを活かして、ダイナミックで素晴らしかったです。
よく考えると、この三部の構成はとてもよく出来ていて――、
ひとつめは日の打ちどころの無い名作――、華やかな一作。
ふたつめはコメディ――、んー、身に覚えのある男性はちょっと居心地が悪いかも(笑)!
最後は誰にもどうにもすることが出来ない――、男女の切ない心のお話。
とても貴重な機会でしたが、5月迄にあと1回くらいは行きたいなぁ(行けるだろうか・遠い目)…
■ ■ ■
帰りは目の前の待乳山聖天でお参りをしました…
このお寺はとてもユニーク(笑)。
個人的にはとても好き(あ、2年前にはおみくじで凶を引いて、かな~り凹んだ記憶も・笑)!
浅草にお出掛けの際は、駅からは少し歩きますが、お薦めです!
【写真:開演前の会場――、大きな提灯が芝居に対する高揚感を引き立てます】
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